「日焼けする(suntan / sunburn)」を英語でどういうか?

日焼け
 

公開日: 最終更新日:2023.09.13

日光を浴びてこんがり日焼けすることは「suntan(サンタン)」または「sunburn(サンバーン)」などと表現されます。

日本語では日焼けの種類や段階を表す単語はないと思いますが、英語では使い分けがされています。また文化的な「日焼け」に対する感覚の違いからどちらを選ぶのか難しさがあります。

以下、例文を交えて基本的な「日焼け」に関する表現をまとめています。

suntan

suntanまたは単純にtanだけで小麦色の健康的な日焼けを意味します。読み方は「sʌ́ntǽn」です。

I got a suntan on my arms from working outside.
外で働いていたので腕が日焼けした。

「日焼けしたいなぁ」を英語で表現するにはいくつかのパターンがあります。例文をいくつか記載しますがすべて同じ意味です。tanだけで動詞で「日焼けする」の意味にもなります。

I want a suntan.

I want a tan.

I want to tan.

I want to get a tan.

I want to go tanning.

当然「日焼けしたくない」を意味するにはそれぞれにnotを加えれば成立します。全部は書きませんが以下のようになります。

I don’t want a suntan.
I don’t want a tan.
I don’t want to tan.

get some sun

太陽を手に入れるですが、意味としては「太陽の元で過ごす」または「日焼けする」のことです。日光浴と日焼けの区別は特になく、どちらの意味にもなります。

You’ve been playing video games all day. Why don’t you go outside and get some sun?
ずっと家でゲームばかりしてるね。外に出て、日の光でも浴びたらどう?

My sister is getting some sun in the backyard.
うちの妹は裏庭で日焼けしている(日光浴している)

sunburn

sunburnは赤くて痛々しい感じの日焼けです。健康的な小麦色の日焼けとは違います。画像検索をしてもらえるとわかりますが真っ赤になった痛々しい写真がいっぱいでてきます。

I fell asleep outside and got a sunburn on my face.
外で寝てしまって、顔が日焼けした。

I got a sunburn today.
今日、日焼けをしてしまった。

He got a sunburn because his arms were naked.
彼の腕がむき出しだったので彼は日焼けした。

日本語では日焼けの程度を区別する個別の言葉をあまり聞きませんが英語にはこのような区別があります。

ニュース記事でナイトプールが人気になっていることを取り上げましたが「(ナイトプールは)日焼けの心配をせずに水着で涼める」という文章をsuntan / sunburnどちらで表現するか話し合いになったことがあります。

英語としては基本的にsuntanは良いことで、みんなsuntanをしたがるポジティブな行為です。sunburnは赤く痛々しい怪我や皮膚の損傷の一種と考えてもいいと思います。

日本では女性などは特に「suntan」をそもそも嫌がっているように思える点で、どちらの言葉をとるかで迷いました。日本語にはない日焼けの段階を表す言葉なので翻訳の難しさがあります。

スティーブなど色白で海などに行き日に照らされると「suntan」にならずに、いきなり「sunburn」するそうです。そうなると段階・レベルの話ではなく、種類の話になりそうです。

結局はナレーションを担当したジェインに丸投げして選んでもらい彼女は「sunburn」を選択しています。

These are outdoor pools, but because the sun is setting you can cool down in a swimsuit without worrying about a sunburn.
これらは屋外プールだが、日が暮れているので日焼けの心配をせずに水着で涼める。

言葉の組み合わせとして、本来は健康的で好ましいことである「suntanを心配(worry)する」というのが相性が悪いのだと思います。

本・雑誌の日焼け

本や雑誌なども日の当たるところに長期間置いておくと日焼けして色あせてきますが、この場合はsuntanまたはsunburnは使わないといった意見でした。

特に表現する言葉がないので、見たままの「黄色くなった」などと描写するしかありません。

The pages in the book have turned yellow.
本のページが黄色くなった。

He put a special chemical on the paper to prevent yellowing.
彼は紙が黄色くなるのを防ぐために、特別な薬品を塗った。

bathe

batheは自分が入浴したり水を浴びたりすることや、誰かを「入浴させる」の両方に使えます。入浴させるというよりもbatheは「水を浴びる行為」の全般を指しています。読み方は【béið】です。

I bathe every day.
私は毎日、入浴する。

I bathe my dog every week.
毎週、犬を入浴させる。

したがってbathingの中には「taking a bath(バスタブにつかる)」「taking a shower(シャワーを浴びる)」「 swimming(泳ぐ)」などが含まれてきます。

正確には「水を浴びている」としかいっていないので、おそらくは「風呂」だと思いますが、シャワーだけかもしれないし、毎日泳いでいる可能性も否定できません。

そこから光などを「浴びる」といった意味でも使われています。これも日焼けすること、日光浴に近いものです。しかし肌がどうなったのかまでは触れていない表現です。

sun bathing
(日光浴のようなもの)

I bathed in the sun.
太陽の光を浴びた。

The temple was bathed in light.
お寺がライトの光を浴びた=ライトアップされていた。



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