「recap」は「要約」や「総括」といった意味で、TV番組の要約、議論やスポーツの試合の総括を指して使われます。「recapitulate」からきているそうですが、あまり元の単語が使われておらず、省略形のrecapのほうが広く使われている状況です。
capには「制限する」という意味があるのでrecapで「再び制限する、再び蓋をする」と考えることができないこともないですが、こちらもあまり使われない言葉です。この記事では「recap」の使い方を掘り下げています。
この記事の目次!
recapの意味と使い方
「要約・概括する」みたいな意味です。
もとは「recapitulate(要約・概括する)」という単語ですが、この単語はあまり使われておらず、短縮形のほうが認識されている感じです。
The news recapped the soccer game.
ニュースはサッカーの試合を総括した。
She wrote an article recapping the award ceremony.
彼女は授賞式を総括する記事を書いた。
要約、総括されたもの
また名詞で「要約、総括されたもの」みたいな使い方もできます。短い説明のことです。
I emailed a recap of the meeting to my coworker.
私は同僚に会議の要約をメールした。
Can you give me a recap of what happened on Game of Thrones?
ゲーム・オブ・スローンズで何があったかの要約をおくってくれない?
再び制限する
cap(キャップ)には「蓋をかぶせる、帽子をかぶせる」や「上限を定める、制限する」みたいな使い方があるので、その延長で re-cap(再び制限する)みたいな使い方がないわけではありません。
She re-capped the pen.
彼女は再びペンに蓋をした。
ただ、上のような表現をわざわざするか? といえば、特にする必要もないです。
She capped the pen.
彼女はペンに蓋をした。
人間観察日記とかつけている状況ならば別ですが、普通は何度ペンに蓋をしても、それは「彼女はペンに蓋をした」ぐらいで済ませます。