orient / orientation / orientedの意味と使い方

orient
 

公開日: 最終更新日:2019.12.9

orient(オリエント)は語源をたどると東の方角や太陽の方角を指して使われており、そこから現代では動詞で「正しい位置に置く」といった使われ方をします。

この語源から今では古臭くなってしまいましたが「東洋の」と言った意味にもなっています。

また企業などが行う説明会の「オリエンテーション(orientation)」や、小学校などでやったハイキングの「オリエンテーリング(Orienteering)」も仲間です。

ここでは主に動詞と形容詞の使い方をご紹介します。

orient(動詞)

orientには動詞で「~を適応させる、正しい位置に置く、正しい方向に置く」などの意味があります。使い方は以下の例文を参考にしてください。

When they took the blindfold off I took a minute for me to orient myself.
彼らが目隠しを外したとき、目を慣らすのに1分かかった。

He wants to orient the statue so that it faces south.
彼は銅像を南に向くようにしたい。

これはもともと、太陽が昇る東の方角に向くような部分に語源があります。以下、ご紹介する単語もなにかしら「方角」や「向くこと」に焦点のあたった言葉になっています。

oriented

ここから「~指向の、~を重視する、~向きの」といった意味でもよく使われます。これも方向性、向かっている方向が〇〇だという点では関連しています。

This is a youth-oriented movie.
この映画は若者向きだ。

Licca-chan is a Japanese-oriented Barbie doll.
リカちゃんは日本人向けのバービー人形だ。

There are many magazines oriented to traveling.
多くの旅行向け雑誌がある。

They are a technically oriented company.
彼らはテクノロジーに力を入れる企業だ。

この使い方は「健康志向の」などさまざまな形で登場します。特に医薬品などで「健康になる」と断定できないものなどは「health-oriented(健康志向の)」などぼかした表現としても用いられます。

Orient

少し古い言い方ですが「東アジア、東洋」を指して使われます。もともと先に書いたように太陽が昇る東の方角を指して、古くは中東を意味していたそうです。

そこから航海術などが発達して東アジアまで到達するようになると、さらに東の日本、中国、東南アジアなどに対して用いられます。

This book takes place during Marco Polo’s visit to the Orient.
この本はマルコ・ポーロが東洋を訪れたときのものだ。

This vase is one of the greatest treasures of the Orient.
この花瓶は東洋の最大の宝の1つだ。

この使い方はアガサ・クリスティーの小説『Murder on the Orient Express(オリエント急行の殺人)』などでも知られる、ヨーロッパとトルコなどを結ぶ国際列車の名前にもなっていました。広い意味で東洋、東に向かう列車の意味です。

Oriental

そのまま形容詞で「東アジアの、東洋の」といった意味になりますが、これも時代的に古臭い表現です。

I met an Oriental man in the park.
公園で東洋の男に会った。

I enjoy Oriental art and fashion.
私は東洋芸術とファッションを楽しんだ。

orientation(オリエンテーション)

名詞のオリエンテーションは「説明会」の意味で使われますが、これも進むべき方向、方角を伝えるべきイベントと考えると納得できます。

あるいは「トイレはどこですよ、休憩室はどこどこにありますよ」といった基本的なモノ、部屋の方向などを教えるイベントだと解釈することも可能です。

I can’t be late to my company’s orientation.
会社の説明会に遅刻はできない。

Our school will be holding an orientation on Wednesday for new students.
私たちの学校は水曜日に新入生向けの説明会を開いているだろう。

guidanceとorientationの違い

ガイダンスは個人の人生などに対する問題解決などの助言、アドバイスで、わりと漠然とした内容のものが多いです。オリエンテーションに比べると個人に特化した、その人のための助言みたいな意味です。

オリエンテーションは広く一般的にどんな人にでも役立つような基本的な情報の説明です。

以下の例文のようにカタカナとは少し違った使い方ができます。

My father gave me some guidance on how to deal with losing my job.
失業したことをどうするか、父親は私にいくつかのガイダンスをくれた。

A part of a priest’s job is to offer guidance.
司祭の仕事の一部はガイダンスを提供することだ。

guideline

ガイドラインはより具体的な内容を伴い、あることをするための手順などです。しかし、厳密に従うかどうかはゆだねられているケースが多いです。

The company guideline is that forms should be filled out in blue pen.
その会社のガイドラインでは、フォームは青色のペンで書かれるべきだ。

She was dressed according to the school guidelines.
彼女は学校のガイドラインによる服を着ていた。

またスポーツのオリエンテーリング(Orienteering)もコンパスと地図を使い、定められたポイントを通過してゴールまでに時間を競う競技ですが、これも方角を探すという意味で近い存在です。

   


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