否定の言葉(not / no) + at allの使い方

否定の言葉(not / no) + at allの使い方

「no」「not」といった否定の言葉と「at all」を組み合わせると、日本語の「”まったく”ない」のような強調した否定として使うことができます。almostを組み合わせた表現も存在しています。

また英会話の定番表現で「Not at all」は何かを質問された時に強い意味での否定の「NO」としても使うことができます。

このページでは「否定の言葉(not / no)」と「at all」の組み合わせによる表現を整理しています。

否定の言葉(not / no)+ at all

否定の言葉(not / no)  + at all

否定の言葉である「no」「not」と「at all」を一緒に使うと「まったくない」「ぜんぜんない」といった強調の表現になります。完全に、100%そうではないと伝える表現です。

強調しているだけなので、特になくても意味はそんなに変わりません。

例文

I’m not hungry.

私はお腹が空いていない。

例文

I’m not hungry at all.

私はまったくお腹が空いていない。

例文

That job doesn’t interest me.

あの仕事には興味がない。

例文

That job doesn’t interest me at all.

あの仕事にはまったく興味がない。

例文

There are no masks in this store.

このお店にマスクはない。

例文

There are no masks at all in this store.

このお店にマスクはぜんぜんない。

否定の単語である「never」とも組み合わせは可能ですが、notやnoほどよく見かけるわけではありません。間違いではありませんが、あえてここまで言う必要も感じられないといった程度です。

例文

I’ve never seen that show at all.

あのショーをまったく見たことがない。

at allの位置について

一部の「at all」の位置は以下のように移動することができます。

例文

I’m not at all hungry.

That job doesn’t at all interest me.

(at allの位置を変えることもできる)

しかし、位置を変えると非常にややこしくなるケースもあります。特にもともと「all」が使われている文章などややこしくなります。

例文

① That cat is not all black.

あの猫は真っ黒ではない。

(全身黒ではない)

①の例文は部分的に茶色や白が混じってる猫なんだと思います。

例文

② That cat is not black at all.

あの猫はまったく黒くはない。

(黒い部分が0である)

②の例文だと黒がどこにも入っていないことになります。そもそも言っている内容が違います。

例文

③ That cat is not at all black.

あの猫はまったく黒くはない。

(黒い部分が0である)

③の例文は②の「at all」の位置を変えただけです。しかし①と読み間違えそうになるので、「at all」の位置を変える場合には注意してください。

また形容詞や動詞の前に置く分には問題ありませんが、以下のように名詞の前に置くことはできません。

例文

There are no at all masks in this store.

(この使い方はできません)

almost + no/not + at allの使い方

almost + no/not + at allの使い方

almostを伴った形になると「100%ない」に極めて近い状態だということを表します。以下の例文で比べてみます。

例文

① There are no people here.

ここに人はいない。

例文

② There are no people here at all.

ここに人はまったくいない。

①は誰もいないことで、②は①の誰もいないことをより強く強調しています。

例文

③ There are almost no people here.

ここに人はほぼいない。

③は誰もいないに非常に近い状況、少しは人がいるけどほぼいないことです。

例文

④ There are almost no people here at all.

ここに人はほぼいない。

④は日本語に訳すと③と同じようになってしまいますが、③をより強く強調した表現です。

almost + no/not + at allの使い方

almost + no/not + at allを使った他の例文も少し書いておきます。

結局のところ「まったくないのか? 少しはあるのか?」みたいな部分が混乱します。

例文

He didn’t sing at all.

彼はまったく歌わなかった。

例文

He almost didn’t sing at all.

彼はほぼ歌わなかった。

また形容詞の場合にはalmostを組み合わせると変に聞こえます。

例文

The oven is not hot at all.

オーブンはまったく熱くない。

例文

× The oven is almost not hot at all.

(変な表現で、一般的ではありません)

以下のように名詞のheatを用いれば可能です。

例文

There is no heat in the oven at all.

オーブンはまったく熱がない。

例文

There is almost no heat in the oven at all.

オーブンはほぼ熱がない。

返事としての「not at all」

返事としての「not at all」

英会話でよく登場しますが「not at all」だけで返事として使われます。使い方は大きくわけて2つに分類することができます。

1つは上で書いてきた強調の延長にあるような考え方です。

例文

A:Do you like natto?

納豆は好きですか?

B:Not at all.

まったく(好きではありません)

例文

A:Is dinner ready yet?

夕食の準備はもうできてる?

B:Not at all.

まったく(できていないよ)

例文

A:Do you mind if I smoke?

タバコ吸ったらいやですか?

B:Not at all.

まったく(気にしないよ)

これらは「I don’t like natto at all.」「Dinner is not ready yet at all.」「I don’t mind at all.」を単に省略して言っているだけだと考えられます。

mindでの質問の答え方といった英語の答え方のややこしさはありますが、「not at all」はきっぱりと「NO」で返していることになります。

not at allの使い方の注意点

Yes / Noの質問に「not at all」を返す場合ですが、canで聞かれたものに使うと意味がはっきりしなくなります。

例文

A:Can you call Jayne?

ジェインに電話できますか?

B:Not at all.

(できない???)

例文

A:Can you lend me money?

お金貸してくれますか?

B:Not at all.

(まったく貸せない???)

イントネーションによっても変わりますが、canをどうとらえるかといった問題もあって、ネイティブスピーカーが読んでもYes / Noがはっきりしない返事になります。

どういたしましての「not at all」

「not at all」はもう1つ使い方があり「いいえ、どういたしまして」みたいな意味になります。(you’re) welcomeに近い使い方です。

ただし、この「どういたしまして」の使い方はけっこう「イギリス英語」っぽい雰囲気であって、北米ではあまり見られません。

例文

A:Thanks for the money!

あのお金をありがとう!

B:Not at all.

どういたしまして。

例文

A:Thank you for all your hard work.

必死の働きに感謝します。

B:Not at all.

どういたしまして。

日本語だと「いいよ」「気にしないよ」「どういたしまして」みたいな感じになります。

じゃあ、これは何を省略したものなのか? といえばネイティブスピーカーでもはっきりわからないそうです。ネットで調べても由来や元が何かはっきりしませんでした。

「No problem at all(まったく問題ないよ)」あたりじゃないかといった意見もあって、それは納得のいくものですが語源としてはよくわかりませんでした。

「not at all」の発音

英会話でもよく取り上げられますが「not at all」は「ノット・アット・オール」のようにはっきり発音されません。

アメリカ人など特に顕著ですが速いので「ノーラロー」のように聞こえます。イギリス人もまた特徴的で「ノタトー」のように聞こえますが、まだ聞きやすいかもしれません。

アメリカ人女性

アメリカ人男性

イギリス人女性

イギリス人男性

   


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