マストアイテム・マストバイを英語でどういうか?

must-buy

カタカナで何か絶対に必要な品物に対して「マストアイテム」や「マストバイ」といった表現が使われますが少し和製英語になっている部分があります。

結論から書けばマストバイ(must-buy)は英語でそのまま通用しますが、マストアイテム(must-item)は英語としては成立していません。

must〇〇といった形で組み合わせる場合には動詞でないと意味が成立しません。使い方をネイティブに聞いてまとめてみました。

マスト〇〇(must-動詞)の意味

must-see

mustは中学校で習いますが基本的には助動詞で「~しなければならない」の意味です。これには動詞・動作が付くことで強くお勧めすることや、とても重要であることをあらわせます。

マストバイ(must-buy)などはカタカナでもまれに聞きますがmustとbuyが組み合わさってmust-buy(買わなければならない/マストバイ)になります。

他にも「must-see(見なければならない)」や「must-read(読まなければならない)」「must-visit(訪れなければならない)」といった使い方ができます。

例文

Everyone is saying the new Netflix series is a must-see.

みんなネットフリックスの新しいシリーズは絶対に見るべきものだといっている。

例文

The website compiled a list of must-read books for 2018.

そのサイトは2018年の必読本リストをまとめた。

例文

This beach is a must-visit when travelling to New Zealand.

このビーチはニュージーランドへ旅行したときには絶対に訪れるべき場所だ。

must-seeやmust-readといった言葉そのものの品詞は名詞または形容詞です。

must(名詞)

mustだけでも使えますが、その場合はmust(~しなければならない)に対応する動詞が明確である必要があります。

mustが「絶対必要なこと、必需品」のような名詞になっているので1つの場合は「a」がつきます。

例文

When traveling overseas, bringing a passport is a must.

海外に旅行に行くときは、パスポートを持っていくことは絶対だ。

例文

If you’re going to watch a movie this weekend then Shoplifters is a must.

もしこの週末に映画を見にいくつもりなら、『万引き家族』がマストだ。

このようにパスポートなら対応する動詞はbringやhaveであり、映画ならwatchやseeが「must」であると文脈から判断できるのでmustだけでも使えます。

例文

Everyone is saying the new Netflix series is a must.

(mustの何か?)

上の文章など動画配信のネットフリックスといっているので見ることだと想像がつきますが、mustなに? みたいな疑問は少し残ります。

マストアイテムは和製英語

must

カタカナでは「マストアイテム(must-item)」のような使い方をしますが、この使い方は和製英語になっています。

基本的にはmustは助動詞であり、itemといった名詞とは組み合わさりません。

これもマスト/must(~しなければならない)とアイテム/item(品物)だけだと、その主体となる動作は何か? という話になります。

品物があったとしても「買う? 持っていく? 売る? 借りる?」などの疑問が浮かびます。

マストバイ(must-buy)の意味

マストバイ

ニュースでは観光サイトが100円均一ショップのダイソーで観光客が絶対に買うべき10のアイテムを紹介していることを、StudyNowの記事として配信しました。

ニュースの見出し

10 Daiso must-buys for visitors to Japan

日本への観光客がダイソーで絶対に買うべき10品

この10位のリストの半分が化粧品で他には「鯉の形のポーチ」「招き猫の人形」「寿司の消しゴム」「わさびとノリのお菓子」などが入っていました。

これについてナレーションを担当したアメリカ人のダイアンが不満をいっていました。

「must-buy」はけっこう強いお勧めで絶対に買うべきものを指しているので、このリストの商品を見て、この記事を書いている人の「must-buy」の感覚が私とは違うといった意見でした。

寿司の消しゴムとか必要か? といった問題もありますが、100円均一の化粧品など美容関係の商品など確かに「お買い得」「使い勝手がいい」とは表現できるかもしれません。

しかし「must-buy」は文字通り絶対に買わないといけないような商品に使うのであってこういう物に使う表現じゃないよ、というのがダイアンの意見です。

せっかく日本に旅行に来ている、もう二度と来れないかもしれない、二度と見れないかもしれない富士山、絶対に食べておきたい名物料理なら「must」ですが、そんな状況下で寿司の消しゴムに「must-buy」はないだろう・・・という話です。

ダイアンはかなりひっかかる表現だったみたいで、レコーディングのときにけっこう不満をいっていました。このあたりで日本人よりも、must-buyはもう少し重い言葉なのかもしれません。

   


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