カタカナにもなっているログ(log)ですが、基本的には何か発生したイベントなどのリスト、記録のことです。古くは船の航海記録を指していましたが、近年はコンピューター関連の通信やアクセスの履歴に使われます。
もう1つ大きな意味として丸太があり、これは丸太で組み上げたログハウス(Log house、Log cabin)のような言葉としても聞かれます。
記録を取るといった動詞での使い方も存在しているので、logの使い方をまとめてみました。
この記事の目次!
記録・航海記録
古くは船の位置やスピードなどを記録した航海日誌のようなものを指して使われていたそうです。近年ではコンピューターの記録としてもよく登場します。
データの流出やハッキングなどを受けた際にアクセスログを調べることでどこからの攻撃なのかや誰がやったことなのかを突き止めることができます。
When my computer crashed I checked the error log.
コンピューターがクラッシュしたとき、エラーログを調べた。
The police checked the trucking company’s log books for evidence of smuggling.
警察は密輸の証拠としてトラック運送会社の記録本を調べた。
(Star Trek): “Captain’s Log, Stardate 43125.8.”
艦長日誌、宇宙暦43125.8
宇宙船での探索を描いたアメリカのテレビドラマ『スタートレック』では、冒頭で艦長の記録として日付と事件の概要が語られるのがお約束になっています。
ログに加える、記録をとる(動詞)
動詞でもそのまま「ログに加える」で、何か起こったことを記録することです。
The pilot logged 40 hours of flight time before getting her license.
免許取得の前に、パイロットは40時間のフライトタイムを記録した。
He logged a new record for speed-walking.
彼は競歩の新記録を出した。
辞書には「ある距離を走行する」「航空機や船がある速度を出す」「仕事などにある時間を費やす、かける」とありますが、要するに新しいことがあって記録したと考えると、意味するところは最終的には同じようなことです。
丸太
もう1つ意味があり、「丸太」や「伐採した木」を指します。
こちらの方が意味としては古く、昔は航海の記録をつける際に木片を使って観測したり道具として使っていたそうです。そこからすでに紹介した「航海記録」としての意味につながっているため丸太のほうが古い使い方です。
He built a cabin out of logs.
彼は丸太で山小屋を作った。
She put another log on the fire.
彼女は火にさらに薪をくべた。
Many animals live in fallen logs in the forest.
多くの動物が森の中の倒れた木の中に住んでいる。