名詞のfeelの意味と使い方、feelingとの違い

 

公開日: 最終更新日:2022.09.4

feel(フィール)は動詞の「感じる」以外にも、そのまま名詞で「印象」「雰囲気」「感触、手触り」「能力」といった意味があります。これらの意味はfeeling(フィーリング)にも似た意味があり、feelとfeelingの違いが難しい要素になっています。ここでは名詞のfeelの使い方と、feelingとの違いをまとめて整理しています。

feelingについては『feeling(フィーリング)の意味と使い方』もあわせてご覧ください。

印象・雰囲気

印象・雰囲気

名詞で「印象」や「雰囲気」など何かの特徴やスタイルを表します。

例文

This building has a European feel.

この建物はヨーロッパの雰囲気がある。

例文

I love the feel of that director’s movies.

私はあの監督の映画の雰囲気が大好きだ。

feelingも同じ意味で使うことができますが、feelの方がより強く明白であることを表しています。

次の2つの例文のうち、feelを使う上の文は「ヨーロッパのスタイルがある」というはっきりとした意味合いになりますが、feelingを使う下の文は「ヨーロッパっぽい面もあるがそこまで明白ではない」といったニュアンスになります。

例文

This building has a European feel.

This building has a European feeling.

感触、手触り

何かに触れた時に感じる「感触、手触り」という意味でも使えます。

例文

I love the feel of a silk shirt.

私はシルクのシャツの手触りが大好きだ。

例文

I hate the feel of natto in my mouth.

私は納豆の食感が大嫌いだ。

ここでもfeelingを使うことは可能ですが、feelingの方が意味の幅が広く、おそらく感情的なものが多いです。feelの方がより「感触」に近いです。

次の2つの例文のうち、feelを使う上の文は「シルクのシャツの肌触りが好き」なのが明白ですが、feelingを使う下の文は「肌触りが好き」ともとれるし「そのシャツが好きだから着ていて良い気持ちになる」といったニュアンスにもとれます。

例文

I love the feel of a silk shirt.

I love the feeling of a silk shirt.

能力

「理解力、センス、判断力」といった何かをする能力に長けているという意味もあります。

例文

She has a real feel for science.

彼女は科学に対して本物の感覚を持っている。

例文

It takes about a week to get a feel for the job.

その仕事の感覚を掴むのに1週間ほどかかる。

この意味でfeelingを使うのはあまり自然ではありませんが、意味は通じます。

例文

△ It takes about a week to get a feeling for the job.

(意味はわかります)



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