exclusiveは「排他的な」といった訳がされますが簡単にいえば、他のものを寄せ付けないことであり「独占的」といった意味になります。元は動詞のexclude(反対はinclude)からです。
そこからexclusiveは「独占的・限定的」や「高級な」といった意味でも使われています。他のものを寄せ付けないことをどう解釈するかといった話です。
ここではexclusiveの使い方を中心に例文にまとめました。あわせて動詞のexcludeと、副詞のexclusivelyの使い方もまとめています。
この記事の目次!
exclusiveの意味と使い方
exclusiveはさまざまな意味があり「制限された、閉鎖的な、独占する、唯一の、高級な」として使われます。
exclusive【iksklúːsiv】
元になっているのが動詞の「exclude」であり「~を除く、除外する」といった意味です。includeの逆です。
まずそこから「独占の、限定の」といった意味合いで使われることが多いです。
This show is exclusive to Netflix.
この番組はネットフリックスのみだ。
Kit-Kat created an exclusive takoyaki flavor for Osaka.
キットカットは大阪のために限定のたこ焼き味を作った。
これらはHuluやAmazonでは視聴できないので「ネットフリックス専用・限定」を意味します。
たこ焼き味は大阪でしか買えないことになるので「大阪限定」となります。このように日本語は柔軟に対応してもいいのかもしれません。
exclusiveはポジティブな意味を感じるそうなので「〇〇独占!」みたいな宣伝文句が雰囲気としては近いのだと思います。
高級な、裕福な人向けの
何かが制限されたものを指していますが、そこから意味が広がって「高級な、裕福な人向けの」として使われることも多いです。
高級であることは、普通の人が手を出せない制限されたものであると考えることもできます。
He goes to exclusive restaurants.
彼は高級なレストランに行く。
The self-styled millionaire is often seen at exclusive restaurants and parties.
その自称・億万長者はしばしば高級レストランやパーティーで見かけられる。
排外的な
exclusiveのベースになっている意味は「排外的な」であり、認められたもの以外を拒否するような感覚です。
これは逆に考えると「認められたものだけに許される、認められたものだけのためにある」といった感じになります。
He is allowed into the most exclusive clubs in the city.
彼はその街で最も限定的なクラブに入ることができる。
上の例文などは「高級な」と考えてもいいと思いますが、根本的には「一般人・貧乏人が入れないような排他的(= 高級)」となります。
Public schools like Eton are very exclusive.
イートンのようなパブリックスクールはとても排他的だ。
イギリスの歴史あるイートン・カレッジは貴族とかが行くような学校であり、普通の人は入れないです。もちろん高いと思いますが排他的であるといえます。
秘密結社やテロ組織は入るのには高額なお金(expensive)はいらないと思いますが、人を選ぶと思うのでexclusiveな集団だと考えることはできます。その意味ではexpensiveとも少し違います。
limitedとexclusiveの違い
日本限定を意味する場合は「Japan-exclusive」を「Japan-limited」としても意味は通じるので、こちらのほうがなじみのある表現かもしれません。基本的には同じ意味です。
This contest is exclusive to Japan.
This contest is limited to Japan.
このコンテストは日本限定/独占だ。
言葉そのものにニュアンスの差が少しあります。日本語でも「独占」「専用」「限定」は少しニュアンスが違いますが、それと似たような差があります。
exclusiveは他の国を含めないことであり、日本だけ特別・独占といった日本に対してポジティブな感じです。exclusiveはその対象に対してポジティブな意味で使われる傾向があります。
limitedは日本に制限されていることであり、他の国に対してネガティブにとらえている感じが少しあります。
「limited-edition(限定版)」という言葉も一般的です。もしくは「Japan-exclusive(日本独占)」の表現を使います。
This shoe is a limited-edition.
このシューズは限定品だ。
This shoe is a Japan-exclusive edition.
このシューズは日本独占だ。
△ This shoe is an exclusive-edition.
(何に対してなのかよくわからない)
最後の例文での「exclusive-edition」の使い方は何が独占しているのか想像しにくいのですが、使われてないこともないレベルでした。
excludeの意味と使い方
動詞はexcludeで「~を除く、除外する、~を排除する」といった意味です。
ただしなぜ排除されたのか? なぜ除外されたのか? までは書いていなければわかりません。どちらが悪い、誰に責任があるともいっておらず不明です。
日本語の「排除する」だと少しきつい語感かなという感じはします。したがって「含まない、除く、~を排除する」ぐらいの中立な意味合いで考えるほうがいいケースもあります。
exclude【iksklúːd】
The children were excluded from the discussion.
その子供たちは議論から除かれた。
The other kids excluded her from games at school.
ほかの子供たちは彼女を学校でのゲームから除いた。
Employees are excluded from this contest.
従業員はこのコンテストから除外されている。
The teacher excluded him from the punishment.
先生は彼を罰則から除外した。
In school, I was excluded from parties.
学校でパーティーから締め出された。
excluding
except forと同じなので「~を除いて」となります。
He ate all his food, excluding the vegetables.
野菜をのぞいて、彼はなんでも食べた。
Excluding holidays, we are always open.
休日をのぞいて、ずっと開いています。
Excluding taxes, it costs $19.99.
税を除くと、19.99ドルです。
exclusivelyの意味と使い方
品詞が変わりますがexclusivelyは副詞でそのまま「独占的に」の意味です。onlyと考えても近いと思います。
exclusively【iksklúːsivli】
またexclusivelyにもいえますが、その理由まではよくわかりません。なぜ独占なのか、なぜ他を排除したのかは書いてなければ不明です。
These shirts are sold exclusively by Uniqlo.
これらのシャツはユニクロで独占的に売られている。
The show had an exclusively male audience.
そのショーは男性の観客独占で行われた。