eligible(資格のある)の意味と使い方

eligible(資格のある)の意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2021.05.13

eligible(エリジブル)は「資格のある、適格な」といった意味で、何かに対しての条件を満たしていることに使われます。日本語訳にする場合には状況によっては「有権者である」など柔軟に考える必要があります。

同じような意味の言葉も多く「certified」「qualified」「able」「entitle」あたりでも似たような使い方ができます。例文を比較することでこれらの単語と「eligible」の違いも整理しています。

eligibleの使い方

eligibleの使い方

基本的には「eligible」は形容詞であり、「資格がある、適格な」といった意味です。なんらかの形で条件を満たしているから資格があるといった意味です。

eligible【élidʒəbl】

選挙の場合は「有権者である」など、日本語訳は幅広く柔軟に考えることができます。

例文

I’m eligible for the position of manager.

私はマネージャーのポジションにつく資格がある。

例文

If you spend over 700 yen at 7-Eleven you are eligible to win a prize.

セブンイレブンで700円以上使うと、くじを引く資格があるよ。

例文

You must be over 18 to be eligible to play the lottery.

宝くじの購入資格は18歳以上でなければならない。

例文

He is not eligible to be the President of the USA because he wasn’t born in America.

彼はアメリカの大統領になる資格がない。なぜなら彼はアメリカ生まれではないからだ。

certified, qualifiedとeligibleの違い

certified, qualifiedとeligibleの違い

似たような言葉で「qualified」は能力面で資格があるといった意味で使われる言葉です。詳しくは『qualify / qualified / qualificationの意味の違い』にまとまっています。

また「certified」はライセンスを持っているといった意味での「資格を持っている、有資格の」といった意味です。同じく『certificate / certification / certifyの意味の違い』にまとめたものがあります。

文章を少し比較してみます。eligibleは意味としては広く、理由を説明していないやや漠然としている感じもします。

例文

He isn’t eligible to join the club.

彼はこのクラブに入る資格がない。

上の例文は以下の2通りの解釈ができます。

例文

He isn’t certified to join the club.

(ライセンス・免許を持っていないの意味)

例文

He isn’t qualified to join the club.

(能力不足や不適切なため条件を満たしていないの意味)

医師会のように医師免許がないと入れないようなクラブ・会である可能性や、プロ野球の名球会のように規定の条件を満たしていないため入れないクラブ・会かもしれません。eligibleだけだと「なぜ?」という部分までははっきりしません。

ableとeligibleの違い

もう1つ文章を比べてみます。今度は「able(~できる)」との違いです。

例文

He is eligible to work as a lawyer.

彼は弁護士として働く資格がある。

上の例文だと弁護士として必要なものが全部そろっているといった意味で解釈するという意見です。

例文

He is able to work as a lawyer.

(働ける時間がある、のように感じる)

一方でableの例文だと「弁護士として働ける時間がある」のように読めてしまうといった意見です。

つまり「資格がある」と「何かができる」は必ずしもイコールにはならないことがあります。

例えば弁護士の資格があっても、子供ができて家事育児に忙しければ、弁護士としては働けないことも普通に考えられます。

これは以下の文章と読み比べるともう少しはっきりします。

例文

She’s unable to work as a lawyer because she just had a baby.

彼女は弁護士として働くことができない。なぜなら子供ができたからだ。

例文

She’s eligible to work as a lawyer but she just had a baby.

彼女は弁護士として働く資格はある。しかし、彼女は子供ができた。

弁護士の資格があること(eligible)が、そのまま弁護士として働ける(able to work)にはなっていません。

entitleとeligibleの違い

entitleにも「~に資格・権利を与える」といった使い方があります。

例文

This coupon entitles you to one free drink.

このクーポンはあなたに1杯の無料ドリンクの権利を与える。

これもeligibleと同じような意味の文章を作ることができます。

例文

You are eligible for one free drink, because you have a coupon.

あなたは1杯無料ドリンクの権利がある。なぜならクーポンを持っているからだ。

例文

You are entitled to one free drink, because you have a coupon.

あなたは1杯無料ドリンクの権利が与えられている。なぜならクーポンを持っているからだ。

同じような意味になりますが「entitle」は「(誰かが)権利・資格を与える」といった意味合いが色濃い単語です。

例えば一部の権利・資格には、自動的に取得できるような性質のものがあります。特定の人物・組織・権威によって付与される性質の資格・条件ならば「entitle」でも問題ありませんが、世の中には勝手に条件を満たすようなものもあるので、そういった場合に「entitle」を使うと場面にそぐわないケースもあるのではないかといった意見です。このあたりの境界線としては曖昧なところで厳密なルールがあるわけではありません。



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