driven(ドリブン)はdrive(ドライブ)の過去分詞であり、形容詞では「突き動かされた」の意味で使われます。
程度や度合いの差はあれ、心の中からわきあがってくる気持ちを指しています。「やる気がある」と考えてもいいと思います。
特に様々な名詞と組み合わさってtech-driven(テックドリブン)やdata driven(データドリブン)といった表現がよく見られます。
例文を作成しているので使い方の参考にしてください。driveの使い方は『drive(ドライブ)の意味と使い方』にまとめています。
この記事の目次!
drivenの意味
「やる気のある」という意味で、motivatedと似たような意味で使われます。発音はドライブンではなくドリブンです。
driven【drívn】
driveは「運転する」の意味で知られていますが、他にも「推進する、活発にする」の意味があり「活発にする」の関連語です。
He was a driven student.
彼はやる気のある生徒だった。
She was driven to be the best athlete in the world
彼女は世界最高のアスリートになるための気持ちがあった。
ポジティブな意味ばかりではなく、心の中から湧き上がる感情全般なので悪いことに対しても使えます。その場合は「駆り立てられる、追い込まれる」ぐらいが近くなります。
He was driven to suicide by his job.
彼は仕事により自殺に追い込まれた。
The crime was driven by money.
その犯罪は金銭的な動機によるものだった。
また本題からはそれますが運転する(drive)の過去分詞でもあるので、本当に「運転する」の意味で登場するケースもあります。
She has never driven before.
彼女は一度も運転したことがない。
名詞 – driven
よく名詞とハイフンの組み合わせでも使われます。motivated byのニュアンスに近く「~に動機付けられた」といった意味です。
tech-driven(テックドリブン)やdata driven(データドリブン)などよく見かける表現ですが「テクノロジーに駆り立てられた」と考えてもいいのですが「テクノロジー主導」「データ主導」といった感じでもぴったりきます。
話し言葉だったらハイフンがあるかどうかわからないのでハイフンはなくても間違いではありませんがつけた方が読みやすいです。
My father is very career-driven.
私の父親はかなりキャリアに動機付けされている。
上の文章などは「出世欲が強い」と似たような意味です。日本語訳は柔軟に対応してもいいのではないかと思います。
People accuse the US of entering oil-driven wars.
人々は米国が石油に動機付けされた戦争に入っていくことを非難している。
In a rage-driven attack, she killed him.
怒りにまかせた攻撃で、彼女は彼を殺してしまった。
His alcohol driven party was stopped by the police.
彼のアルコール主導のパーティーは警察に止められた。
ただしまれに「Horse-driven sleigh(馬にひかれたソリ)」のように、本当の意味で馬によって引っ張られているといった意味で使うケースもあります。
副詞 + driven
他にもpoliticallyのような副詞とdrivenを同時に使うケースも多いです。
「○○的な動機による」「○○的に突き動かされた」といった訳があうかもしれません。
It was a politically driven crime.
それは政治的な動機の犯罪だった。
There are many environmentally driven changes in industry.
環境保護の動機から、産業界に多くの変化がある。