departの意味と使い方、leaveとの違い

depart

departは動詞で「出発する、離れる」などを表します。出発という意味での名詞は空港などでよく見かけるdepartureです。

動詞で使うと従来のものから「はずれる、離れる」といった意味があり、この意味での名詞は同じくdepartureで「展開、発展」として使われます。

日本語では百貨店のようなものを指して「デパート」と呼びますが英語のdepartにはこのような意味は存在していません。

このページでは「出発する、離れる」の意味での使い方をまとめています。

departとleaveの違い

departは動詞で「出発する、出る」を意味します。特に旅行や旅に出るような場合に使われます。発音は【dipɑ́ːrt】なので読み方はディパートぐらいが近いですね。

例文

The plane departs at 1:00.

飛行機は1時に出発する。

例文

The people who had departed early managed to avoid traffic.

早くに出発した人々はなんとか渋滞を避けることができた。

leaveも「出発する、去る」を意味する言葉ですが、departと置き換えて使える場合と使えない場合があります。

例文

○ He left the room.

△ He departed the room.

彼は部屋を出た。

例文

○ I leave for work at 10 o’clock.

△ I depart for work at 10 o’clock.

私は10時に仕事に出かける。

彼がもし旅行には行かないのならdepartは変な表現になります。単に部屋を出てコンビニに行くなどならばleaveを使います。仕事は特別な旅ではないので少し変です。

例文

○ We will depart for Hawaii at 10 o’clock.

○ We will leave for Hawaii at 10 o’clock.

私たちは10時にハワイに向けて出発するだろう。

このようにハワイなど明確に旅行と判断できる文脈ならばどちらでも同じ意味で使うことができます。

外れる、それる

departを動詞で使うと、いつもとは違ったようになることで「外れる、それる、離れる」を意味します。

例文

In the director’s latest movie she departed from the horror genre.

そのディレクターの最新の映画では、彼女はホラーのジャンルから外れていた。

例文

He decided to depart from his old habits and get into shape.

彼は自分の古い習慣から離れ、体調を整えることを決めた。

departed(形容詞)の意味と使い方

departedは形容詞では「亡くなった」、名詞では「故人、死者」の意味になります。これも旅立った人と考えると納得のいく表現です。発音は【dipɑ́ːrṭɪd】です。

文脈がはっきりしていれば、その場から立ち去った人、離れた人、出発してしまった人を表すことも可能ですが、多くは故人、亡くなったの意味で使われます。

例文

She still visits the grave of her departed husband.

彼女は今でも亡くなった夫の墓に訪れている。

例文

In this ceremony the departed was placed in a gold coffin.

この儀式で死者は金の棺に置かれた。

例文

She still visits the grave of her dead husband.

= She still visits the grave of her departed husband.

彼女は今でも亡くなった夫の墓に訪れている。

上の例文はどちらも同じ意味ですがdepartedの方がより丁寧な表現です。故人の表現はデリケートな部分もあり他にもdeceasedやlateなども使われます。詳しくは以下の記事にまとめています。

departure(名詞)の意味と使い方

departures

departの名詞が何かを考えると、出発という行為の名詞はdepartureだといえます。出発、出国を意味し空港の看板でもよく見かけます。発音は【dipɑ́ːrtʃər】です。

例文

The plane’s departure was delayed by a storm.

飛行機の出発が嵐で遅れた。

例文

He had to pay a departure tax.

彼は出国税を払わないといけなかった。

動詞には「外れる、それる」の意味もありましたが、これも名詞で表せます。

例文

The directors latest movie was a departure from her previous horror films.

その監督の最新作は、以前のホラー映画からの展開だった。

この場合の日本語訳をどうするのか問題はありますが、従来のものから外れていたのであるため「展開、発展、逸脱」だといえます。それが良いとも悪いとも言っていないので「展開」ぐらいでしょうか。

世界でも評価の高かった映画『おくりびと』の英語タイトルはDeparturesです。

Departures

Departures

Masahiro Motoki, Ryôko Hirosue, Tsutomu Yamazaki
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物語のストーリーもチェロ奏者であった本木雅弘演じる主人公が、田舎に帰り「旅のお手伝い」という求人の文言を旅行関係と勘違いして、納棺師になってしまうところから始まります。

英語では死に対して「departure」を使うのは通常はありません。使うとすれば非常に詩的な表現だといえます。

おくりびと(Departures)のアメリカでの反応」でも指摘されていますが、チェロ奏者から納棺師への「departure(発展、展開)」もかかっているならば、確かに秀逸な訳だといえます。

もう1つの名詞はdepartmentがあり、こちらは「部門」や「部」などの意味があります。また別の記事にdepartmentはまとめてみたいのでお待ちください。

   


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