「休み・休暇」のday off / holiday / vacationの違い

holiday

休み・休暇を表すカタカナでもおなじみのホリディ(holiday)が具体的にどのような日を指しているのかは国によって微妙に違います。

日本語の国が定めた「祝日」のほかにも、バレンタインデーのようなものもholidayの一種ですが、別にみんな働いているので休みではありません。

このような基本的な違いをカナダ人のスティーブ、イギリス人のダンにヒアリングを行いながらまとめています。

off(オフ)だけで休みになる

カタカナでも使われますが「今日はオフなんだ」のようにoffだけで休み、休暇というよりも「働かなくていい状態」全般を指して使われます。

例文

I’m off on Saturday so I can go to your party.

土曜日はオフなので、君のパーティーに行けるよ。

例文

What days do you have off?

いつが休み?

例文

When do you get off work?

何時に仕事が終わる?

文脈によっては必ずしも休みとは言い難いですが、その日が仕事から離れている状態のときを指して使われます。

take off

take offは飛行機の離陸なども含め無数に意味がありますが、その中の1つに「仕事を休む、オフを取る」の使い方があります。

haveやgetではなく、あえて「take」を使うことで本来は行く予定だったことを休んだといった意味になります。

例文

I took yesterday off, because I was sick.

昨日は休みをとった。なぜなら病気だったからだ。

例文

He asked his boss if he could take next week off.

彼は上司に来週、休んでいいか尋ねた。

day off / holidayの違い

「day off」は文字通り1日、仕事に行かなくていい日なので「休日」と考えても問題ないと思います。

例文

I do shift work at a factory so my days off change every week.

私は工場でシフト制で働いているので、毎週休日が変わる。

例文

She only gets one day off a week.

彼女は週休1日だけだ。

一般的にアメリカ英語とイギリス英語で意味が少し異なります。

北米の英語

I took a day off, because my son was sick.

息子が病気だったので、1日休みをとった。

イギリス英語

I took a holiday, because my son was sick.

息子が病気だったので、1日休みをとった。

1日の休み、短い休暇に対してイギリスでは「holiday」を使い、アメリカ・カナダの北米では「day off」を使う傾向があるという話です。ただ傾向だけの話であって、最近は境界も曖昧なのでどちらも可能性としては考えられます。

イギリス人のダンに確認してみましたが、おおよそ上の状況であっていますが、イギリスでも1日の休暇に「day off」を使うそうです。

逆にアメリカで「holiday」を使うと、1日ではなく、もうちょっと長い1週間程度の休みを指すことになります。

off day(調子の悪い日)

混同しやすい「off day」があり「ついていない日、調子の悪い日」といった意味で使われる表現です。この意味だと休暇や休みとは関係がありません。

例文

I got every question on the test wrong. I must have had an off day.

テストで全部間違えてしまった。ついてない日だったに違いない。

例文

Even on an off day, Micheal Jordan could score more points than an average player.

たとえ調子が悪い日でも、マイケル・ジョーダンは平均的な選手よりも点を稼げた。

holidayの意味(米:特別な日)

先に結論を書くとアメリカでは「holiday」が意味するのは「1週間程度の休暇」「特別な日」「祝日」のどれかです。

アメリカでholidayといえばspecial day(特別な日)と言い換えることもできます。

例文

Valentine’s Day is my favorite holiday.

バレンタインデーは私のお気に入りのホリデイだ。

ただし、このバレンタインデーはアメリカでは祝日ではありません。カレンダーとは無関係な特別な日です。したがって普通の人は働いています。

祝日:public holiday / bank holiday

これがいわゆる政府が定めた公的な「祝日」です。イギリスとアメリカで表現が異なります。

米:public holiday
英:bank holiday

例文

In Canada we have two public holidays in a row, Christmas and Boxing Day.

カナダでは2つの祝日が連続する。クリスマスとボクシングデーだ。

イギリス、カナダ、オーストラリアでは12月26日が「ボクシング・デー」という祝日になっています。

クリスマスに働いてくれた人に箱(box)を贈ったりします。元々は教会がクリスマスに受け取った寄付のプレゼントの箱を開ける日だったからだそうです。

殴り合いをするスポーツのボクシングは関係ありません。

vacation(休暇)

北米英語でvacationが指すのは「休暇」といった意味です。文脈がない場合のvacationが指すのは感覚的に1週間ぐらいに感じるそうですが、このあたりの感じ方は人によって違うでしょう。

けっこうカタカナの感覚に近い英語だといえます。

例文

I went to Paris on my vacation.

休暇でパリに行った。

例文

Students often work during their summer vacation.

学生はよく夏休みの間に働く。

例文

I have a vacation next month.

来月に休暇がある。

例文

I have a week off next month.

来月に1週間の休暇がある。

他にも同じような意味では以下の表現も可能です。

例文

I have seven days of holidays next month.

=I have seven days off next month.

来月に1週間の休暇がある。

ただしseven days of holidaysはdayがかぶっているので、ちょっと表現としては美しくないような感じがあります。

vacation(動詞)

vacationを動詞で「休暇を取る」といった意味でも使えますが、感覚的にお金持ち・セレブがバカンスに行くみたいな、傲慢で鼻につく感じがあるみたいです。

例文

She vacations in the Hamptons.

彼女はハンプトンズに休暇に行く。

The Hamptonsはニューヨーク州ロングアイランドにある、サウスフォークと呼ばれる一帯にある地名です。お金持ちの避暑地として有名です。

the Hamptons

the Hamptons

イギリスの状況

一週間程度の休みにはweek offなどの単語も使われています。

またバレンタインデーのような特別な日だけど休みではない日については、少し迷っていましたがholidayであり、たまにジョークっぽく「Hallmark holiday」とも呼ぶそうです。

Hallmark

Hallmarkは世界的に有名なグリーティングカードの会社で、バレンタインデーみたいな日にはHallmarkのグリーティングカードを買って書かなければいけないから、といった皮肉っぽい感じです。

育児休暇については以下のマタニティーの項目をご覧ください。

   


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