cry out のような基本動詞+前置詞の組み合わせは、そのままoutcryのように1つの名詞になるケースはよくあります。
使い勝手として便利だから自然とそうなったみたいなのでいくつかご紹介します。
だいたい文法が異なるだけで意味としては同じ文章が作れます。そこまで大きな違いがあるわけでもありません。
outcry / cry out
「悲鳴、怒号、激しい抗議、非難の声」を意味する言葉ですが、cry outが元になっています。
The people cried out when their leader lied to them.
(指導者が彼らに嘘をついたとき、人々は強く抗議した)
There was an outcry among the people when their leader lied to them.
(指導者が彼らに嘘をついたとき、強い抗議があった)
input / put in
カタカナでもなじみのあるインプットは、もとはput inを逆にしたもので「入力する」などの意味があります。
I put in my password.
=I input my password.
(パスワードを入力した)
inputは動詞でも使えますが、動詞の過去形にinputtedを使うかどうかは見解がわかれるそうです。
I inputted my password.
(*人によっては嫌う)
以下のように使うこともできます。
There was an error in the input data.
(入力したデータにエラーがあった)
output / put out
アウトプットもカタカナでもおなじみで「出力する」などの意味があります。
The computer put out the results of the test.
(コンピューターはテスト結果を出力した)
The computer output the results.
(コンピューターは結果を出力した)
The computer outputted the results.
(コンピューターは結果を出力した)
There was an error in the output.
(出力したものにエラーがあった)
intake / take in
元は「引き受ける」といったtake inで、名詞としては吸入(量)、摂取(量)などの医療用語としても登場します。
ほかに採用者や難民などの受け入れ全般を指す意味もあります。
The company took in five new recruits.
(会社は5人の新人を採用した)
Japan is refusing to take in more refugees.
(日本はこれ以上の難民引き受けを拒否している)
My intake of calcium is low.
(私のカルシウム摂取量は低い)
uprising
「暴動、反乱、謀反」などの意味で、動詞ではrise upです。
rise upはライザップで「立ち上がる、奮起する」の意味ですが、後ろにagainstをおくと「反抗する、抵抗する」の意味になります。
The people rose up against the dictator.
(人々は独裁者に反抗した)
There was an uprising against the dictator.
(独裁者への反抗があった)
おそらく探せばまだまだあるので、また登場したときに書き加えていきます。