brick-and-mortarの意味と使い方

ブリックアンドモルタル
 

公開日: 最終更新日:2019.12.5

brick-and-mortar(ブリック・アンド・モルタル)はレンガとレンガをつなぐモルタルのことですが、意味としてはネットに対しての「実際の店舗」として小売店などを指して使われる表現です。

文字の意味そのままではなく比喩的に使われている表現であり、実際のお店がレンガ造りかどうかは関係ありません。実際のニュースに登場した事例を交えてご紹介します。

発音は【brík】と【mɔ́ːrtər】ですが特にmortarがモルタルには聞こえないので以下の音声ファイルを参考にしてください。

brick-and-mortarの意味

文字の意味をとると「レンガとモルタルの」です。モルタルはレンガをつなぎあわせるセメントを元にした素材です。

これはビジネス用語で「実在の、(インターネットに対しての)現実世界の、実際に存在する」といった意味で使われます。

建物の外観に対して英語で「brick building(レンガ造りの建物)」と表現することはあっても、わざわざ「brick-and-mortar」とモルタルを入れて表現することはまずありません。

逆にいえば、実店舗が木造であっても、コンクリート造りであっても「brick-and-mortar store(実際の店舗)」と表現できます。

brick-and-mortarの使い方

ニュースでの使用例をご紹介します。brick-and-mortar storeやbrick-and-mortar businessといった形で登場しています。

1つはおもちゃのトイザらスが経営的に苦しくなり事業を売却するかどうか?店舗がどうなるのか?といった文脈です。

In order to stay competitive the company is planning a major restructuring. While we can expect the brand to continue, the outlook of jobs in their North American brick-and-mortar stores remains to be seen.
競争力を維持するために、会社は大規模なリストラを計画している。このブランド名が引き続くことは予想できるが、北米における実店舗という仕事の将来の展望については、現時点では不明である。

ここでのbrick-and-mortar storeとは実際のお店のことであり、もちろんトイザらスのお店はレンガ造りではありません。

もう1つのニュースはアメリカで11月25日、感謝祭の翌日はブラックフライデーと呼ばれクリスマス商戦の始まる日であることを伝える内容です。

最近はネットで買う人が増えたためブラックフライデーにお店の前に列をなす人が以前ほどではなくなったことを伝えるニュースからです。

お店が大混乱、大忙しになるのは事実ですが以前ほどではなくなった、若い人たちはネットで買い物をするようになりこれが「サイバーマンデー」と呼ばれるネット上のバーゲンセールと呼べる新しいトレンドを作っています。

This trend is likely to continue, but there are still a few years of chaos left at brick-and-mortar businesses.
この流行(ネットショッピングの流行)は続きそうだが、まだ数年は実店舗の商売は混乱のままだ。

Amazonのお店

Amazon

以前にamazonが試験的にシアトルに実在の小売店を建てましたが、本当にレンガとモルタル造りの外観になっていました。

これはちょっとしたアマゾンなりの建築的なジョーク、ユーモアです。オンラインショップのアマゾンが、本当にbrick-and-mortarでお店を作ったという遊び心の現れでもあります。

Online retailer Amazon has gone back to its roots and opened their first brick-and-mortar bookstore in a Seattle shopping center.
オンライン小売業者のアマゾンが原点に戻り、初の実在の書店をシアトルのショッピングセンターにオープンした。

この場合は実際にレンガとモルタルの外観ですが、mortar(モルタル)をつけている時点で外観の話ではなく、実在の店舗であることを意味しています。

字面を真に受けて「brick-and-mortar(レンガとモルタルの)」と使っても、字がそうなので間違いとは言い切れませんが、そういう意味ではないという話です。

逆にこういう表現は誤訳しやすい言葉であり、中途半端にわかってしまうので調べずそのままの意味で訳してしまいそうなので危ない表現なのかもしれません。

like a ton of bricks

brick(レンガ)を使った代表的な比喩で「like a ton of bricks」があり、これは「激しく、勢いよく」といった意味で「hard」に近い意味です。

例文

Because he was a celebrity, the judge came down on him like a ton of bricks.

彼は有名人だったので、裁判官は厳しく採決を下した。

例文

Problems hit the troubled company like a ton of bricks.

問題が勢いよく困難になった会社を襲った。

   


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