ニュースにたびたびaugmented reality / ARの話題が登場しています。
Augmented RealityまたはARとは「拡張現実」の略で、現実に何か別の情報を加え「拡張」表現する技術やその手法のことです。『ポケモンGO』がAR技術とGPS機能を活用し爆発的にヒットしました。
バーチャルリアリティ(VR)が現実と間違えるような仮想の空間を1から作るのに対して、ARは現実世界にデジタル情報を付け加えることを意味します。
カメラを通して覗いた世界にさまざまな情報が加えられる感じで、かつての「セカイカメラ」や「グーグル・グラス」もその1つです。
発音は以下の音声ファイルを参考にしてください。
augmented reality 【ɑɡmɛ́ntəd ri(ː)ǽləti】
augmentの意味と使い方
増やす、増加させるなどの意味が辞書に掲載されていますが、スティーブに確認してみると「ちょっと変える(change a little)」として使われるそうです。
以下に自然な形でaugmentの例文を作ってもらいました。発音は【ɔːgmént】です。
I augmented my plans so I could visit the museum when I go to Italy.
計画をちょっと変更したのでイタリアに行く時に美術館を訪問することができるかもしれない。
You have to augment your life plan.
あなたは人生設計を少し変更しなければならない。
The scientists augmented the results by adding a chemical.
科学者達は化学物質を加えることでちょっと結果を変えた。
We augmented the seating plan because another ten people were coming to the party.
私たちは席の計画を少し変更した、なぜならもう10人がパーティーに来ていたからだ。
議論・討論の意味がある名詞はargumentなので字もアクセントの位置も違います。
augment【ɔːgmént】
argument【ɑ́ːrgjəmənt】
ARのスーパーマリオ
ニュースでは往年の名作スーパーマリオをARで再現したゲームを取り上げました。
Abhishek Singh posted a video on YouTube showing an augmented reality (AR) version of Super Mario Bros. which he created using Microsoft’s HoloLens helmet.
アビシェーク・シングさんがユーチューブに、拡張現実・ARを使ったバージョンのスーパーマリオの動画を投稿した。制作にはマイクロソフト・ホロレンズ・ヘルメットが使用されている。
ファイヤーボールがうまく当たらなくて見ててもどかしい感じもあります。
ここでは公園の道をベースに拡張してマリオのステージを重ねています。
VRはvirtual reality(仮想現実)と訳されており、そもそもゼロから現実のような空間を作り上げる点で異なります。YouTubeにはVRのマリオの映像もありました。
マイクロソフト・ホロレンズ
ニュースに登場するホロレンズはマイクロソフトが開発する商品で、すでに日本でも入手が可能です。
値段は338,000円で開発者向けのキットです。今回の動画の方もこれを購入して作り上げています。
未来感のあるデモ動画が公開されています。動画の人がファイヤーボールを打っているようにハンドジェスチャーが可能です。
値段的に気軽に消費者が買って遊ぶ金額ではありませんが、もう少し時間が経過すればもっと身近なものになるのでしょうか。
今回のARのマリオの動画を見て感じるのは、場所も必要で危ない点がまず気になります。
また見る分には楽しいですが継続的にプレーするのかどうかといわれると、1回やってみたいですが、ずっと続けるのは体力的にも大変です。
ポケモンGOはヒットしましたが、ARの機能はしばらくプレーした後はOFFにするプレイヤーが大半です。
このような疑問がぱっと思いつくので、商用化に向けてはゲームとARの相性はどこまでいいのかといった課題が残りますね。