apologizeが動詞で「謝罪する、謝る」の意味で、このまま文章を完結することもできますが、「誰に謝った」「何について謝罪した」など前置詞のforやtoを使い補足情報付きで使われることも多いです。
名詞が「謝罪、おわび」を意味するapologyで、こちらも単純な名詞のほかに企業などの公的な謝罪には「issue an apology」の形もよく見られます。
イギリス英語とアメリカ英語でスペルが違ったり、複数形や三単現のSがついた時に見間違えやすい点にも注意が必要です。ここでは使い方を例文にまとめてみました。
この記事の目次!
apologizeの意味と使い方
apologizeは「謝る、謝罪する」を表す言葉です。スペルに少し注意が必要でイギリス英語では「apologise」と書きます。
発音は同じ【əpɑ́lədʒàiz】なのでアポロジャイズぐらいの読み方になります。
apologize【米】
apologise【英】
「わびる、謝る、謝罪する」の自動詞なので、誰に謝罪するや何の行為に謝罪するといったことを明言せずにそのまま文章を終わらせることができます。
The company apologized in a post on Facebook.
その会社はフェイスブックの投稿で謝罪した。
I apologized several times but she still won’t forgive me.
私は何度か謝ったが、それでも彼女は私を許さないだろう。
My sister and I made up after she apologized.
妹と私は、彼女が謝った後で仲直りした。
She admitted she was wrong and apologized.
彼女は自分が間違っていたと認め謝罪した。
He apologizes whenever he makes a mistake.
彼は間違いを犯したときはいつでも謝罪する。
apologize to 人
誰かに謝罪するといった状況を明確にするためにtoを使うことができます。
toの後ろに人を置くことで誰に対して謝るのかを示すことができます。迷惑をかけてしまった相手がtoの後ろに来ます。
I apologized to my girlfriend.
私は彼女に謝った。
I apologized to him for stealing money.
お金を盗んだことを彼に謝罪した。
apologize for/about 行為
for / aboutの後ろに行為を置くことで、その件についての謝罪になります。自分がやってしまった、相手に不快感を与える行為が来ます。
I apologized for stealing money.
= I apologized about stealing money.
お金を盗んだことを謝罪した。
I apologize for any offense I may have caused.
私は自分が起こしたかもしれないあらゆる攻撃的行為に謝罪します。
The company apologized for dumping waste in the lake.
その会社は湖への廃棄物投棄を謝罪した。
KFC has apologized for the closure by running a full page advertisement in newspapers.
KFCは新聞に1ページ全面の広告を出して休業を謝罪した。
apologize for 人
特に難しく考える必要はないんですがplay piano for you(君のためにピアノを弾くよ)といった表現と同じで、forの後ろに人を置くと「~のために謝罪する」といった意味にもなります。
I will apologize to him for you.
君のために彼には私が謝るよ。
I will apologize to my father for you about stealing money.
お金を盗んでしまったことについて、君のために私の父には私が謝罪するよ。
この場合、お金を盗んだのは「you」になります。ちょっとややこしいですが、じっくり考えてみてください。
誰かをかばうために代わりに謝罪をするような状況もあるのかもしれません。
apologize to 目的
apologize toは「~するために謝罪をする」で熟語というよりも単なる不定詞です。特に深く考えずに以下の例文のように使うことができます。
The company apologized to try to protect its integrity.
その会社は誠実さを保とうとして謝罪した。
apology(名詞)の意味と使い方
名詞はapologyで「わびること、弁明、謝罪」です。これは複数形になるので「apologies」の形で見かけることが多いです。発音は【əpɑ́lədʒi】です。
これが「apologies(名詞の複数形)」と「apologizes(動詞に三単現のS)」と形も似ているので間違えやすいです。
apologies(名詞の複数形)
apologizes(動詞に三単現のS)
特にイギリス英語では「apologises(動詞に三単現のSのイギリス表記)」となるため発音は違いますが見間違えやすいです。
I accepted his apology.
私は彼の謝罪を受け入れた。
これらはformal apology(正式な謝罪)やpublic apology(公式な謝罪、公の場での謝罪)などと一緒に組み合わさることが多いです。
issue an apology
ニュースではissue an apologyやmake an apologyのような形で「謝罪を発する、謝罪を行う」となり名詞を使って動作を表すケースも多いです。
The airline issued a formal apology to passengers who lost their luggage.
その航空会社は荷物を失った乗客に対して正式な謝罪を行った。
The airline made a public apology for the delays.
その航空会社は遅延について公式な謝罪をした。
They issued an apology for the incident.
彼らはその事件についての謝罪を出した。
They issued apologies every time the incident occurred.
彼らは事件がおこるたびに謝罪を出した。
基本的に意味は同じです。apologizeで置き換えても問題ありません。
The company issued an apology for dumping waste in the lake.
= The company apologized for dumping waste in the lake.
その会社は湖への廃棄物投棄を謝罪した。
ただしissue an apologyは対面で謝罪するよりも、その場で記者会見を開いての謝罪や声明文などによる謝罪を発行する、出すことなので、個人の謝罪に使うと変です。
I apologized to my girlfriend.
私は彼女に謝罪した。
I issued an apology to my girlfriend.
(記者会見? プレスリリース?)
「自分の彼女」に対して公的な感じで謝罪するのは普通の人はないので、置き換えると変になります。
My apologies.
My apologiesは「すみません、申し訳ない」と何かをやってしまった時に言葉として発する謝罪の言葉です。sorryと同じ意味です。
My apologies, I can’t come to your party.
= Sorry, I can’t come to your party.
申し訳ないです。あなたのパーティーには行けません。
有名な動画でBBCでの映像での中継を行っていた北朝鮮情勢の専門家が、放送中に子供が乱入してくるハプニングに見舞われました。
この動画は世界中で人気になりましたが、彼が子供が映像に乱入してきたことに「My apologies」とたびたびくちにしています。