アメリカのコンビニ事情

コンビニ
 

公開日: 最終更新日:2019.12.7

普段アメリカに住んでいる私にとって、帰国して楽しむ1つにコンビニがあります。

見るのは主に食べ物ですが、昔どこの店でも探して無かった化粧品がセブンイレブンにあった事があり、ため買いしたのを思い出しました。

2015年3月のデータによると世界でセブンイレブンの店舗数が多い国は上から順に日本、タイ、アメリカとなっています。

アメリカでは治安が悪い地域を除けば基本的に24時間営業です。

ガソリンスタンドと隣接してる所がほとんどですが、我家はコスコ(コストコ)でガソリンを入れるので、よほどドライブ途中の子供のトイレとかでない限り寄ることはまずありません。

後は夏に巨大なケースに入っている袋入りの氷を、釣りやバーベキュー等に行く前に買うくらいでしょうか。

というのも、アメリカにおけるコンビニとは、緊急時や何かのついでに寄ったり(だからガソリンスタンドと隣接が多い)、ドライブ中の飲み物やお菓子を買うくらいで、日本のように期間限定や目玉商品など「そこで売っているもの」を目的に行く所ではないのです。

ジャンクフードが多い

ジャンルでくくれば「食べ物、スナック、飲み物、日常雑貨」と同じですが、ホットフードはピザ、ホットドッグ、バッファローウィング、タコスなどのジャンクフード。

冷蔵ケースはチンして食べるハンバーガー、ブリトーやサンドウィッチ、サラダ。

特に密閉もされていない、しかもトングが無いケースにあるのは、ひからびたようなサラミ、ジャーキー、ドーナツ各種。

コーヒー・スラッシー(カキ氷の粒が細かくなったようなドロドロ状のフローズン系ドリンク)、アイスクリーム、フルーツは大抵リンゴやバナナといった感じです。

前述したようにドライブ中に寄る人が多いので、ガム、キャンディ、スナック類は多いです。仕事中に寄る人達も多い為、飲み物は巨大なエナジードリンク多種がこれでもかと並んでいます。

また行くとほぼ必ず見かけるのはタバコだけを買っていく人です。ATMはあり、宝くじも買えます。

例えば化粧品で比較すると(その類のコーナーを意識して見たことがないのでうろ覚えになりますが)化粧品と言うより簡単な衛生用品のみで、歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ、シャンプー、ティッシュ等です。

強盗が入ったりホームレスがうろついたり、何かと事件が起こるのはコンビニが多いので用事が無ければ無暗に近づかないというのもあります。

ドラッグストア

日本でコンビニに行く感覚で行くならむしろドラッグストアです。

サービスは敵いませんが、それこそメジャーな化粧品各種、食料、飲料水、キッチン用品、文房具、日曜大工、簡単な衣類、おもちゃ、ペット系、季節の装飾(ハロウィンやクリスマス等)、それに種類豊富な薬やビタミン剤を取り扱っていて、普段「無いな」と思うものはほぼ揃うかもしれません。

それとピンキリなワインも非常に多く、場所によってはアルコール度数が高いハードリカーも置いています。

私の場合は病院で処方される薬を受け取ったり、家族のインフルエンザの予防接種で利用することが多いです。

日本のコンビニサービス

一方、日本のコンビニはもはや生活から切り離せない存在で、利用可能なサービスが豊富なのは漠然と知っていましたが、具体的に調べて驚きました。

日本に住む人には当たり前のことかもしれませんが、以下のサービスが日本のコンビニで提供されています。

海外に住む人間にとっては日本のコンビニのサービスの充実度は際立っているといえます。

・ATM・郵便・銀行・ゆうパック・宅配便
・税金・国民年金・公共料金等の支払い
・行政関連(住民票の写し・印鑑登録証明書など)
・プリペイドサービス(電子マネー購入)
・ローン・キャッシング
・スキャン・コピー・FAX・プリント・名詞・年賀状・証明写真等の作成
・バス乗車券・コンサートチケットの予約・購入・発券
・資格・検定試験の申し込み、住宅地図・楽譜・芸能人のブロマイド等プリント
・通販商品受取
・宝くじやtoto購入
・Edy・携帯電話の充電

戸籍証明や住民票が取れるなんて想像もしませんでした。もはや市役所はお役目ごめんでは?更にセブンイレブン限定のサービスにいたっては下記がありました。

・Wi-Fiで高速インターネットの無料利用
・セブンネットショッピング(配送無料、クレジットカード無しでも可)
・セブンミール(お昼と夕方の1日2回、弁当やお惣菜を自宅に届けるサービス)
・会員制24時間クリーニング
・自転車向け保険加入

競争が激しい業界でセブンイレブンが上位に君臨するのが頷けますが、元々アメリカ企業だったのが81年の破綻で、イトーヨーカ堂に買収され日本企業になったというのはあまりアメリカ人には知られていないようです。

昔、日本で”お財布携帯”などが始まった当時、アメリカは到底出遅れたなと思いました。

私のように日本のコンビニにいって感動する外国人が多いのも当然と言えます。

またガンの検診が受けられるコンビニがあることで話題にもなっていました。

がん検診、コンビニで…来年度から(YomiDr)



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. トランプ大統領のツイッターの特徴・名言
  2. cultural appropriation
  3. 赤ちゃん
  4. ファックについて
  5. all-you-can-eat

最近の記事

  1. Mon / Mama / Mother「母親」を表す言葉の違い
  2. slip offとslip onの意味と使い方
  3. reticulated / reticulateの意味と使い方
  4. burn upの意味と使い方
  5. extremist / militant / terroristの意味の違い
  6. extreme(エクストリーム)の意味と使い方
  7. restraint(自制、慎み)とrestrain(拘束する、抑える)の意味と使い方
  8. sheriff(保安官)とは何をする人なのか?
PAGE TOP