frenzy(フレンジー)とは何かコントロールが効かなくなったような興奮した状況であり「熱狂、狂乱」といった訳があてられることが多いです。
特定の組み合わせがあり「feeding frenzy」は餌に群がるような動物・魚の様子を指して、しばしばメディアの狂乱のような使い方がされます。
形容詞はfrenziedで「熱狂した、狂乱した、取り乱した」です。ここではfrenzyの使い方を例文にまとめて整理しています。
frenzyの意味と使い方
frenzyは狂乱、熱狂といった意味で、状態を表すような言葉なので、「in a frenzy(狂乱の中にいる)」の形で用いられることが多いです。
読み方はフレンジーぐらいでしょうか。以下の音声ファイルを参考にしてください。
frenzy【frénzi】
He is in a frenzy over his Christmas shopping.
彼はクリスマスのショッピングの熱狂の中にいる。
There was a frenzy to buy the hot Christmas present.
いかしたクリスマスプレゼントを買う狂乱があった。
辞書には「逆上、乱心」といった訳もあり、心を取り乱している状態を指せます。
She was in a frenzy, trying to find her keys.
彼女は取り乱して、鍵を探そうとした。
feeding frenzyの意味
いくつかfrenzyを使った特有の組み合わせがあります。feeding frenzyは動物たちが餌を奪い合う様子、餌に群がるような様子を指しています。
そこから転じて、魚や動物が餌にむらがるようなメディアの狂乱などを指して比喩としても使われます。
The sharks had a feeding frenzy when the fish came near.
魚が近くにくると、サメたちは餌の奪い合いをした。
The Erika Sawajiri scandal has become a media feeding frenzy.
沢尻エリカのスキャンダルはメディアのフレンジーにつながった。
メディアが情報・ネタを求めて、群がるような様子を指しています。日本語でぴったり合う言葉がわかりませんが「メディアの狂乱」です。
buying frenzy
同じく見かけるのが「buying frenzy」で購買熱、買い物欲、買い物に対する熱狂といった意味です。
There used to be a buying frenzy when new iPhones came out.
新しいiPhoneが出ると購買熱がかつてはあった。
Black Friday doesn’t have the buying frenzies it used to have.
ブラックフライデーはかつてのような購買熱をもっていない。
frenzied(形容詞)
frenziedが「興奮した、熱狂した」といった意味での形容詞です。excitedよりも、もうちょっとハメを外した「crazy」などのほうがニュアンスとしては近いです。
しかし、先に紹介したように「in a frenzy」の形で用いられることのほうが多いです。
〇 He is frenzied over his Christmas shopping.
彼はクリスマスの買い物に血眼になっている。
この場合も「in a frenzy」の方がよく見られます。ただし書き方によっては曖昧になるケースがあります。
Justin Beiber walked through the girls in a frenzy to his hotel.
ジャスティン・ビーバーは熱狂する女の子を抜けてホテルに歩いていった。
こういう例文だと「in a frenzy」が女の子なのか? ジャスティン・ビーバーなのか? どちらが狂乱した状態なのかちょっと曖昧になります。そこで書き直すと文章が明確になります。
Justin Beiber walked through the frenzied girls to his hotel.
ジャスティン・ビーバーは熱狂する女の子を抜けてホテルに歩いていった。
これだと女の子が熱狂していることがはっきりとわかります。