book

「予約する」のbookとreserveの違い

bookは本だけではなく「~を予約する」の意味で動詞としても使われています。英語の勉強をはじめた頃にこの意味を知って驚かれた経験があるかもしれません。

またreserveにも「予約をする」という意味があり、reservationは名詞で「予約」です。

この2つの言葉の違いについてネイティブスピーカーの意見をまとめてみました。下に詳しく書いていますが「特に違いはない…」がおおよその結論です。

仮予約をどう表現するかについてはページをわけたのでお探しの方は『仮予約を英語でどういうか? いう必要は本当にあるのか?』をご覧ください。

book / reserve(予約する)

「予約する」は動詞でreserveや、make a reservationの形でも使うことができます。

①I booked a room at the Hilton Hotel.

②I reserved a room at the Hilton Hotel.

③I made a reservation at the Hilton Hotel.

①と②はまったく同じ意味になるそうです。

特にレストランならばreserve a table、ホテルならばreserve a roomとするのが通常です。ここをhotelやrestaurantにするとパーティーのような貸し切りのイメージになってしまいます。

③は厳密には「部屋」を予約したとはいっておらず「ヒルトンホテルを予約した」としかいっていません。

普通に考えて「部屋を予約した」と判断されますが、うがった見方ではヒルトンまるごと借りきった、結婚式場の会場を予約したなどの可能性も文章を読む限りは存在します。

二重予約を意味する「double booking」も同じ言葉から来ています。

古くは予約台帳が本だった頃に由来する言葉ですが、ネット予約することもbookで問題なく使えます。

bookとreserveの使い分け

日常会話レベルでは使いわける必要はなく、相互に置き換え可能な、違いを気にする必要のない言葉だとネイティブスピーカーはいっています。

特に「予約する」という動詞として使う分には違いはないと思っていいと思います。

ただ形容詞としてのreserved/ bookedの「予約された◯◯」の使い方や、語源的な部分や音の響きで使い分けがされるケースも探せば確かにあるみたいです。

bookは名前を本に記入することに由来し、reserveは予約の中でも「取っておく、蓄えておく、予定しておく、取り置きしておく」みたいなベースのイメージがあります。

例えば音の響きでいえば図書館で本を予約する場合に「book a book」といえば同じ言葉が繰り返されて変です。この場合はreserveを使うだろうとの意見です。

また以下のような従業員専用の駐車場などではreservedの表記が見られます。

この場合は「予約された駐車場」というよりも「誰かのために確保された駐車場」といった意味合いが強いからです。

reserved parking signs

駐車場など特にそうですがホテルなどと違い、伝統的に予約者や宿泊者を本に名前を記入するような性質でもないといった理由もあります。

こういった物事との相性レベルでの習慣的な使い分けは考えられます。駐車場にはbooked parkingが使われているのは見たことがないそうです。

レストランの「予約席」のサインもやはりreservedが多いです。これは形容詞で「予約された◯◯」を表す際に顕著です。bookedというサインがテーブルに置かれているのも見たことがないとスティーブは言っています。

reserved

しかし「このレストランは予約でいっぱいだった」を表現するのは①が一般的です。

①This restaurant was fully booked.

②This restaurant was fully reserved.

②の言い方が間違いではないし、こういう言い方をする人もいるかもしれませんが、一般的には①を使う人が多いそうです。このあたりになると習慣的な表現になってくるので「なぜこちらを使う」といった理由も希薄になってきます。

「予約する」という行為を表すにはreserveとbookは同じといえますが、その周辺の言葉まで広げてみると、語源や由来、表現の自然さにおいては差が多少は見られるということになります。

他サイトも調べてみると「仮予約と本予約」や「金銭の支払いがあるかないか」などで使い分けされていると記載されている例も見かけましたが、スティーブに聞く限りは「予約をする」という意味においては、そこまで意識しては使い分けないから気にしなくていいと思う、との見解です。

予約名はunder

ついでにホテルやレストランで予約名を伝えるときはunderを使うとおぼえておくと旅行でも使える英会話になります。

underは「listed in something(何かがリストに登録されていること)」に対して使うことが可能です。

I have reservation under “Smith.”
(スミスで予約しています)

この場合もスミスという名前が予約名簿にリスト登録されいるため、このようにunderを用いて表現するようです。

人と会うことにはreservationを使わない点は以下の記事にまとめています。日本語だと「歯医者を予約する」に対してreservationを使ってしまいますが、正しくはappointment です。

またこのページに以前に掲載していた「仮予約をどう英語でいうか?」については以下のページに移動しています。

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