「will」といえば助動詞の「~するつもりだ」がよく知られています。これ以外にも名詞、動詞でも存在しているのでご紹介します。
「意思」に関連する言葉なので、自分の意思を残す「遺言」といった使い方もあります。
動詞のwillの使い方
助動詞のwillとは親戚のような関係で、無関係ではないけれども別単語になっています。動詞では「(意思の力で)誰かに何かをやらせる」といった使い方があります。
She willed me to steal the car.
彼女は私に車を盗ませた。
I had to will myself to eat the natto.
私は自身を納豆を食べるように追い込まなければならなかった。
暴力や脅しではなく、なんらかの意思の力によって相手に何かをさせることです。上司の圧力とかも含まれてきます。
納豆の例文は、お客さんとして呼ばれて納豆を出されたので食べないと失礼にあたる! と思って、自分を無理に納得させて食べたような状況です。
名詞のwillの使い方
名詞だと「意思」の意味があり、有名な参考書のDUO3.0の一発目の例文に出ています。
We must respect the will of the indivisual.
個人の意思は尊重しなければならない。
恥ずかしげもなく例文を丸パクリしましたが、2つの文章の中で助動詞・名詞を使うこともできます。
Will alone will get you through.
意志だけがキミを乗り越えさせるだろう。
ほかにももっとシンプルな例文も可能です。
I don’t have the will to go on.
続けていく意志はないよ。
ほかにも「遺言」といった使い方もあります。これも個人の意思だと考えることができます。
My father left me a car in his will.
父親は遺言で車を私に残した。
あまり見ないですが「遺言を残す」みたいな動詞での使い方もできます。
My father willed his car to me.
父親は彼の車を私に残した。
goodwill(グッドウィル)
「親善、友好、善意」の意味で、目に見えないポジティブな感情のことです。いいなと思うような感情全般なので「評判」ぐらいも含まれてきます。
The company generated a lot of goodwill with the donation.
その会社は寄付と共に多くの友好的な感情・親善を生み出した。
The politician lost the goodwill of his voters after the scandal.
その政治家はスキャンダルの後で、投票者の評判を失った。
be willing to
be willing toで「~する意思がある、~する用意がある」です。
I’m willing to go into the haunted house.
お化け屋敷に入る意思はあるよ。
He is willing to play the game.
彼はそのゲームで遊ぶ意思があるよ。
基本的なニュアンスとしては「やるのは嫌ではない」「やってもいいよ」ぐらいで、そこまで積極的でもありません。
Are you willing to help me fix the car?
自動車の修理を手伝ってくれる気がある?
丁寧でもお願いしているわけでもなく、ぶっきらぼうに頼んでいるわけでもなく、日本語でぴったりニュアンスをあわせるのが難しいですね。
be willing toのメモ書き
調べきてれいませんが「be willing to」は意味としては先に書いたように「~する意思がある、~する用意がある」です。
しかし、最近になって「~をやりたがっている」みたいなより、自発的で好んでいるような意味合いで使われるケースが増えてきました。
言葉の意味が少し変化しつつある言葉のようで、少し留意してもいいかなという表現です。
形容詞:willing
形容詞はwillingで「協力的な、自発的な」の意味です。
The university asked for willing test subjects.
大学は協力的な被験者を求めた。