spontaneous / spontaneouslyの意味と使い方

spontaneous / spontaneouslyの意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2020.02.19

spontaneousは形容詞で意味としては「自然と湧き上がる、自発的な」といった訳があてられます。そのままspontaneouslyが副詞で「自発的に、自然発生して」です。

しかし「自然発生した、自発的な」といった日本語はspontaneousが持つ意味の一部分をカバーしているだけのように感じるので足りない要素もあります。

natural / naturallyといった言葉とどう違うのか? といった部分も含めてspontaneousの使い方をネイティブスピーカーにヒアリングをして例文にまとめました。

spontaneousの意味と使い方

spontaneousの意味と使い方

spontaneousは辞書で調べてみると「自然発生する、自動的に起きる」みたいな意味で掲載があります。

計画・準備がなく起こることを指しますが、ネイティブに意見を聞いてみると意味として重要なのは「sudden(急に)」の部分だといっていました。

特に準備がなく、衝動的に、急激に湧き上がったりするようなもの、特定の誰かから指示されたものではない、といった物事の全般に対して使います。笑い、怒り、笑顔から爆発、コンサートまでさまざまです。

「自然発生する」はspontaneousのごく一部をカバーする訳語のようであって、個人的には「突発的な」と考えたほうが英語の訳語としては近いような感じがします。

spontaneous【spɑntéiniəs】

例文

The band had a spontaneous concert on the street.

そのバンドは路上で突発のコンサートをした。

例文

There was a spontaneous explosion in the factory.

工場で自然発生する爆発があった。

上の例文など日本語にすると奇妙ですが、意味としては「(テロや従業員など)人が起こしたものではない、人為的ではない、計画されたものではない」といった印象を受けます。

暗に原因不明だといっているような部分もありますが、人によるものではないと判断できます。またそれが突発、急に起こったことを意味しています。

人間の性格に対してspontaneous

人間の性格に対してspontaneous

これは人に対してspontaneousを使うと、急に何かを決めるようなタイプの性格を表します。いきなり予告もなくUSJに行くぞ! ディズニーランドに行くぞ! とか、そんなタイプの人です。

例文

He is a very spontaneous guy.

彼は急に物事を決定する男だ。

spontaneouslyの意味と使い方

spontaneouslyの意味と使い方

品詞が変わって副詞になりますが、意味する部分は同じです。計画性がなく、突発的に、誰に命令されたわけではなく、自発的に急に起こったことを感じさせる言葉です。

spontaneously【spɑntéɪniəsli】

例文

We spontaneously decided to go to Europe.

私たちは急にヨーロッパへ行くことを決めた。

例文

He spontaneously proposed to her during dinner.

彼はディナーの間に急に彼女にプロポーズをした。

natural / naturallyとspontaneous / spontaneouslyの違い

natural / naturallyとspontaneous / spontaneouslyの違い

日本語にすると「自然に発生した」はnatural(ナチュラル)と同じような訳語になってしまいます。

そこでnatural / naturallyと同じような意味なのかと確認してみると「ぜんぜん違う」という話になりました。

例えば最初に出た例文はnaturalに置き換えると変です。

例文

The band had a spontaneous concert on the street.

そのバンドは路上で突発のコンサートをした。

まず上の例文のような突然やるようなコンサートを「natural concert」とはいいません。

例文

There was a spontaneous explosion in the factory.

工場で自然発生する爆発があった。

同じく「natural explosion」などは存在しません。この意味でも置き換えることは難しい別の単語だといえます。

またspontaneouslyにも同じことが当てはまり、急(sudden)であることを感じさせるケースが多いので、長い年月をかけるものには使いません。

例文

The Grand Canyon was naturally formed.

グランドキャニオンは自然に形成された。

例文

The Grand Canyon was not spontaneously formed, it took a long time.

グランドキャニオンは(急激に)自然に形成されなかった。長い時間がかかった。

spontaneity(名詞)

名詞には「spontaneity」という言葉があります。意味としては「spontaneousであること」といった感じで日本語では「自動発生すること、自発的であること、無理のない自然さ」などの訳語がありました。

一発で日本語でいい表せるような概念がない言葉だといえます。以下の例文のように使うことができます。

spontaneity【spɑ̀ntəníːəti】

例文

Spontaneity is important in a romantic relationship.

勢いは恋愛においては重要だ。

例文

The movie had a good feeling of spontaneity.

その映画はいい自発性・突発性・自然さの感覚があった。

恋愛の例文だと「勢い」みたいな感じを指しています。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. latestとlastの意味の違い
  2. cute(キュート)とpretty(プリティ)の違い
  3. 電源の「コンセント」は英語でどういうか?
  4. 外国人
  5. 英語学習クイズ!アメリカンドリーム

最近の記事

  1. sideline(サイドライン)の意味と使い方
  2. string(ストリング)の意味と使い方
  3. dischargeの意味と使い方
  4. millionaire(ミリオネア)とbillionaire(ビリオネア)の意味と使い方 
  5. intruderとburglarの意味と使い方
  6. enamor / enamour / unenamored / amorousの意味と使い方
  7. streak(ストリーク)の意味と使い方
  8. ruins(廃虚、遺跡) / ruin(崩壊) の意味と使い方
PAGE TOP