警察組織の英語まとめ

警察官

アメリカの映画などを見ているとFBIやCIAなどさまざまな警察関連の組織が登場して何をしているのかよくわからないことも多いです。

今回は警察組織の英語名称などをまとめてみました。

関連項目ではニュースに登場する犯罪用語もまとめています。

市警(都市名+Police Department)

この場合のdepartmentは「局、部、課」を指す言葉で、地域の警察を指しています。

~市警と訳されることが多く、主に管轄の市を担当する警察です。ニューヨーク市警(NYPD)が有名ですが他にもロス市警(LAPD)ボストン市警(BPD)シカゴ市警(CPD)など多くの都市に対応します。

The New York Police Department are often involved in gang violence cases.
(ニューヨーク市警はしばしばギャングの抗争に巻き込まれる)

映画の主人公は市警に所属している場合が多いですね。

・ロボコップ/ビバリーヒルズコップ → デトロイト市警
・刑事コロンボ/ラッシュアワー → ロサンゼルス市警
・ダイ・ハード → ニューヨーク市警

NYPD

state police(州警察)

自治体警察の支援、警備、州要人の警護などを行う州警察。高速道路の警備やパトロールも行います。

ニューヨークでいえば文中のニューヨーク市警とは別にニューヨーク州警察が存在しています。

police officer

制服を着た警察官を指す言葉で、パトロールをしたり道案内をしたりといった業務を行います。

I taught my daughter to find a police officer if she gets lost.
(私は自分の娘に、迷子になった時は警察官を見つけろと教えた)

policeと単純にいった場合に何を指すかは以下の記事にまとめています。

constable

ニュースで「constable」という言葉が登場して、確認してみると意味は「警察官・巡査」でした。

「police officer」と同義語だそうですが、特にこの単語を使わないといけない理由もなければ、使ってはダメな理由もない言葉です。

My son is a constable.
(私の息子は巡査だ)

There are two constables on the corner.
(角に巡査が2人いる)

犯罪者が「警察だ!」みたいなときに言う言葉ではないので、フォーマルとまではいわないまでも正式な用語です。日常で使っても問題ないそうです。

発音はkɑ́nstəblなので「カンスタブル」です。カンステイブルではないのでご注意ください。

Police detective

日本でいう刑事にあたる言葉で、制服を着ずに殺人事件などを捜査する人です。

The police detectives handling the murder case announced they have found a suspect.
(殺人事件を扱っていた刑事課は容疑者を発見したと発表した)

detectiveを辞書で調べると「刑事、探偵」という訳が掲載されていますが、刑事と探偵はまったく役割が違いますよね。

名探偵コナンの英訳は「Detective Conan」です。

普通に「detective」と言った場合、それは「刑事」を意味します。国家公務員としての制服を着ていない殺人事件などを調べる警察官です。

浮気調査の私立探偵のような場合を指すには「private investigator」「private detective」「private dick」などが使われます。

さほど意味はありませんが「あぶない刑事」の名シーンを英訳すると以下のようになります。

Taka aims a shotgun while riding a Harley‐Davidson.
(タカがハレーダビットソンに乗りながらショットガンを構える)

Whenever Yuji chases down a prep “Running Shot” is played.
(ユージが犯人を追跡するときはいつも『ランニングショット』がかかる)

FBI(連邦捜査局)

Federal Bureau of Investigationの略で日本語では「連邦捜査局」といった感じで訳されます。

複数の州に渡る広域事件やテロ・スパイなど国家の安全保障に関わる公安事件を担当します。

映画では市警とFBIの対立の構図がよく見られます。FBIの捜査官はofficerではなくagentと呼ばれています。

sheriff(保安官)

西部劇に登場するカウボーイハットの保安官が伝統的なイメージですが現在は制服を着ています。別名”county police”とも呼ぶそうです。

具体的に何をやっているのか、けっこうアメリカ独自の制度で外から見ていると警察との違いがいまいちよくわからない部分も多いです。

業務は、組織規模の大きさは州によって大きく異なるようです。管轄内における刑務所、拘置所、裁判所などの警備や管理を行うなど、治安に関連する活動を行っています。

CIA(中央情報局)

Central Intelligence Agencyの略です。諜報活動を行っている機関とされています。

広い意味では治安を維持する機関といえますが、どちらかといえば外国での情報操作や新米政権の樹立を支援するなどスパイに近い活動を行っているようです。

日本でいえば国家公安委員会に近い組織でしょう。日本では古くは共産主義者などの政治犯を取り締まったり国の秩序を保つための組織でしたが、オウム事件などの頃から国内のテロ事件に関連する調査を行っています。

どこの国というわけではなく、諜報活動や諜報機関は「intelligence」と呼ばれる一般名詞があります。

NSA(アメリカ国家安全保障局)

National Security Agencyの略で、CIAが人を使ったスパイのような行為を行っているとされるに対して、パソコンや電子機器などを使った諜報活動などを行っているみたいです。

みたいです、というのはCIAもNSAも「スパイをやっています」と明言はあまりしないので、断片的な情報になります。

元職員のエドワード・スノーデンが実態を暴露したことでも有名です。

NSAは通信の傍受をドイツ、日本、フランス、イタリア、韓国など38カ国の大使館で行っていました。マイクロソフト、アップルなど大手企業への協力要請があったことも暴露されています。

またNSAはスパイ映画さながらに、スイス人の銀行員を酒に酔わせ、酒酔い運転で警察に捕まったところで取引を持ちかけ、スパイに利用するなどの行為を政府が実行していたとスノーデンは証言しています。

この結果、スノーデンはロシアに亡命しています。彼のツイッターアカウント@Edward Snowdenで、たったひとりだけフォローしているのが@NSAGov(国家安全保障局公式アカウント)です。

SWAT(特殊火器戦術部隊)

Special Weapons And Tacticsの略です。警察や保安官で対応できない凶悪犯罪を扱う特殊部隊で、軍隊に匹敵するレベルの銃火器が配備されています。軍隊と警察の間ぐらいの「準軍事組織(paramilitary)」といった扱いになります。

SWATは市警や保安局に所属する部隊名なので、各市警によってSWATの規模が異なります。

GIGN(ジェイジェン)

フランスではGIGN(ジェイジェン)と呼ばれる部隊が有名です。

主にパリ以外の地域を担当しますが、管轄には空港や原発なども含み、ハイジャック犯や核テロなどにも対応するエリート部隊です。

GIGNの功績として有名なのが1994年12月24日に起こったエールフランス8969便ハイジャック事件です。

ナイジェリアからフランスのマルセイユで起こった武装イスラム集団によるハイジャック事件で、パリのエッフェル塔に飛行機を激突させる計画でした。

特殊部隊によるテロ鎮圧、ハイジャック事件の解決の成功例としてもあげられています。ウィキペディアの記事ですが思わず読みいってしまいます。

エールフランス8969便ハイジャック事件(wikipedia)

この事件は映画にもなっており2011年に日本でも公開されています。予告編が出ていたのでご紹介しておきます。

DEA(麻薬取締局)

Drug Enforcement Administrationの略で「アメリカ麻薬取締局」と呼ばれます。

FBIと競合することがありますが、連邦麻薬法のリードを務める主要機関で、アメリカ国外における麻薬捜査や追跡に関する単独責任を担っています。

イギリスの組織

アメリカの組織が中心になってしまいましたが、イギリスはScotland Yard(スコットランドヤード)が警視庁にあたる組織です。公式にはNSYまたはNew Scotland Yardです。

New Scotland Yard

日本語では「ロンドン警視庁」といった名称で呼ばれます。

イギリスを舞台にしたドラマや映画では頻繁に登場します。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズのシリーズなどにも名前が見られます。

アメリカのCIAにあたるのがMI6で、こちらも007のジェームズ・ボンドが所属する組織として非常に有名です。

ゴルゴ13などにも登場したり、スパイを扱った映画ではアメリカのCIA、イギリスのMI6、イスラエルのモサドなどが、秘密組織として暗躍しています。

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. コンベンション

    和製英語とカタカナ英語

    convention(コンベンション)の意味と使い方

    convention(コンベンション)などカタカナでも微妙に耳にする単…

  2. abroad / foreign

    英単語の意味と使い方

    abroad / overseas / foreign / internationalの違い

    どれも「海外に、外国に」といった意味ですが、特にabroad / ov…

  3. brand

    カタカナビジネス英語

    brand(ブランド)の英語での意味は?

    brand(ブランド)はすっかりカタカナで定着していますが名詞・動詞で…

  4. 英単語の意味と使い方

    onceの意味と使い方

    onceは大きくわけると「~するとすぐに、~した時点で(接続詞)」の意…

  5. apply(アプライ)

    カタカナビジネス英語

    apply(for / to)の意味と使い方

    apply(アプライ)は大きく意味をわけると何か仕事や学校などに対して…

  6. justの意味と使い方

    カタカナビジネス英語

    justの意味と使い方

    justは中学校で習う基本単語であり、カタカナでも「ジャストミート」「…

おすすめ記事

  1. capital-letter
  2. 匂い
  3. yera-old
  4. 赤ちゃん
  5. ハンバーグ




こんなアプリつくってます!

スペシャルカテゴリー







最近の記事

  1. smuggle(密輸する)の意味と使い方
  2. summit(サミット)の意味と使い方、peakとの違い
  3. lifespanとlife expectancyの意味の違い
  4. disputeとargue(argument)の意味の違い
  5. Tenderの意味と使い方
  6. bunch(束・房)の意味と使い方
  7. clean up / clean out / cleanの意味の違い
  8. clue(クルー)の意味と使い方




PAGE TOP