authority / authorize / authorの意味と使い方

authority

authority(オーソリティ)は語源から考えると作者・創造者を意味するauthorに行きつき、さらにさかのぼるとラテン語でoriginator(創始者)やpromoter(主催者、プロモーター)みたいな言葉に行きつきます。

author(本などの作者・作家)の意味に関連しますが、大昔は本に書かれていることが権威であり、本に書かれている内容が物事の判断に使われていたそうです。

そこから責任ある立場、権威ある立場の意味や、動詞ではお墨付きや権限を与えるauthorize(オーソライズ)といった意味に広がっています。

一通りの使い方をまとめてみましので例文を参考にしてください。authorとwriterの違いについて記述しています。

authorityの意味

authorityの意味

英語でのauthorityはさまざまな意味がありますが、権力を持った人や力、権限があることを意味する言葉になっています。これが文脈によって指す内容が異なってくるのがややこしいです。

基本的には責任のある立場の誰かを指します。責任者と考えてもいいと思います。

authorityは発音は【əθɔ́ːrəti】です。カタカナと発音が明らかに違います。

例文

Transportation authorities issued a warning in the region.

交通機関の責任者はその地域に警告を発表した。

例文

Authorities with the aviation department canceled several flights.

航空部の責任者はいくつかのフライトをキャンセルした。

authorityが可算名詞(単数か複数か)か不可算名詞かで、どの意味になるのかを判断することも可能です。

権威、専門家

可算名詞で単数形の場合はexpert(専門家)と同じように使われ「権威あるもの、権威者」を意味します。

例文

He is an authority on the Civil War.

彼は南北戦争の権威です。

例文

Her doctor is a leading authority on cancer research.

彼女の医者はがんの研究での第一人者です。

警察・政府系の組織

可算名詞で複数形の場合は「警察」や「当局」といった意味になります。当局って何? という話になりますが、行政権(権力)を持った政府管理下にあるような集団、組織を指しています。

警察を表している文章が多いですが、必ずしも100%警察ではなく、何かしらの権限をもった政府系の集団、組織であることを意味します。警察もそういった組織の一種だと考えることができます。

例文

The robber turned himself in to the authorities.

強盗が警察に自首した。

例文

The shopkeeper noticed money was missing and contacted the authorities.

店主はお金がなくなっていたことに気づき、警察と連絡をとった。

上の例文の場合は「警察」と考えてもいいと思います。

しかし例えばアメリカの広域犯罪などを捜査するFBIや諜報活動を行うCIAなどはauthoritiesですが、警察ではありませんのでPolice(ポリス)とイコールにはなりません。

また以下の例文のケースは明らかに避難指示を出したのは警察ではなく行政権がある自治体です。

例文

After heavy rains caused flooding and cut rail links, authorities in northeastern Japan issued evacuation orders for tens of thousands of residents.

大雨が洪水や線路の寸断を引き起こしたあと、日本の東北の自治体は住民数万人に避難指示を発令した。

権力者、支配者

不可算名詞だと親や教師、政府などのような、より高い力のある人「権力者、支配者」を指します。

例文

He had a problem with authority.

彼は支配者との問題を抱えていた。

親や教師などと言い争って戦っているような状況です。

例文

Punk rock urges people to rebel against authority.

パンクロックは人々に権力者に反抗するように促している。

権利、権限

have the authorityで、何かをするための力を持っていることで「権利、権限」を意味します。

例文

The president has the authority to set prisoners free.

大統領は囚人を自由にするための権限を持つ。

例文

Only our staff has the authority to access the internet on this computer.

我々のスタッフだけがこのコンピュータのインターネットにアクセスする権限がある。

力強さ、情熱

speak with authorityで、力強く話したり情熱をもって話すようなときに使われます。

例文

She is usually shy, but she speaks with authority about politics.

彼女はたいていは内気だが、政治については情熱をもって話す。

例文

The mayor spoke with authority about the drug problem in his city.

市長は都市のドラッグの問題について力強く話した。

authorize(動詞)の意味

動詞のauthorizeはそのまま「権限を与える」といった意味になります。発音は【ɔ́ːθəràiz】です。

例文

The president authorized me to use his computer.

社長は私に彼のコンピューターを使う権限を与えた。

例文

These badges authorize you to enter certain rooms.

このバッチはあなたに特定の部屋に入る権限を与える。

最近はカタカナでオーソライズも聞かないこともありませんが「よく知らないカタカナ語トップ10」の第2位に入っています。

authorized / unauthorized

authorized / unauthorizedの意味

過去分詞がそのまま形容詞で「権限を与えられた、公認の」といった意味になります。

例文

Only authorized personnel can enter here.

権限のある職員のみここに入ることができる。

unauthorizedで逆の意味の「権限のない、許可のない」になります。

例文

Unauthorized personnel cannot enter here.

権限のない職員はここに入ることができない。

例文

Unauthorized breeding of wild birds can have harmful effects on the environment.

許可のない野鳥の飼育は環境に有害な影響を与えうる。

authorの意味

authorとwriterの違い

authorは「作者、著者、執筆者」の意味ですが、よく使われるのが「本の執筆者、本の著者」に対してです。発音は【ɔ́ːθər】です。

authorizeなどの言葉の語源になりますが、大昔はネット検索などなかったので、何かわからないことがあった場合に本の知識に頼ります。本に書かれていることが物事の良し悪しを判断する基準になっていたそうです。

例文

He is the author of many bestselling novels.

= He is the writer of many bestselling novels.

彼は多くのベストセラー小説の作者だ。

authorとwriterの違いは、authorのほうが絵や音楽の作者など広く意味がとれる点にあります。文脈によってはauthorとwriterは同じ人を指します。

しかし、authorが使われるのは本の作者が一般的です。画家ならpainter、作曲家ならcomposerなどもより具体的な言葉あるので、あえてauthorを使う理由がありません。使っても間違いではありません。

authorが本の作家、ライター以外の意味で用いられるとすれば、計画などの立案者で特に悪事の立案者、発案者に対してです。

例文

The judge determined that he was the author of the conspiracy.

裁判官は彼がその陰謀の立案者であったと判断した。

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. サクセス

    英単語の意味と使い方

    success, succeed, succession, successfulの違い

    英語の勉強をはじめたばかりの頃には、このsucceedとsuccess…

  2. 指示・命令

    日本語から英語へ

    「命令する」のcommand / order / demand / directの違い

    「命令、指令、指示」を表す英語はcommand / order / d…

  3. カーブ

    和製英語とカタカナ英語

    「カーブ」のcurb / curve / carve / carbの違い

    カタカナにしてしまうと全部が「カーブ」になってしまう、日本人にとっては…

  4. ユニーク

    和製英語とカタカナ英語

    unique(ユニーク)とuniquelyの意味と使い方

    カタカナでもおなじみの「unique (ユニーク)」ですが、英語では大…

  5. regard

    英単語の意味と使い方

    regard / regardingの意味と使い方

    regardという単語は語源をたどると最も古いのがフランス語でre(再…

  6. gmo

おすすめ記事

  1. お客さん
  2. mimic
  3. 日本人と無神論
  4. 炎上
  5. accident / incident




こんなアプリつくってます!

最近の記事

  1. outlaw(アウトロー)の意味と使い方
  2. dining(ダイニング)とdineの意味と使い方
  3. tailorの意味と使い方、オーダーメイドとの違い
  4. demonstration(デモンストレーション)の意味と使い方
  5. live(ライブ:形容詞)の意味と使い方
  6. volunteerの意味と使い方、ボランティアは無償なのか?
  7. life(ライフ)の意味と使い方
  8. seed(シード・種)とseedyの意味と使い方




  1. 先輩を英語でいう

    日本語から英語へ

    先輩を英語でどういうか? senior(シニア)で良いのか?
  2. hygiene / sanitationの違い

    英単語の意味と使い方

    hygiene / sanitationの意味の違い
  3. エレメント

    英単語の意味と使い方

    英語のelement(エレメント)が意味するものは?
  4. ストレッチ

    英単語の意味と使い方

    stretch(ストレッチ)の意味を考える
  5. コンセント

    和製英語とカタカナ英語

    電源の「コンセント」は英語でどういうか?
PAGE TOP