nauseaは名詞で「吐き気、嘔吐感」のことです。確かに医療用語ではありますが、日常でも使われる言葉の範疇です。形容詞がnauseousで「吐き気がする」といった意味で、sickに近い使い方ができます。ここではnausea、nauseous、nauseatingの3つの言葉の使い方を整理しています。
nauseaの意味と使い方
胃が気持ち悪い感じ、吐きそうな感じのことで、名詞で「吐き気、嘔吐感」の意味です。発音、読み方は以下の音声ファイルを参考にしてください。
nausea 【nɔ́ziə / nɔ́siə】
Nausea is a common side-effect of this medicine.
吐き気はこの薬のよくある副作用です。
He was overcome with nausea after riding the roller coaster.
彼はジェットコースターに乗ったあとに、吐き気にやられた。
nauseousとnauseatingの意味と使い方
形容詞はnauseousで「吐き気を催す、むかむかする」を意味します。次のnauseatingとの違いにもなりますが、nauseousは吐き気を感じている側が使う言葉です。
I get nauseous whenever I ride boats.
船に乗ると必ず吐き気を催す。
I shouldn’t have eaten that. Now I feel nauseous.
あれは食べるべきじゃなかった。いま吐き気がしている。
Before losing consciousness she said she felt nausea and dehydration.
意識を失う前に彼女は吐き気と脱水症状を感じると言った。
形容詞の「sick」にも同じく「吐き気がする」といった意味がありますが、sickは吐き気も含んだもう少し幅広い曖昧な気分の悪さを指せるのに対して、nauseousは明確にピンポイントで「吐き気」といっている点で違いがあります。
nauseatingの意味と使い方
同じく形容詞ですが、こちらは他の人に「吐き気を催させる、むかつかせる」の意味になります。nauseatingは吐き気を感じさせている側(気持ち悪いもの)に使う言葉です。
A nauseating smell came from the factory.
吐き気を催させる匂いがその工場から来ていた。
The movie was full of nauseating violence.
その映画は吐きそうになるほどの暴力でいっぱいだった。