joinとjoin inの違い、「ジョインする」の意味

join(ジョイン)
 

公開日: 最終更新日:2022.08.4

joinとjoin inの違いは、joinが人の集団、チーム、グループなどの参加に使われるのに対して、join inは活動・アクティビティに対して使われるという差があります。

しかし、ダンスのように踊っている人々の集団とも、踊るという行為・活動ともとれるような境界線が曖昧な言葉がいくつかあります。人によってどちらを使うか解釈に幅のある表現だといえます。

ここ数年のスタートアップ企業の流行りで「〇〇にジョインしました!」をよく見かけますが、これについても解説しています。

joinの使い方

joinは普通は人、グループ、チームなどに参加する場合に使われる言葉です。スポーツチームの他にも軍隊や宗教など人々が集まって成立するもの全般を指せます。

例文

He asked me to join the basketball team.

彼は私にバスケのチームに参加するように頼んだ。

例文

He joined the Chicago Bulls.

彼はシカゴ・ブルズに入団した。

例文

He quit his job with the government and joined the private sector.

彼は政府の仕事をやめて、民間企業に入った。

例文

If you satisfy the conditions, you can join the club.

もしあなたが条件を満たせば、クラブに入会できます。

例文

He left the comfort of his home to join the army.

彼は居心地の良い家を出て軍隊に参加した。

例文

Everyone must join the military when they come of age in this country.

この国ではみんな成人に達したら、軍隊に入隊しなければならない。

例文

My sister moved to Los Angeles and joined some weird cult.

妹はロサンゼルスに引っ越して、奇妙なカルトに入った。

直接、人を目的語にとると「(ある行動をするために)一緒になる、合流する、落ち合う」といった意味になります。

例文

I joined her for dinner.

夕食のために彼女と合流した。

以下はニュースに登場した『魔女の宅急便』をモデルにしたパン屋さんの店頭のデコレーションの話です。

例文

The entrance is decorated with Jiji, the black cat who joins Kiki as she sets up a courier service while staying at a bakery.

入り口には、彼女がパン屋さんに滞在して宅配サービスを立ち上げる時に、キキと一緒に過ごすことになる黒猫のジジが飾られている。

また何に参加するという部分を書かずに、単に「参加する」とすることもできます。

例文

He joined recently.

彼は最近、参加した。

join inの使い方

一方の「join in」はたいてい活動・アクティビティに使われる表現です。

例文

I liked that song so much, I joined in singing it.

あの歌がとても好きだったので、私は歌うことに参加した。

例文

Why don’t you join in the dance?

なぜダンスに参加しないの?

例文

AD: Join in the conversation on Facebook!

広告:フェイスブックでの会話に参加しよう!

例文

The song was so easy we all could join in.

その曲はとても簡単だったので、私たちはみんな参加できた。

例文

This game’s a lot of fun. Why don’t you join in?

このゲームは面白いよ。一緒にやらない?

joinとjoin inの使い方の違い

joinとjoin inは時に同じ意味になるので、どちらでもOKな場合があります。

例文

Why don’t you join in the dance?

Why don’t you join the dance?

なぜダンスに参加しないの?

ダンスという活動・行動とみるか、ダンスを踊っている集団と見るかの違いです。

言葉によっては活動とみるか人々の集団・グループとみるか人によって判断がわかれるものがけっこうあり、そのどちらで解釈しても意味がほぼ同じになるものも多いです。

dance(ダンス)、tour(ツアー)、protest(抗議活動)などどちらをとっても意味は通じます。

例文

He joined the protest.

He joined in the protest.

彼は抗議活動に参加した。

抗議している人々の集団に加わるのか、抗議活動というアクティビティに参加するかの違いであり、どちらでもOKです。

しかし、意味が少し異なるケースも存在します。

例文

He said he wouldn’t join the party.

彼はパーティーには参加しないだろうといった(出席しない)

例文

He said he wouldn’t join in the party.

彼はパーティーでの活動には参加しないだろうといった。

上段の例文ではおそらくパーティーそのものに出席していません。

下段の例文だとパーティーにはいる可能性があり、パーティーでの歌やダンスなどの活動には参加しないといった意味が強くなります。

受動態でのjoinの使い方

受動態でのjoinの使い方はだれに焦点をあてるのか? という点でいろんな書き方ができます。

ここでは2021年にZOZOタウンの創業者である前澤友作さんが、映像作家の平野洋三さん、ロシアの宇宙飛行士のアレクサンドル・ミスルキンさんと共にISS(国際宇宙ステーション)に行った話をベースに考えてみます。

前澤さんが2人を同行してISSに行ったことを表すにはいろんな表現方法があります。

例文

① Yusaku Maezawa joined Yozo Hirano and Alexander Misurkin.

② Yozo Hirano and Alexander Misurkin joined Yusaku Maezawa.

③ Yusaku Maezawa was joined by Yozo Hirano and Alexander Misurkin.

①②③はどれも内容は同じですが、誰が話のメインか? 誰と合流するのか? という点で違いがあります。

①は話題の中心である前澤さんが主語になっているものの、主役の前澤さんが付き添いの平野さんとミスルキンさんに「合流する、参加する、仲間入りする」のはちょっと変です。

②は付き添いの平野さんとミスルキンさんが主語になっています。付き添いの彼らが主役の前澤さんに「合流する、参加する、仲間入りする」は構図としてはあっています。しかし、付き添いの人を文章の主語にするのは少し変です。

こういった問題を解決するのが③の表現です。

③は主語は主役である前澤さんになっています。この主役の前澤さんが、付き添いの平野さんとミスルキンさんによって「合流される、参加される」と書くのが構図的に自然になります。

joinの受動態での例文

もう1つ別の例文を書いておきます。以下は地域の音楽祭的なイベントだと思ってください。

例文

① Taylor Swift will join several local musicians.

テイラー・スウィフトが何人かの地元ミュージシャンに合流するだろう。

例文

② Several local musicians will join Taylor Swift.

何人かの地元ミュージシャンがテイラー・スウィフトに合流するだろう。

例文

③ Taylor Swift will be joined by several local musicians.

テイラー・スウィフトが何人かの地元ミュージシャンに合流されるだろう。

これも同じことがいえ、アーティストの格としても③が妥当な表現です。

ジョインしました!

ここ数年の日本のスタートアップ業界の流行り言葉のような感じで、ある企業に参加することを「3月から〇〇(サービス名)にジョインしました」や「山田さんがジョインしました」のように使われています。

ジョインしました!(グーグル検索結果)

一緒に働きはじめることで昔ながらの表現では「入社しました」ですが、もう少しチームに参加する、参画するといった雰囲気や意味が出ているのだと思います(ジョインしました!を使う理由はよくわかりません)

英語としてもこの表現は可能ですが、けっこう役員、重役などトップレベルの人に使う表現です。

例文

Takeshi Uchiyamada joined Toyota in 2013.

内山田竹志(トヨタ社長)は2013年にトヨタにジョインした。

例文

△ My brother joined Toyota as a factory worker.

私の弟は工場作業員としてトヨタにジョインした。

上の例文ように普通の社員に使うのは間違いではありませんが、より一般的ではなくなります。普通に以下のように表現できます。

例文

My brother started working at Toyota as a factory worker.

私の弟は工場作業員としてトヨタで働き始めた。

ITスタートアップ系のジョイン

IT系のスタートアップで「ジョインしました」をそのまま使うと少し混乱を招くケースがあります。

例文

I will join a small start-up.

私は小さなスタートアップに参画するだろう。

上の例文の場合はいいんですが、多くのIT系サービスは自社サービスを持っているので「アカウントを開設してサービスを利用しはじめた」と受け止められる可能性があります。

例文

Kyoko Fukada finally joined Instagram.

(深田恭子がとうとうインスタグラムにジョイン?した)

例文

He joined Facebook in 2010.

(働きはじめた? フェイスブックのアカウント開設?)

常識的に考えて深田恭子がインスタグラムのアカウントを開設することはあっても、経営に参加することはまずありえないと判断できます。

しかし、普通の文章だとフェイスブックというサービスを利用しはじめたと解釈される可能性もあります。むしろ普通に「join」を使うとアカウント開設だと判断されることのほうが多いです。

その場合は誤解を招かないようにteamなどを目的語にするとわかりやすくなります。

例文

Carl joined the StudyNow team in 2017.

カールは2017年にスタディナウのチームに参加した。

IT系スタートアップに興味がある方はあわせて「ローンチ」もあるのでご覧ください。



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