flockはもともとは鳥や羊などの群れを指す言葉ですが、そこから鳥以外の動物や人間の集団にも使われています。動詞では「おしかける、むらがる」といった意味で、何かの人気商品などに群がる様子などを指して用いられています。
カタカナでのフロックは「まぐれ」「ラッキー」の意味でも使われますが、それは英語では「fluke」なので別の単語です。例文と共に順番に整理しています。
flock(名詞)の意味と使い方
flockは「(鳥などの)群れ、グループ」を指す言葉として知られています。難しい言葉ではありませんが、使い方としては鳥がたくさんいても群れそのものは1つであることが多いので単数形になります。
A flock of Canadian geese were resting in the park.
カナダガンの群れが公園で休息をとっていた。
geese(単数形:goose)で「ガン、ガチョウ」です。
I saw a flock of seagulls fly over the house.
私はカモメの群れがその家を越えて飛んでいくのを見た。
鳥だけでなく羊やヤギといった動物の群れを表す場合に使われたりしますが、人に対して使われることもときどきあります。
He was leading a flock of sheep over the mountain.
彼は山越えをする羊の群れを率いていた。
The pop star walked through a flock of crazy fans.
そのポップスターは大興奮しているファンの集まりの間を歩いて行った。
flock to(押し寄せる)
動詞でflock toになると「~に群がる、押し寄せる」などの意味になり、この場合も人間にも使えます。
People flocked to the opening of the new donut shop.
人々は新しいドーナツ店の開店に群がった。
He expected investors to flock to his new idea, but no one approached him.
彼は自分の新しいアイデアに投資家が群がることを期待したが、だれも彼にアプローチしなかった。
カタカナのフロック(まぐれ)
カタカナではまれに「まぐれ」「ラッキー」を指して「フロック」と呼ばれたりしますが、それは英語の「fluke【flúːk】」であり、カタカナだと「フルーク」が近い読み方です。
Winning the game was just a fluke.
試合に勝ったのはただのまぐれだった。
He called the accident a fluke.
彼はそのアクシデントを偶然の出来事だといった。