extreme(エクストリーム)は英語圏でも1980年代から1990年代に流行った言葉で、企業もこぞってextremeがつく商品名を開発してきました。そのせいか、やや陳腐な感じもありますが、そこになつかしさを覚える世代もいるのかもしれません。基本的にはポジティブな言葉ですが、場合によっては「行き過ぎた、極端な」といった部分を悪く受け止められるケースもあります。
このページではextremeとその副詞であるextremelyの使い方を整理しています。
extremeの意味と使い方
extremeは20年から30年前に英語圏の商品名ですごく流行ったそうで、数多くの「エクストリーム〇〇」といった商品がつくられました。今となっては少し陳腐になってしまったイメージがある言葉です。
カタカナにもなっていますが、いまいち説明しにくい言葉でもあるので、extremeの英語での使い方をご紹介します。
品詞は形容詞なので「extreme 〇〇」の場合には〇〇には名詞が入ります。
意味としては何かの程度が最強、最高クラスであるといった意味です。日本語では「極端な」といった訳があてられます。
She apologized for her extreme anger.
彼女は極度の怒りを謝罪した。
This shuttle can handle the extreme cold of space.
このシャトルは宇宙の極端な寒さに対処できる。
The president is said to be on the extreme right.
その大統領は極右であると言われている。
少しネガティブな感じもある
最高ランクであることは間違いありませんが、逆に「通常の範囲を超えている」「行き過ぎた、極端な」という部分をネガティブにとられるケースもあります。
以下のように危険でとてもエキサイティングであるといった意味でも使われます。最近は「崖の上でアイロンがけをする」みたいな極端なスポーツを指して使われています。
He is interested in extreme sports like skydiving.
彼はスカイダイビングのようなエクストリームスポーツに興味がある。
Doritos are selling an “extreme nacho” flavor.
ドリトスは「エクストリーム・ナチョ」味を販売している。
extremely(副詞)
副詞として使う場合にはextremelyとしなければなりません。veryよりも強い感じの副詞になります。
Today is extremely hot.
今日は極めて暑い。
He is extremely rich.
彼は極めて金持ちだ。
例えば「I am extremely tired.」といった場合に、どの程度なのか? という問題はあります。
これは程度としてどれぐらいなのかは、ネイティブであるスティーブに確認してみました。
いちネイティブの意見ですぱっと割り切れるものではありませんが以下のようなランクです。
I am completely tired.
I am absolutely tired.
I am 100% tired.
これらは100%に近い状態、完全に疲れている感じですが、それよりは少し下ぐらいのイメージです。
しかし「I am really tired.」などよりは上なので、無理やり数字にするなら95%ぐらいの度合いです。