選挙用語の英語まとめ

選挙

2016年はイギリスのEU離脱の国民投票や、アメリカのトランプ・ヒラリーによる大統領選挙があったため、投票・選挙がらみのニュースも多くとりあげました。

その中で細々とした選挙独特の用語なども多く登場したので目立ったもの、細かいものも含めて一通り整理してみました。

今後も、新しい用語などが登場したら随時追加していきたいと思います。基本的な用語が抜けていたりしますがご了承ください。

eligible(資格がある)

ニュースにも何度か登場していますが「資格がある、適格な」といった意味です。選挙の場合は有権者と考えるべきでしょうか。

I’m eligible for the position of manager.
私はマネージャーのポジションにつく資格がある。

If you spend over 700 yen at 7-Eleven you are eligible to win a prize.
セブンイレブンで700円以上使うと、くじを引く資格があるよ。

You must be over 18 to be eligible to play the lottery.
宝くじの購入資格は18歳以上でなければならない。

能力的な面で「あいつは仕事ができるし社長になる資格はあるよ」などではなく、単に条件を満たしているから資格があるといった意味合いになるそうです。

辞書には「結婚相手にふさわしい」の意味も掲載がありましたが、その意味で使っているのは見たことがないとカナダ人のスティーブは言っています。

incumbent(現職の)

「現職の」といった意味でほぼ選挙でしか登場しない単語です。

He is the incumbent mayor.
彼は現職の市長だ。

しかし、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンが争っていた大統領選挙においてオバマ大統領などに「incumbent」は使いません。

選挙に出たときに「現職の」を意味するのであって、オバマ大統領は退任が決まっており選挙に出ていません。

現役首相の安倍総理大臣も、選挙で戦っているわけではないので「incumbent」とはあまり言わないそうです。

じゃあ現職の市長などはどういえばいいのか?とスティーブに確認したら「普通に”He is the mayor.”とかでいいのでは?」と言われました。

選挙中でないなら普通に「彼は市長だ」で済む話です。

新人はnewcomerではないのか? という話

選挙においては現職はincumbentで、それに対抗する人はchallengerと表現されるのが一般的です。

In the 2012 US election Mitt Romney was the challenger and Barack Obama was the incumbent.
2012年のアメリカの選挙においてミット・ロムニーが挑戦者、バラク・オバマが現職だった。

新人をそのまま直訳すると「newcomer」といった表現になります。しかし、選挙のような状況ではあまり用いられない言葉だそうです。

newcomerを選挙で使うと、おそらく後から遅れて立候補を表明した人を指すことになります。

This candidate is a newcomer, having entered the race after a major debate was already held.
この候補者は新人だ。主要な討論会がすでに開催された後にレースに参戦してきた。

newcomerはたいていは最近になって何かの活動やグループに入ってきた人を指します。

He is a newcomer to the chess club.
彼はチェスクラブに最近入ってきた人だ。

The town was suspicious of any newcomers.
その町は新しく移り住んだ人に懐疑的だった。

このように日本語の選挙における「新人」をそのままnewcomerとしてしまうと、ニュースの意味が変わってしまいそうなので、一般的なchallengerとしています。

run

本当に多くの意味がある「run」ですが基本的には「走る」の意味です。

①I run two miles every day.
私は毎日、2マイルを走る。

選挙などは特に「レース・競争」に例えられるので、よくrunが用いられます。

小池百合子東京都知事が戦った都議選においても小池氏が「ran(走った)」と書かれていましたが、これも「選挙レース・選挙を走った、戦った」の意味で用いられています。

②He’s running for president.
彼は大統領を目指している。

②の文章が本当に「ホワイトハウスまで渋滞していたので、オバマ大統領まで走った場合はどうするのか?」と確認しました。

その場合は以下のような表現になります。

③I’m running to the president.
④I’m running for the president.

③が一般的ですが④でもOKです。③④だと「その大統領」となり特定の人物を指すことになるので、本当に走って会いにいっています。

逆にいえば②は職業としての「president」を指していることになります。

他にも「(プログラムを)実行する、走らせる」や、「(ビジネスを)運営する」などの意味もよく知られています。

Try running a virus scan.
ウイルススキャンの実行を試して。

He runs his business like a dictator.
彼は独裁者のように自分のビジネスを運営している。

細々とした選挙用語

選挙でよく見かける言葉を使い方の例文とあわせてご紹介します。

candidate(候補者)

None of the candidates represent my views.
私の意見を代表してくれる候補者がいない。

polling(世論調査・投票)

Polling is predicting a close race.
世論調査では接戦が予想されている。

campaign(選挙運動)

He ran a good campaign.
彼は良い選挙運動を行った。

referendum(国民投票)

Everyone googled Brexit when they heard the results of the referendum.
国民投票の結果を聞いたとき、みんなが「Brexit」を検索した。

governor / mayor

governorは知事を指しますが、日本では都道府県(prefecture)の長のことを意味します。アメリカでは州(state)のトップがgovernorです。

mayorは市区町村(city)のトップであり、ロンドン市や大阪市の長を指しています。

これらが世界的に用いられる一般的な名称ですが、カナダでは州のことをprovinceと呼び、州のトップはpremierと呼ぶので、各国によって微妙に名前が違ったりします。

   


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