英語としてのdrone(ドローン)の意味と使い方

drone

今日では無人航空機として知られるドローン(drone)ですが、これ以外にも元々はオスのミツバチといった意味があります。

無人航空機としてのドローンも昨日今日に登場した使い方ではなく、第二次大戦の頃から無人飛行機を指して使われてきたそれなりに歴史ある言葉です。

語源としてははっきりしない部分がありますが、オスのミツバチの特徴も含めて現代の動詞としての使い方につながっています。

droneの語源

元々、古い英語の時代から「オスのミツバチ」の意味があります。しかしdroneに「オスのミツバチ」の意味はあるもののあまり一般的な言葉ではありません。

Be careful, there are a lot of bees around here.
気をつけろ。このあたりにはいっぱいハチがいるぞ。

このように日常会話で「bee(蜂)」と表現することはあっても、わざわざオスかメスかを判定しないのは日本語と同じであり、今日では無人航空機を指しメジャーになっていますが、そもそも名詞ではあまり使わない言葉だった前提があります。

それでも無人航空機としてのドローンもそれなりに歴史があります。

ネットの海外サイトを調べて寄せ集めた情報になりますが第二次大戦中に「drone」という単語の使用頻度があがっており、主に射撃テストの的になるような無人の飛行機に使われました。

まず「The Queen Bee」という名の航空機が存在していました。軍艦などに搭載される砲撃兵器の練習用に有人の飛行機を使うわけにもいかないので、無人で打ち落としてもよい航空機が開発されます。

これがおそらく「The Queen Bee」と関連して無人の打ち落としてもいい航空機を「drone」と呼ぶようになった経緯があります。今日の無人航空機のドローンはここから来ています。

オスのミツバチの特徴

またオスのミツバチには特徴があるため、ここから現代的な語源になっている部分がうかがえます。

1つはオスのミツバチは蜂蜜をもたらさないので「怠け者、だらだらしたもの」といった意味があります。この「ダラダラしゃべる」は今日でも使われる用法です。

またもう1つはオスのミツバチは女王バチのために身を投げうってでも献身的に働く、いわば兵隊のような存在であり、これが練習台となった航空機のドローンとつながっているのではないかという話です。

もちろんハチが飛ぶ羽音と当時の航空機が発する音との関連・つながりがあったことも否定できません。

これらの要素が複雑にからみあって現代の用語に大きく影響を与えていると考えられますが、真相ははっきりしません。

drone(動詞で使う)

英単語としてのdroneはブーン、ブーンという低い音を意味する動詞としても使われます。活用は過去形・過去分詞ともに「droned」です。

The refrigerator droned all night, and I couldn’t sleep.
冷蔵庫が一晩中ブンブンと音をたてていたので寝れなかった。

またそのイメージから「何かについて退屈そうに話す」といった意味でも使われます。

The teachers was droning on about politics.
先生は政治についてつまらなそうに話していた。

I couldn’t follow what she was saying. She just kept droning on about fashion.
彼女の言ったことが理解できなかった。彼女はずっと流行についてだらだらと話し続けていた。

He was droning on about his work all through the dinner.
彼は夕食の間中ずっと、自分の仕事についてグダグダといっていた。

少なくともこれらの動詞での使い方は、今日の人気のラジコンとは無関係にずっと前から一般的に日常会話で用いられています。

「何かについて退屈そうに話す」の意味は先に紹介したオスのミツバチが蜂蜜をもたらさない怠け者といった意味からと、ブーンブーンという気怠い音からの両方だと思います。

ドローン配送する

小型無人航空機のドローンは名詞ではもちろん使われています。今日では一般的な言葉になりました。

He bought a new drone.
彼は新しいドローンを買った。

しかし動詞で「ドローン配送する」「ドローンで配達する」は今のところ、まだそのような使い方はされていないといっていいと思います。

googleが「グーグル検索する、ネット検索する」のような意味の動詞になったように、将来的にはdroneだけで「ドローン配送する、ドローンを飛ばす」といった使われ方がされる可能性は考えられます。

しかし、まだ今のところ一般的にはそこまでいっていないので、もう少し時間がかかるかもしれません。

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. until

    英単語の意味と使い方

    untilの使い方に納得できなかった話

    東京オリンピックの佐野研二郎氏のロゴ問題を取り上げたニュースで「unt…

  2. オクロック

    英単語の意味と使い方

    o’clock(オクロック)の省略について

    o'clock(オクロック)のようにアポストロフィで省略して「O」が用…

  3. profile

    カタカナビジネス英語

    profile(プロフィール)の動詞・名詞での意味について

    カタカナでは「プロフィール」になっていますが、英語での読み方は【pró…

  4. 英単語の意味と使い方

    映画の「box office」の意味は?

    box officeとは昔の映画館の入り口にあったチケットブース、小屋…

  5. キャラクター

    和製英語とカタカナ英語

    character(キャラクター)の意味は?

    英語でcharacter(キャラクター)といった場合にけっこういろんな…

  6. マニア

    和製英語とカタカナ英語

    和製英語の「マニア(mania)」の意味を考える

    カタカナと英語でかなり使い方が違う単語に「マニア(mania)」や「マ…

おすすめ記事

  1. 〇〇風
  2. 外国人
  3. select
  4. 英語の先生
  5. カタカナ都市名




こんなアプリつくってます!

スペシャルカテゴリー







最近の記事

  1. appearの意味と使い方
  2. average(アベレージ・平均)の意味と使い方
  3. greet / greeting(グリーティング)の意味の使い方
  4. formula(フォーミュラ)の意味と使い方
  5. clear(クリアー)の意味と使い方
  6. boot(ブート)の意味と使い方
  7. physical(フィジカル)の意味と使い方
  8. plot(プロット)の意味と使い方




PAGE TOP