英語としてのdrone(ドローン)の意味と使い方

drone
 

公開日: 最終更新日:2019.12.8

今日では無人航空機として知られるドローン(drone)ですが、これ以外にも元々はオスのミツバチといった意味があります。

無人航空機としてのドローンも昨日今日に登場した使い方ではなく、第二次大戦の頃から無人飛行機を指して使われてきたそれなりに歴史ある言葉です。

語源としてははっきりしない部分がありますが、オスのミツバチの特徴も含めて現代の動詞としての使い方につながっています。

droneの語源

元々、古い英語の時代から「オスのミツバチ」の意味があります。しかしdroneに「オスのミツバチ」の意味はあるもののあまり一般的な言葉ではありません。

Be careful, there are a lot of bees around here.
気をつけろ。このあたりにはいっぱいハチがいるぞ。

このように日常会話で「bee(蜂)」と表現することはあっても、わざわざオスかメスかを判定しないのは日本語と同じであり、今日では無人航空機を指しメジャーになっていますが、そもそも名詞ではあまり使わない言葉だった前提があります。

それでも無人航空機としてのドローンもそれなりに歴史があります。

ネットの海外サイトを調べて寄せ集めた情報になりますが第二次大戦中に「drone」という単語の使用頻度があがっており、主に射撃テストの的になるような無人の飛行機に使われました。

まず「The Queen Bee」という名の航空機が存在していました。軍艦などに搭載される砲撃兵器の練習用に有人の飛行機を使うわけにもいかないので、無人で打ち落としてもよい航空機が開発されます。

これがおそらく「The Queen Bee」と関連して無人の打ち落としてもいい航空機を「drone」と呼ぶようになった経緯があります。今日の無人航空機のドローンはここから来ています。

オスのミツバチの特徴

またオスのミツバチには特徴があるため、ここから現代的な語源になっている部分がうかがえます。

1つはオスのミツバチは蜂蜜をもたらさないので「怠け者、だらだらしたもの」といった意味があります。この「ダラダラしゃべる」は今日でも使われる用法です。

またもう1つはオスのミツバチは女王バチのために身を投げうってでも献身的に働く、いわば兵隊のような存在であり、これが練習台となった航空機のドローンとつながっているのではないかという話です。

もちろんハチが飛ぶ羽音と当時の航空機が発する音との関連・つながりがあったことも否定できません。

これらの要素が複雑にからみあって現代の用語に大きく影響を与えていると考えられますが、真相ははっきりしません。

drone(動詞で使う)

英単語としてのdroneはブーン、ブーンという低い音を意味する動詞としても使われます。活用は過去形・過去分詞ともに「droned」です。

The refrigerator droned all night, and I couldn’t sleep.
冷蔵庫が一晩中ブンブンと音をたてていたので寝れなかった。

またそのイメージから「何かについて退屈そうに話す」といった意味でも使われます。

The teachers was droning on about politics.
先生は政治についてつまらなそうに話していた。

I couldn’t follow what she was saying. She just kept droning on about fashion.
彼女の言ったことが理解できなかった。彼女はずっと流行についてだらだらと話し続けていた。

He was droning on about his work all through the dinner.
彼は夕食の間中ずっと、自分の仕事についてグダグダといっていた。

少なくともこれらの動詞での使い方は、今日の人気のラジコンとは無関係にずっと前から一般的に日常会話で用いられています。

「何かについて退屈そうに話す」の意味は先に紹介したオスのミツバチが蜂蜜をもたらさない怠け者といった意味からと、ブーンブーンという気怠い音からの両方だと思います。

ドローン配送する

小型無人航空機のドローンは名詞ではもちろん使われています。今日では一般的な言葉になりました。

He bought a new drone.
彼は新しいドローンを買った。

しかし動詞で「ドローン配送する」「ドローンで配達する」は今のところ、まだそのような使い方はされていないといっていいと思います。

googleが「グーグル検索する、ネット検索する」のような意味の動詞になったように、将来的にはdroneだけで「ドローン配送する、ドローンを飛ばす」といった使われ方がされる可能性は考えられます。

しかし、まだ今のところ一般的にはそこまでいっていないので、もう少し時間がかかるかもしれません。



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