カタカナでも一般的に使われる「ビッグマウス」は、できるかどうかは別として大口を叩くような人、大言を吐く人を指して使います。
英語でもカタカナと同じ意味がありますが、もう1つ単純に「おしゃべりな人、余計なことを話す人」という意味でも使われます。
使い方の例文を用意したので参考にしてください。普通のくちについては『mouth(マウス・くち)の動詞・名詞での使い方』にまとめてあります。
big-mouthの意味
big-mouth(ビッグマウス)は英語では「大口をたたく人」「おしゃべりな人」を意味します。
下の例文の使い方は「大口を叩く人、自慢げに話す人」といった意味で、格闘系のスポーツ選手などが試合前に挑発や自身を鼓舞する意味で「10秒で倒す!」と言ったりするカタカナの感覚に近いです。
To be a good rapper you have to be a big-mouth.
= To be a good rapper you have to be very boastful.
上手なラッパーになるためにはビッグマウスでなければならないね。
もう1つカタカナにはない「おしゃべりな人」を意味することができます。
Don’t let Susan know about the surprise. She’s a big-mouth.
スーザンにサプライズについて知らせないでね。彼女はビッグマウスだよ。
彼女は秘密を守れない人なのでサプライズのことは内緒にしておいてという意味です。秘密だけではなくペラペラと余計なことを話す人を指して使われます。
海外の辞書を調べてみると、まずこの「おしゃべりな人」の意味で掲載があるので、こちらの意味の方が主流になっている感じがあります。この使い方がカタカナにはない意味になります。
have a big mouth
have a big mouthという形で使うこともできます。意味は同じです。
To be a good rapper you have to have a big mouth.
上手なラッパーになるためにはビッグマウスでなければならないね。
Don’t let Susan know about the surprise. She has a big mouth.
スーザンにサプライズについて知らせないでね。彼女はビッグマウスだよ。
Me and my big mouth!
Me and my big mouth! の形で、「余計なこと言っちゃった!/ 大きなこと言っちゃった!」を意味します。
秘密をうっかり漏らしてしまったりトラブルとなる何かを言ってしまった後に人々が言う表現です。
A: I’m stronger than you!
僕は君より強いよ!
B: Oh yeah? Can you carry all these heavy boxes for me then?
ほんとに? じゃあ私のためにこの重い箱ぜんぶ運んでくれる?
A: Oh…okay… Me and my big mouth.
あぁ…、オッケー…、余計なこと言っちゃったな。
loudmouth
loudmouthは声がうるさい人のことで、よくしゃべる人を指します。big mouthとは少し意味合いが違います。
There are too many loudmouths on the Internet.
ネットにはうるさい人が多すぎる。
My loudmouth neighbor is always shouting at the TV.
うちの声がうるさい近所の人はいつもテレビに向かって叫んでいる。