believeとbelieve inの違いについて

信じる

believe(信じる)といった意味の単語ですが、日本語でも「信じる」といった場合に、嘘をいっていない、信頼しているなどの意味になるケースと、UFOや宇宙人のように実際に存在していると考えているといった、両方の解釈が成立します。

英語ではbelieveとbelieve inで使い分けがされるので事例を交えながらご紹介します。また単純に「think」に近い意味で使われることもあるので、日本語訳にするとき「信じる」と訳してしまうと大げさになることがあります。

believe(信じる)

シンプルに「あなたは嘘を言っていない、あなたは正しいことを言っている」というニュアンスです。1つの事象に対しての単純な見解ですね。

誰かが言ったことを信じるという意味でも使われます。ごく一般的な使い方です。

I believed Michael Jackson when he said he was innocent.
私はマイケル・ジャクソンが自分は無罪だと言ったときに彼の言葉を信じた。

People don’t believe me when I say I’m only 25 years old.
人々は私が25歳だと言っても信じない。

下は「あんまり言ってることを信じてない感じの画像」です。信じてない

believe(思う、考える)

ニュース文などでも普通に「思う」ぐらいのニュアンスで使うこともあります。

特にそこまでthinkと比較して、思い込みの強さを強調しているわけでもないそうです。

I believe it will rain today.
今日、雨が降ると思う。

The professor believes that is an African insect.
教授はあれがアフリカの虫だと思っている。

believe in(実在すると考える)

シスターの画像

UFO、おばけ、神など実在する、本物だと信じているといった意味になります。

I believe in god.
私は神を信じる。

He believes in ghosts.
彼は幽霊を信じている。

Many people believe in psychics.
多くの人が超能力を信じている。

believe in(信頼する、成功すると思う)

日本語の語感とにていますが「信頼している」という意味での信じているです。また「(誰かが)成功すると思っている」の意味もあります。

視点が広く「あなたの可能性、潜在能力を信じている、信頼している」といった意味になります。ニュアンスとしては「支持している、サポートする」といった解釈もできます。

I believe in myself.
私は自分自身を信頼している。

I believe in Obama to help America.
私はオバマがアメリカを救うと信じている/成功すると思っている。

『believe in yourself』は自己啓発系の文章として「自分を信じろ、自分の可能性を信頼しろ」といった意味でよく見かけます。「自分が嘘をついていないと思え」ではないことが明らかな文章です。

表現の比較

シンプルな文章で表現を比較してみます。

①I believe you.
②I believe in you.

①は表面的な意味で、あなたは嘘を言っていない、あなたは正しいことを言っていると思うといった意味での「信じる」になります。

②は「実在する」の意味では成立しないので、もう少し視点が広く、あなたの可能性なども含めて信頼している、成功すると思っている、サポート・支持しているといった感じのニュアンスになります。

③I believe God.
④I believe in God.

③神が夢の中などに登場して「お前は将来、金持ちになるぜよ~」と言われて、その言葉を嘘でないと信じるならばI believe God(神は本当のことを言っていると信じる)です。

④はいわゆる「神の存在を信じますか?」の実在することを信じるといった意味です。信仰と考えてもまあいいかなといった感じですね。

be believed to

「~と信じられている」と理解しても大きな問題はなさそうですが、辞書には「~と見られている」と訳があてられています。

下は北朝鮮が核実験をしたと思われる地震のような変動を観測したときに登場した文章です。核実験を行ったかどうか不明ですが、前回の核実験と同じ強度の地震を観測したといった文脈でした。

①It is believed to be the same intensity.
②It is thought to be the same intensity.
[前回の実験と]同じ強度のものだと考えられている。

thinkと置き換えも可能ですが①と②を比較すると①のほうが確信の度合い、思われている度合いが強いそうです。

科学系の記事などで

be believed toの表現は科学系の記事でもよく見かけます。

これもほぼ99%ぐらいそうだと思われているが、例外の可能性なども否定できない微妙なケースに断定を避ける意味で使われます。

①Man is believed to have evolved from apes.
人間は類人猿から進化したと見られている。

②Man evolved from apes.
人間は類人猿から進化した。

②が断定の表現です。人間が猿から進化したのはほぼ科学的な事実だと思いますが、例えば極端な話では「神が人間を創りだした」と考える人もいます。

そういった可能性も考慮して100%断言しない、したくない場合には使われる表現です。

refuse to believe / not believe

日本語にすると「信じることを拒否した」となり、少し大げさな表現になってしまいますが表現を比較してみます。

He refuses to believe I’m younger than him.
彼は私が彼よりも若いことを信じるのを拒否している。

He doesn’t believe I’m younger than him.
彼は私が彼よりも若いことを信じない。

意味合いとしてはどちらも同じですが、refuse to believeは少なくとも、私が彼に対して信じてもらえるように何度か説得を試みている様子があります。

何度か説得したけど、彼はその結果信じなかったといっています。not believeは単純に信じていないといった意味だけです。

disbelief

belief (信じること、信念)を否定した形の言葉で、疑念、疑惑、不信など何かを信じない感覚です。

There was a lot of disbelief among the jury so he will probably be found guilty.
陪審員の中には大きな疑念があったので、おそらく有罪を宣告されるだろう。

信じないこと全般を指し、だいたい悪い意味で使われますが、以下のような文章にも使えます。

The magician left the crowd in disbelief.
マジシャンは観客に疑念を残した。

マジックを見ていたら「なんでだろう? 信じられない」といった感情を抱きますが、こういうのも含まれます。

   


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