「intern(インターン)」は「見習い、実習生」と翻訳されることが多く、企業などで技術習得を目的として働くような行為を指しています。その働く行為そのものが「internship(インターンシップ)」です。
動詞では「抑留する」といった意味もあるので、このページでは「intern」の使い方を例文にまとめています。ボランティアについては『volunteerの意味と使い方、ボランティアは無償なのか?』をご覧ください。
名詞のintern
職務経験を積むために働く「実習生」のことです。ちなみに「internship(インターンシップ)」はその実習や仕事自体を指す言葉です。
最近ではカタカナではインターンは「就業体験」のような扱いをされている感じもあります。
He was an intern at the White House for two years.
彼は2年間ホワイトハウスで実習生をしていた。
The company hired an intern from Harvard.
その企業はハーバードから実習生を雇った。
動詞のintern
動詞だと、職務経験を積むために働くことを表します。
この「intern」という表現は、賃金が発生している人にもそうでない人にも使えます。時には、学生が経験を積むために無給で働くこともあります。
After graduating from medical school she interned at the hospital.
医大を卒業後、彼女は病院でインターンをした。
Two people will be chosen to intern at a top law firm.
2名が最上級の法律事務所でのインターンに選ばれるだろう。
抑留する
また「抑留する」という意味もあり、これは政治的背景などにより罪のない人々を刑務所に入れることです。
Over 100,000 Japanese-Americans were interned during World War II.
10万人以上の日系アメリカ人が第二次世界大戦中に抑留された。
The UN forbids countries to intern its citizens.
国連は各国が自国民を抑留することを禁じている。
technical intern
「技能実習生」とは、日本において技能を習得するために来日する外国人労働者のことを指します。しばしば技能実習生は「technical intern」と翻訳されます。
The Technical Intern Training Program (TITP) is intended to pass on techniques used in Japan to developing countries. Staring with textiles and farming, they are considering expanding to nursing care in the future.
(外国人)技能実習制度は日本で使われる技術を、発展途上国に移転する目的でつくられている。繊維業や農業を主要な産業としながらも、将来には介護などにも拡張していくことを考慮に入れている。
この表現は日本語からそのまま訳されただけのものです。「技能実習生」のしくみは外国では一般的ではないため「technical intern」という表現もあまり使われていません。
technicalは専門的な技術や知識に関することを表す形容詞です。
This book about satellites uses a lot of technical terms.
この衛星についての本は多くの専門用語を使っている。
The government wants to increase technical education in high schools.
政府は高校での専門教育を拡大したい。
また「機械系の」「工業系の」という意味もあります。
The plane was delayed because of a technical problem.
その飛行機は機械的な問題により遅れた。
I called the technical support hotline to fix my photocopier.
私はコピー機を修理するために技術的なサポートのホットラインに電話をした。