follow up(フォローアップ)の意味と使い方

follow up(フォローアップ)の意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2020.11.3

follow(フォロー)が単なる「追いかける」といった意味合いであるのに対して、follow up(フォローアップ)は何かを確かめたり、チェックしたりといった、足りていない2点を埋め合わせるような意味があります。

follow-up meeting(フォローアップ・ミーティング)などの用語もビジネス英語でよく見かけます。これも何か遅れていたり、伝わっていなかったことなどを伝えなおすようなミーティングを意味します。

ここでは英語のfollow upの基本的な使い方をまとめてます。単なるfollowについては『follow(フォロー)の意味と使い方』に、「次の」を意味するfollowingは『followingの意味と使い方』にまとめているので合わせてご覧ください。

follow up(フォローアップ)の意味

follow up(フォローアップ)の意味

フォローアップは何かを確かめたりチェック、再確認したりすることです。

根本にあるイメージは、ある出来事・事実があって時間が経過して物事が進展して、それを現在の場所から追いかけるイメージです。

2つの地点のギャップを埋めるように追いかけるもの、つまり確認・チェック・復習・補習といった意味に近くなります。

例文

The doctor followed up on his patient with the bad heart.

医者は心臓が悪い患者のその後をチェックした/フォローアップした。

最初に医者が診察しますが、時間が経過すると病状も変わっていきます。その病状を今いる地点から追いかけるようなイメージの例文です。

場合によっては確認よりも「追及する、追跡する」などの意味にもなりますが、基本的には追いかけるイメージです。

例文

I’m going to follow up on this stock tip someone told me.

私は誰かが教えてくれたこの株式情報のその後を追っていくつもりだ。

これらは確認する、チェックするのイメージだけではなく、出来事などにも使えます。

例文

He followed up his award-winning war movie with a documentary on the same war.

彼は同じ戦争での戦争映画に続いて、ドキュメンタリーでも受賞した。

先にある戦争を描いた戦争映画で受賞していて、それに追いつく形で同じ戦争のドキュメンタリーでも賞をとったという話です。

follow up with(someone / something)

follow up with 〇〇は熟語というよりも、単純に「〇〇を使って追いかける」といったそのままの意味です。

例文

Let’s follow up this meeting with another one next week.

このミーティングの確認は来週に別のミーティングでやろう。

another one(もう1つ別のミーティング)を使って、今日のこのミーティングを確認しよう、チェックしようといった意味です。

例文

He followed up his telephone call with a letter.

彼は手紙を使って、電話の件を確認した。

例文

He followed up the question with another question.

彼は質問に対して、別の質問で確認した。

follow up with someoneのように人が来ても同じで、日本語のストレートな感覚ではありませんが特殊な用法でもありません。

例文

The new documentary follows up with Barack Obama one year after his retirement.

その新しいドキュメンタリーはバラク・オバマの引退後の1年をフォローしている。

彼の引退からの1年間をバラク・オバマ自身を使って描いた新しいドキュメンタリーだといえます。

his retirement/オバマの引退は2017年1月20日ですが、そこからの1年をドキュメンタリーにしようと思えば、誰を題材にしても作れます。

オバマ引退からの1年を「国連」や「安倍晋三」あるいは「大統領選挙」を使って描くドキュメンタリーなど題材はなんでもOKですが、ここではオバマ自身を使って追いかけているといった意味です。

follow-up(形容詞)の使い方

ハイフンがついた形は主に形容詞で「再度行う〇〇、追跡して行う〇〇」といった意味で、前回に何かがありそれを追いかけるような別の何かに使います。

follow-up meetingのような形でよくカタカナでも見られる言葉です。

例文

Let’s have a follow-up meeting next week.

確認のミーティングを来週やろう。

例文

The doctor wanted me to make a follow-up appointment with him.

医者は私に対して、彼との再診の予約をするように望んだ。

例文

He asked a follow-up question.

彼は復習用の質問をしてきた。

例文

The follow-up question is very difficult.

フォローアップ・確認・復習の質問はとても難しい。

上の例文は過去に話していた内容に関する質問、復習の質問という意味です。

例文

The following question is very difficult.

= The next question is very difficult.

次の質問はとても難しい。

このfollowingを使った例文の場合は単なる「次の質問」です。

follow-up(名詞)

名詞でも使うことができ以前に起こった物事に関連する何かのことで、名詞で「後に続くこと、追加的措置」などを意味します。

日本語でぴったり合う言葉がないので、文脈によってふさわしい言葉を使ってください。

例文

Reporters can ask the president one question and one follow-up.

記者はその大統領に質問1つと、補足質問1つをすることができる。

例文

The dentist asked me to go back for a follow-up next week.

歯医者は私に来週に経過観察にくるようにと言った。



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