vandalism(ヴァンダリズム)とは日本語でいう「器物破損、器物損壊」にあたる行為です。犯罪名と考えても間違いないと思います。
公共のモノを破壊する以外にも、スプレーで絵を描いたりして汚すような行為も含まれてきます。この行為をする人を「vandal」と呼びます。
また「器物破損する」という動詞がvandalizeです。これら3つの言葉の使い方を例文にまとめています。
vandalismの意味と使い方
vandalismが名詞で「器物損壊、器物破損」のことです。他人の所有物・公共のものを壊す、汚すような行為全般です。犯罪名と考えてもいいと思います。
vandalism【vǽndəlìzəm】
destroy(デストロイ)は完全に破壊するような行為ですが、そこまでいかずとも壁への落書きなどもvandalismです。
有名な覆面作家のバンクシーのやっていることも、その芸術性や価値は別としても、他人のものや公共物に勝手に絵を描いているのでvandalismにあたると考えるのが自然です。
Vandalism is a big problem in this area.
器物破損はこのエリアの大きな問題だ。
He was arrested for vandalism after throwing an egg at a house.
彼は家に卵をなげた後で、器物損壊で逮捕された。
I tipped off the police to my neighbor’s vandalism.
私は警察に隣人の器物破損行為の秘密の情報を伝えた。
vandal(破壊行為をする人)
vandalismをやる人が「vandal」です。芸術・文化・公共物・自然などの破壊者です。元はVandal(ヴァンダル族)という4, 5世紀のドイツの地方民族に由来する言葉です。
西ローマ帝国を侵略し、ローマ市を略奪したことから、後に破壊行為を指して「ヴァンダル族のやるようなこと」といった意味で使われるようになったそうです。
A group of vandals painted rude messages on city hall.
破壊者・荒らしの集団が、市役所に失礼なメッセージを描いた。
Police arrested a vandal who broke several store windows.
警察はお店の窓を壊した破壊者を逮捕した。
ヒップホップのカルチャーではスプレーで名前を書くような行為を「tag」と呼んだりもります。
vandalize(動詞)
vandalizeが動詞で「器物破損する、破壊する、いたずらする、汚す」です。けっこう意味が広い言葉です。
The teacher’s car was vandalized by one of his students.
先生の車は生徒の一人にいたずらされた。
Several businesses were vandalized during the protest.
抗議活動の間に、いくつかの企業がいたずらされた。