long-time / longtimeは長い間の期間を表す言葉です。これだけだと難しくはありませんが、基本的に行動・アクションには使わずにモノや人に対して用いる言葉です。
いくつか注意点があるので「長年の友人」などの表現をどういうかまとめてみました。long timeそのものは、いくつかのかなり決まった形でよく見かけます。
関連用語として「long day(長い1日)」の意味についても解説しています。
この記事の目次!
long-timeの使い方
long-time / longtimeは「長年の、長期間の」の意味です。ハイフンのあるなしは会話ならわからないのと、人によってハイフンを入れるかどうかわかれるので、そこまで重要な要素にはなっていません。
She is a long-time fan of that band.
彼女はあのバンドの長年のファンだ。
The long-time mayor of the city finally decided to retire.
この街の長期間の市長はついに引退を決めた。
これだけ見ると難しくはありませんが、この言葉は長年存在したモノ(人)に対して使い、行動・行為には用いません。
以下のような文章を比較すると違いが明確になります。
That was a long-time bus ride.
長期間存在するバス乗車だった。
上の例文が意味するのは「1912年から存在しているような古くからあるバスの路線」といった意味になります。
That was a long bus ride.
長いバスの乗車だった。
こちらの例文は「5時間のバスの長距離での移動」などを意味する乗車時間の長さを表します。
長期間の友達、古い友達はどういうか?
長い間の友達を言うにはいくつかのパターンがあります。
① We are long-time friends.
② We are old friends.
③ We have long been friends.
(長い間の友達という意味)
④ × We are long friends.
(これは間違い)
①②③はどれもOKです。②は「古い友人」という意味で日本語と同じ感覚です。③のlongは品詞が副詞でbeenにかかっています。
④と①はなんとなく④の「long friends」を使ってしまいそうですがこれは間違いです。
long time ago / for a long time
long timeが登場する文章はけっこう決まっているような感じもあり、特に見出しのように「long time ago(ずっと前、ずっと昔に)」や「for a long time(長い間、長期間)」のように使います。
I lived here a long time ago.
私はずっと前にここに住んでいた。
I’ve lived here for a long time.
私は長い間、ここに住んでいる。
これらは感覚的な言葉であり「long time」がどれほどの時間の長さなのか規定やルールはありません。本人が長いと思えば1分でも長くなります。
Long time no see!(ひさしぶり)
長らく会っていなかった友人に対しての「ひさしぶり!」にあたる表現がlong time no seeです。
いろんなサイトに「ネイティブはあまり使わない」と書いていますが、スティーブに確認してみると「そんなこともないと思うけど。普通に使うよ」といった意見でした。
ただ、これ以外にもいくつか言い方があるので日本語の「ひさしぶり」ほど一極集中しない感じはあるかもしれません。
Hey Charlie! Long time no see!
Hey Charlie! It’s been a while!
Hey Charlie! I haven’t seen you in a while!
Hey Charlie! You’re a sight for sore eyes!
チャーリー!ひさしぶり!
long dayの意味
少し似た形の表現には「long day」があり、これは辞書には「忙しい1日」とありますが、根本的にはあまり良い感じではないことを表している表現です。
楽しいことがあると時間が短く感じますが、その反対で長い日とは何か楽しくない、自分にとって心地よくないことがあるので、長く感じるという理屈です。
It’s been a long day.
長い一日だった。
After a long day of work I like to unwind by reading a book.
忙しい1日の後で、私は本を読んでリラックスするのが好きだ。
確かに忙しい日と解釈することもできますが、もう少し広い意味でとらえることができます。
亡くなった俳優ポール・ウォーカーへの追悼曲としても知られる『See You Again』の出だしの歌詞もIt’s been a long day.です。
It’s been a long day without you, my friend
(友よ、お前がいない長い一日だった)
これも発想としては忙しいというよりも、いないことで退屈して時間が長く感じるような心地よくない時間だといえいます。