across(アクロス)

acrossの意味と使い方(例文付き)

前置詞(副詞)の「across」の使い方をまとめてみました。基本的には垂直に交わる、横断する場合にacross the streetのような使い方がされます。

またもう1つ「~中で、~のいたるところで」としてacross the country(国のいたるところで)といった意味の使い方があります。

大きくわけるとこの2つですが、順番に整理していきます。

動詞はcrossがあるので『cross(動詞・名詞)の意味と使い方』をご覧ください。

acrossのイメージ

acrossのイメージ

acrossは基本的には横切る、横断する状態に使います。ちょうど、上のイラストのように物体・対象(上のイラストでは川と道路)に対して十字(cross)の形を作るものです。垂直に交われば縦横は関係ありません。

動作 + acrossなら、横断するような動きをしたことを意味します。訳すなら「~を越えて、~を渡って」など状況によってベストなものがあると思います。

When I was a student I drove across America.
私は学生のとき、アメリカを車で横断した。

He jumped across the path.
彼は小道をジャンプして横断した。

I swam across the river.
私は川を泳いで渡った。

場所を示す場合のacrossは「ある地点A」と「ある地点B」が、道路や川などを挟んで向かいにあるような状況(上のイラストの旗の位置)を指します。「across the street」や「across the river」の表現はよく見かけます。

There is a bank across the street from my house.
私の家から道路を挟んだ向かいに銀行がある。

She lives across the river from the stadium.
彼女はスタジアムから川を挟んだ向かいに住んでいる。

I bought takoyaki from the stand across the street.
道路を挟んだ向かいの屋台でたこやきを買った。

She lives across the street.
彼女は道路を挟んだ向かいに住んでいる。

最後の文章などは、この話をしている地点からなのか、私の家を基準にしているのか、どこからという指定がないので少し曖昧です。はっきりと場所を説明するには2つの場所と、またぐ対象になる道路や川が必要になります。

垂直に交わる時に使う

基本的には川、道路、細長いものに十字に交わるときに使いますが、相手が円形でも四角形であっても使えます。

He jumped across the hole.
彼は穴を飛び越えた。

He reached across the table and grabbed a napkin.
彼はテーブルの上で手を伸ばして、ナプキンをつかんだ。

She dragged the sofa across the room.
彼女はソファーを部屋で(横断するように)引っ張った。

例えば丸い公園があって、公園の中に入らずに外側にそって迂回して歩いた場合には、実際には中を横切っていません。

この場合でも、最終の位置関係、スタート地点とゴールの位置は横切った状態と結果的に同じです。

この場合は「I walked across the park.」といってもOKだという話です。

acrossの例外パターン

橋(bridge)に関しては acrossが例外的に用いられます。

We walked across the bridge.
私たちは橋を使って川を渡った。

=We walked across the river using a bridge.

橋に対して垂直に横切ったのではなく、橋を使って川(湖や海の可能性もあり)を渡ったことになります。

sit across the table from 人

sit acrossはテーブルに向かいあって座ることを意味する表現です。

I sat across the table from a famous actor at the charity dinner.
チャリティーディナーで、有名な俳優とテーブルをはさんで向かいに座った。

Our host sat me across from George at the dinner party.
夕食会で主催者はジョージと私を向かい合わせに座らせた。

しかし、テーブルではなく「restaurant / bar / room」を置くと、同じ空間にいながら離れて座ったことを意味します。向きは特に指定がないのと、建物を挟んでいるわけではなく、同じ空間の中での話です。

I sat across the restaurant from a guy I knew in high school.
レストランで高校の時の知り合いの男性と離れて座った。

He sat across the room from his ex-wife at the party.
彼はパーティーで別れた奥さんと離れた場所に座った。

沿って歩く場合(along)

along

道沿いに歩く、川沿いに歩くなど、沿って歩く場合はalongが使われます。以下の例文など決定的に指している中身が異なります。

I walked across the border.
国境を歩いて横切った(別の国に入っている)

I walked along the border.
国境に沿って歩いた(同じ国にいる)

acrossとcrossの違い

たまにacrossを動詞で使う人を見かけるそうですが、動詞はcrossです。

We crossed the river in a boat.
私たちはボートで川を渡った。

I crossed the city in only 30 minutes.
たった30分で街を横断した。

~にわたって、~のいたる所に

acrossには「~の各地で、~のいたる所で」といった意味での使われ方もあります。across the countryなどもそうで、この場合には垂直に交わるといった意味がなくなってきます。

Across the USA people are protesting.
アメリカのいたるところで、人々は抗議をしている。

There are many highways running across the country.
多くの高速道路が国中を走っている。

The newest iPhone has been making news across the world.
最新のiPhoneが世界中でニュースになっている。

この場合には類似の表現が多く「All over the USA」「All around the USA」「Throughout the USA」などに置き換えても同じ意味です。

~のいたるところで、という意味なので横断も垂直に交わるも関係ないので、例えばチリのような縦長の国でも使えます。

Across the Chile people are protesting.
チリのいたるところで、人々は抗議をしている。

come / run / stumble + across(偶然見つける)

イディオム・熟語としてcome acrossには2つぐらい意味があり、1つは「偶然に出くわす、偶然見つける」です。

I came across a good restaurant.
偶然に良いレストランを見つけた。

これはstumble acrossやrun acrossでも似たような意味になります。

I stumbled across a good restaurant.
偶然に良いレストランを見つけた。

stumbleそのものは「よろめく、つまずく」といった意味ですが、別につまずいて見つけたわけではありません。

またacrossにこだわらなければ「bump into」「happen to」「stumble on」「run into」など類似の表現も多いです。

come across(伝わる、~という印象を与える)

もう1つは「~という印象を与える、受け取られる、伝わる、理解される」の意味があります。

She is shy but sometimes that comes across as rude to other people.
彼女は恥ずかしがり屋だが、ときにそれは他の人々に無礼だと伝わってしまう。

もちろんcome acrossの形になったからといってすべて熟語・イディオムになるわけではなく、普通の横切るような意味でも登場するケースがあります。

He came across the bridge.
彼は橋を渡った。

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