whimsicalは大きくわけると2つの意味があり、1つは「気まぐれな、思い付きの」など深く考えていない感じを表します。こちらの意味はまだ理解しやすいです。
もう1つが「奇妙な、風変わりな、こっけいな」の意味で、これは日本人が日本語で「風変わり」を読んでも人によって想像するイメージが違います。英語でどのようなものを指すか、資料やヒアリングをもとに例を用意しました。
名詞ではwhimはそのまま「思い付き、気まぐれ」です。使い方は例文を参考にしてください。
whimsicalの意味と使い方
大きく2つぐらいの意味にわかれますが1つは「明るくて楽しい」といった陽気な感じを表す形容詞です。辞書には「風変わりな、変な、妙な、こっけいな」などの訳語もあります。
whimsical【hwímzikəl】
読み方は「ウィムジカル」ぐらいでしょうか。文章としては以下の例文のように使います。
He told whimsical little stories about elves.
彼は小人についてのちょっとした陽気な話をした。
She has a whimsical sense of humor.
彼女は陽気なユーモアのセンスがある。
whimsicalとはどのようなイメージか?
日本語でも「風変わりな、滑稽な」といわれてもイメージするものが人によって違います。
実際に写真などでどのようなイメージかを探ってみるとグーグルの画像検索では以下の通りです。
日本人が想像するファンタジーっぽいイメージの言葉です。ネイティブスピーカーのスティーブに「ハリー・ポッターとかロード・オブ・ザ・リングみたいなものがwhimsicalってこと?」と質問したんですが少し違うみたいです。
ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターはファンタジーの世界観ですが、人が死んだりするシリアスでダークな場面も多いです。こういうのはあまりwhimsicalではなく、もっと楽しくてポジティブな感じのする奇妙さを表現する言葉だそうです。
例えばスティーブの意見では、映画ならば少し前のフランスの映画『アメリ』のようなものがwhimsicalだそうですが、このあたりは人によって変わる感覚的なものです。
ニュースでは「SEKAI NO OWARI(セカオワ)」の世界観を表す際に登場しました。ヒット曲の『RPG』などwhimsicalな世界観だといえます。
このあたりは主観も入りますが、おおよそ共通するイメージが確かにあります。
気まぐれな
もう1つwhimsicalには「気まぐれな、思い付きの、移り気な」といった意味の使い方があります。
The whimsical nature of this government is accomplishing nothing.
この政府の気まぐれな性質は何も成し遂げていない。
It was a whimsical decision to invest in that company, and I regret it.
あの会社への投資は気まぐれな決断だった。そして後悔している。
この意味ではサンダルの「flip-flop」にも似たような意味があります。
whimの意味と使い方
名詞でwhimは「思い付き、気まぐれ」の意味です。他にも「むらっ気」なども訳語になります。発音は「ウィム」ぐらいでしょうか。
whim【hwím】
He must follow the whims of his leader.
彼はリーダーの気まぐれについていかないといけない。
He catered to her every whim.
彼は彼女のあらゆる気まぐれを満足させた。
cater to whimは「〜の気まぐれを満たす・応じる」という意味でよく使われる表現です。
またon a whimで「気まぐれで」といった意味になります。
We decided to go to Las Vegas on a whim.
我々は気まぐれでラスベガスに行くことを決めた。