天才、プリンス死去のニュース

プリンス

プリンスが亡くなった記事をアプリ内で長文のニュースとして配信しました。

そのキャリアの中で特筆すべきことは多くありますが、英語学習サイトでもあるので名前を記号に変えたことを中心に英語表現を取り上げてみます。

最後に略歴を掲載しているので、どのような人物だったか先に知りたい方は読んでください。

名前を記号に変更

暗闇の中のコンサートや無言のインタビューなど奇抜な行動も多かったアーティストですが、1993年に名前を「prince」から読み方が不明の記号に変更します。アプリで配信したニュースから抜粋してみます。

The star’s unusual behavior peaked in 1993 when he changed his name to a symbol and was referred to by the media as “The Artist Formerly Known as Prince.”
(こうした奇行は1993年に最高潮に達する。名前を記号のみにしたのだ。そのためメディアからは「かつてプリンスと言われたアーティスト」と呼ばれた。)

プリンス

レコード会社への抗議のための変更で、契約問題が解決した2000年には元に戻しています。

メディアもこの記号をどう呼んでいいのかわからなかったので『The Artist Formerly Known as Prince.(かつてプリンスと言われたアーティスト)』と呼ぶようになります。

日本語では「元プリンス」「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」「かつてプリンスとして知られたアーティスト」など表記のゆれがありますが「known as」を正確にとるなら「知られた」になるでしょうか。

殿下の思い出

1990年、東京ドームでプリンスのライブを観ました。2階席でしたから、ステージ上のプリンスは小指の先ほどにしか見えませんでしたが、それでも感激しました。床に寝ころんだりステージを走り回って華麗なステップを披露したりといったパフォーマンスや歌も素晴らしかったのですが、何より感動したのがピアノの弾き語りです。暗いステージの中央にスポットライトが当たり、プリンスがピアノを弾きながらしっとりと歌う「パープルレイン」。泣いている人もいたようでした。

最近はあまり派手な活動をしていないので、プリンスをよく知らないという方も多いでしょう。記事にもありましたが、奇行の報道が先行して「あ、あのちょっと変わった人ね」と思われている方もいるかもしれません。

でもプリンスは、オバマ大統領が言うように本当に凄い人なんです。では何が凄いのか…。

歌やギターのうまさは言うまでもありませんが、ギター以外にもベース、ピアノ、パーカッションなど20種類もの楽器を弾きこなしました。しかもそのほとんどが世界一流のレベルと言われています。

また、アルバムでは作詞作曲からプロデュース、演奏、アレンジまですべて一人でこなしています。さらにジャンルはR&B、ポップスといった枠を超え、ヒップホップ、ジャズ、ラテンなど様々な音を作り出しました。ストイックに精力的に曲を作り続け、多くのアーティストに楽曲提供もしています。

文字通り「全てをこなしてみせた」天才なのに、世間からの評価はマイケル・ジャクソンなどと比べると低いんですね。マイケル自身はプリンスを高く買っていて、自分のライブに出演依頼までしたそうです(プリンスが断ったようですが)。有名な音楽雑誌「ローリング・ストーン誌」が選んだ「歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」の第1位にもなっているほどです。

確かに放送禁止用語連発の曲や全裸のジャケット写真などで物議も醸していますが、ファンにとってはそういうところも含めて魅力なのだと思います。ちなみに日本のファンの間では「殿下」と呼ばれています。

略歴

最後になりましたが、プリンスの略歴をご紹介します。

1958年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。マイケル・ジャクソンやマドンナと同じ年です。また、両親ともにジャズ・ミュージシャンだったそうです。

1978年にメジャーデビューし、数多くのヒット曲を生み出しました。

1984年には自伝的映画「パープルレイン」で主演。この映画に使われて人気となった楽曲が「パープルレイン」です。

1992年に名前をシンボルマークに変えました。男女のマークを組みあわせたシンボルでしたが、読み方がわからず(本人も決めていなかったそうです)、便宜上「かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」などと呼ばれました。

2000年に「プリンス」に戻り、翌年の3月にはロックの殿堂入り。その後もアルバム、ツアー、音楽フェスへの出演など精力的に活動していました。

亡くなる数日前、生前最後となったライブでもピアノで「パープルレイン」を弾き語っていました。

ツイッターなどで話題になり動画を見ましたが、鳥肌が立って涙が込み上げました。

ご冥福をお祈りします。

   


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