強調の意味のterribly

terribly

副詞のterriblyは「ひどく、恐ろしく、めちゃめちゃに」といった強調する意味で使われます。

しかしterrible(ひどく悪い)やterror(恐怖)といった悪い意味で使われる単語もあり、そうかと思えばterrific(素晴らしい、すごくいい)のようにポジティブな意味で使われる単語も存在しています。

このあたりのイメージを混同すると読み違える原因にもなるので、例文を交えながらあらためてまとめてみました。

根本のイメージ

語源的な部分は不明だったのですが、ネイティブに確認するとこれらの言葉に共通するのは日本語の「すごい」といったイメージです。

自分の想像するものを越えたような感覚で、それがポジティブにも使われるし、ネガティブにも使われるのであって、共通する感覚があります。

これらが派生していくことで、文法上の使われ方が異なる単語になっています。

terribly(副詞)の使い方

少しややこしいですが「terribly = very much」の強調する意味で使われています。発音は音声を聞いてみてください。

I am a terribly good tennis player.
(私はかなり良い/上手いテニスプレイヤーだ)

terriblyが使われているからといって下手な意味ではなく、後ろに続く言葉を強調しているだけです。

当然、後ろの言葉を変えれば逆の意味になってしまいます。

I am a terribly bad tennis player.
(私はかなり下手なテニスプレイヤーだ)

ものすごくの意味で、日本語でも「恐ろしくうまい」といった表現が成立しているので考えとしては近いかもしれません。

「この料理はおそろしく美味い」といえば、おそろしいが強調の意味で使われていることになります。

日本語に不慣れな外国人に「恐ろしくうまいってまずいってこと?」と勘違いされても不思議ではないように、私達もterriblyを勘違いしそうです。

謝罪の言葉などにも見られます。

I’m terribly sorry.
(誠に申し訳ありません)

この場合もI’m sorry.を強調して「誠に申し訳ない、本当にすいません」といった意味を伝えています。

この関係はそのままbadlyやdeadlyにも当てはまるのであわせてご参照ください。

上の記事はbadly(ひどく)が強調の意味で使われるケースと、下手なの意味で使われる両方に言及しています。

terrible(ひどく悪い)

一方でterrible(ひどく悪い)という単語も存在しており、こちらは形容詞です。

very badと同じでネガティブな意味で用いられることが多い言葉です。会話でも頻出の単語ですね。

I am a terrible tennis player.
(私はひどく下手なテニスプレイヤーだ)

terrific(素晴らしい、すごくいい)

こちらはterribleとは反対にterrific = very goodの意味で使われます。このあたり慣れないと混同する要素です。

I am a terrific tennis player.
(私は素晴らしいテニスプレイヤーだ)

That is a terrific movie.
(あれは素晴らしい映画だ)

テニスプレイヤーの例文が並びましたが、似たような単語で使い方も意味合いもまったく違うので確認してみてください。

terribleは悪いことに、terrificは良いことに使われるが一般的です。

しかしケースによっては「terrific accident(すごい事故、ひどい事故)」のように悪いことに使われるケースがなくもありません。

terrificですら古い英語では「怖い、恐ろしい」の意味だったので、このあたりの名残が見られます。

terror(恐怖)

ニュースに使われているterrorismなど、派生語も多い言葉なのであらためて整理してみます。

fearと同じような意味で「恐怖、恐れ」といった意味の名詞です。

I felt terror when I saw the spider.
(クモを見た時に恐怖を感じた)

terrorism(テロ行為)

テロリズムの根源的な意味は軍隊など武力がないため、個人攻撃や暗殺、公共施設の爆破、人質を使った強要など人々に対して「恐怖」を使って戦うような思想、スタイルを指しています。

Countries who don’t have money for a military will use terrorism to fight enemies.
(軍備にかける資金がない国々は、テロリズム[暴力行為]を使い敵国と戦う)

terrify (怖がらせる、脅かす)

動詞で怖がらせる、脅かす、ゾッとさせる、おどして~させる、などの意味があります。scare と同じような意味です。

The idea of skydiving terrifies many people.
(スカイダイビングという発想は、多くの人々をゾッとさせる)

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. sake(セイク)

    英単語の意味と使い方

    sakeの意味と使い方

    sakeは読み方が【séik】であり、カタカナにすると発音は「セイク」…

  2. operate / operation / operatorの意味と使い方

    英単語の意味と使い方

    operate / operation / operatorの意味と使い方

    名詞のoperation(オペレーション)や動詞のoperate(オペ…

  3. and-up / or more

    英文法とライティング

    以上を意味する「and up」「or more」の違い

    「〇〇以上」を表す表現はいくつか考えられます。過去に『以上、以下、未満…

  4. invade / invasive / invasionの意味と使い方

    英単語の意味と使い方

    invade / invasive / invasionの意味と使い方

    invadeは武力・敵意などをもって侵入することを意味する動詞です。語…

  5. yieldの意味と使い方

    英単語の意味と使い方

    yieldの意味と使い方

    yieldの使い方で最も頻度が高いのが農作物・金融系の用語で「産出する…

  6. abroad / foreign

    英単語の意味と使い方

    abroad / overseas / foreign / internationalの違い

    どれも「海外に、外国に」といった意味ですが、特にabroad / ov…

おすすめ記事

  1. Japanese
  2. 日本人と無神論
  3. present
  4. hack(ハック)の意味と使い方
  5. ゆるキャラ




こんなアプリつくってます!

スペシャルカテゴリー







最近の記事

  1. 中国でキラキラ・イングリッシュネームが増えている
  2. doping(ドーピング)とdopeの意味を考える
  3. 注射(shot / needle / injection)を打つのは英語でどういうか?
  4. annual(年に一度、年一回)の意味と使い方
  5. comfortable / comfortの意味と使い方
  6. apartの意味と使い方
  7. fall outの意味と使い方
  8. 「nuke(核兵器)」「nuclear(核の・原子力の)」の意味と使い方




PAGE TOP