外国人向けに行った日本人の口臭問題で72%の人々が日本人の息について苦言を呈しています。
しかしながら、調査では日本人の多くが1日に少なくとも2回はオーラルケアを行っていることも判明しているので、全体的な文化や習慣の違いがあります。
以下は実際にアプリの中で配信したニュースの抜粋です。
An online survey conducted by the Oral Protect Consortium found 72% of foreigners had been “disappointed” by Japanese breath.
(オーラル・プロテクト・コンソーシアムによって実施されたオンライン調査によると、72%の外国人が日本人の口臭にがっかりしている)
72% also answered that they thought Japanese should be more meticulous about oral hygiene.
(また72%は、日本人は口臭ケアにもっと気を使うべきだと答えた)
欧米人は距離が近い
清潔そうなイメージの日本人の口臭問題は、背景にある文化や生活習慣の違いが原因の1つでもあります。
まずは欧米人の「パーソナルスペース」、コミュニケーションを取る時の相手との距離は日本人のそれに比べて狭く近く、親しい仲になれば挨拶代わりにハグや頬へキスもします。
よって相手が誰であろうとコミュニケーション時に口臭があるというのは失礼で、マナー違反になるため口臭ケアは念入りに行うのです。
今では分かりませんが、私が子供の頃は歯医者というのは歯に何か問題がある時にしか行かない所で、アメリカに来るまでずっとそういうものだと思っていました。
しかし欧米人は、痛いなどの自覚症状がなくても半年に1回のペースで歯医者に行きクリーニングを行い虫歯などの定期チェックをするのが一般的です。
歯石や虫歯は口臭の原因にもなるからで、赤ちゃんが歯が揃い始める1歳半頃になると定期検査を勧められるくらいです(いずれ永久歯と生え変わるのだから少々良いのでは、とも思うのですが)。
日本では虫歯になってから治療しますが、欧米ではそうなる前に阻止するという考えの違いもあるのでしょう。
歯並びと歯列矯正
欧米では少しでも歯並びが悪いと子供のうちから矯正を始め、大人でもブレスを付けることは珍しくありません。アメリカの映画やドラマのシーンにもよく登場しますね。
歯並びが悪い=衛生的ではない=口臭&お金がない=貧乏&教養がない、という風にとられるので、小さい頃からできる限り歯にはお金をかける文化なのです。
私自身アメリカに来て8年後に、3年かけて矯正をしました。
元々、歯並びを気にしていたのもありますが、そのような文化圏で長く生活するとさすがに我慢できなくなり、肩身が狭くなるような気がしました。
歯並びが悪い日本人俳優・女優・芸能人を見るとどうしても口元に目が行ってしまい「もったいないな…」と思ってしまいます。
アメリカでは職場で歯磨きはしない
昔、日本の会社で対面接客の業種ではないにも関わらず、昼食後に男女問わず皆がキッチンに並んで歯磨きをしている光景に違和感を覚えたことがあります。
私が知るかぎり、学校や職場での歯磨きはアメリカでは誰もしません。ミントやガムを食べるくらいする人もいるかもしれませんが、歯磨きはまず見たことがありません。
息子も日本の幼稚園で昼食後に磨かされたようですが、アメリカの幼稚園ではしていません。
「そこまで口臭気にするのになぜ?」と疑問になるかもしれませんが、つまりそういうその場限りの食後1回ぽっきりの歯磨きよりも、普段から念入りに行うプロによる定期的なケアの方が大事で効力があるということなのかもしれません。
また口臭は胃など体内の不調にも関係があると言われており、特にストレスの多そうな日本人ならではの問題ということも考えられそうです。