hardly(ほとんどない)の使い方

hardly

hardlyは物事の程度が「ほとんど~ない」の意味や、頻度が少ない「ほとんど~しない」の意味で用いられます。

使い方によっては文章が何を意味しているのか曖昧にもなり兼ねないので、使い方を順番に確認してみましょう。

有名なhardとhardlyの違いや、関連のhardly everについてもご紹介しています。

ほとんどない(程度)

hardlyは「ほとんど~ない」と物事の程度を訳す場合はたいてい名詞や形容詞とともに使われます。

特徴は準否定と呼ばれるように、hardlyそのものに物事を否定するような意味(not)が含まれている点です。以下の例文を参考にしてください。

He is hardly a good student.
彼はほとんど良い学生ではない。

=He is almost not a good student.
=He is a bad student.
(似た意味になります)

直訳していますが、要するには悪い生徒だ、ほぼ良い生徒ではないといっています。

I’m hardly hungry.
私はほとんどお腹が空いていない。

=I am almost not hungry.
=I’m not hungry.
(似た意味になります)

体調が悪い、食べたばかりなど事情はわかりませんがお腹が空いていないということです。

ほとんどしない(回数・頻度)

「ほとんど~しない」と訳す場合はたいてい動詞とともに使われます。その動作の回数、頻度が低いことを意味しています。

I hardly go shopping on weekdays.
平日にはほとんど買い物に行かない。

=I almost never go shopping on weekdays.
(似たような意味の言い換えです)

She hardly wakes up at 5:00 am.
彼女は午前5時にはほとんど起きない。

=She almost never wakes up at 5:00 am.
(似たような意味の言い換えです)

rarelyとhardly

辞書ではrarelyは「めったに~しない」、hardlyは「ほとんど~ない」で掲載されていますが、頻度に関する点でいえば意味としては同じで「頻繁ではないこと、回数が少ないこと」を表します。

I rarely eat my steak rare.
めったにステーキをレアで食べない。

She rarely gets a chance to sleep.
彼女はめったに寝る機会がない。

しかし、これをhardlyで置き換えると頻度と程度の両方を表せるので、少し文章が曖昧になります。それは以下の解説に続きます。

程度と回数の両方の意味

hardly

hardlyは動詞とともに使われる多くの場合には、両方の意味を持つことが可能です。このためネイティブスピーカーでもたまに解釈に迷う時があるそうです。

She hardly dances.

この例文は「彼女はほとんど踊らない」を意味しますが、2通りの解釈が成り立ちます。

=She almost does not dance.
=She dances very poorly.

こちらはあまりダンスがうまくない、ダンスが下手だという程度を表す意味です。

=She almost never dances.
=She rarely dances.

年に1回ぐらいなど、めったに踊らないという意味にもなります。

たいていは前後の文脈に依存します。状況をもう少し描写することで「ほとんど踊らない」と「滅多に踊らない」のどちらかが文章からはっきりします。

She is hardly dancing.
彼女はほとんど踊っていない。

=She is dancing poorly.
彼女は下手に踊っている。

上の例文だと、今まさに進行形で踊っているわけだから、滅多に踊らないという頻度よりも、その動きや動作に寄った表現だと判断できます。

She hardly dances at weddings.
=She rarely dances at weddings.
彼女は結婚式でめったに踊らない。

この例文では、結婚式だけで下手におどる人もいないと思うので、頻度の問題だとわかります。

また微妙に文章を変えることで意味が明確になっているケースがあります。

I hardly watched that movie.
あの映画をほとんど見なかった。

=I almost did not watch that movie.
=I only watched a little bit of that movie.

あの映画をほとんど見ていない、ちょっとだけ見たといった意味です。しかし以下のように映画の部分を複数形に変えると頻度になります。

I hardly watch movies.
=I rarely watch movies.
めったに映画を見ない。

hardly everとhardlyの違い

everを使うことで頻度のrarelyの意味であると強調することができます。

She hardly ever dances.
=She rarely dances.
彼女はめったに踊らない。

I hardly ever watch movies.
=I rarely watch movies.
私はめったに映画を見ない。

I’m hardly ever hungry.
=I’m rarely hungry.
私はめったにお腹が空かない。

滅多にお腹がすかない人がいるのかといった問題もありますが、このように書くと頻度の問題だと明確になります。

rarely ever

正しい英語表現かどうかははっきりとは分からないけれども、ときどき人々はrarelyの後にも同じようにeverをおくことがあるとスティーブは話しています。

I rarely ever eat my steak rare.
めったにステーキをレアで食べない。

She rarely ever gets a chance to sleep.
彼女はめったに寝る機会がない。

正しい表現かは別として、このような使い方をするネイティブスピーカーがいます。

hardとhardly

すごく基本的な話ですが意味が真逆になるので注意が必要な言葉です。

hard:熱心に、一生懸命、激しく

hardly:ほとんど~ない、とても~ない

She is working hard.
彼女は熱心に働いている。

She is hardly working.
彼女はほとんど働いていない。

これはpoor / poorlyやbad / badlyにも近いことがいえるのでご紹介しておきます。

   


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