face-to-face という表現もありこちらは、「面と向かって、直で会って、対面で」などさまざまな状況に使えます。電話やネットといったメディアを挟まないことを意味します。
他にもカタカナのマンツーマンになっている「man-to-man」や、一般的な1対1でを表す「one-on-one」があるので例文を交えながら使い方をご紹介します。
この記事の目次!
face-to-faceの使い方
これは顔と顔での意味になるので、「直接、面と向かって」を意味する表現で以下の例文のように使います。
I’d like to meet you face-to-face and discuss the contract further.
面と向かってお会いし、契約についてより話し合いたいです。
In some cultures people get married without seeing each other face-to-face beforehand.
いくつかの文化では、人々は事前に面と向かってお互いを見ることもなく結婚する。
Oh my god! I met Hugh Jackman face-to-face!
オーマイガー!ヒュー・ジャックマンに直接会っちゃったよ!
I’ve never met my cousin in France face-to-face, but we talk a lot over the phone.
フランスにいるいとこに直接会ったことはないけど、電話でたくさん話すよ。
I’m glad we could finally meet face-to-face.
やっと直接お会いできてうれしいです。
come face-to-face with
face-to-faceが「面と向かって、直で会って」という意味で、come face-to-face withになると、何かや誰かと突然面と向かう状況になることを表します。
I didn’t expect to come face-to-face with Shohei Ohtani.
大谷翔平選手といきなり顔を突き合わせるなんて思ってもなかったよ。
At the end of the movie, the detective comes face-to-face with the killer in an alley.
映画の最後で、刑事が路地で殺し屋と対面する。
また、いま対処しなければならないような好ましくない状況にあるといった意味でも使えます。
She came face-to-face with the fact that she wouldn’t graduate college.
彼女は大学を卒業できないかもしれないという事実に直面した。
in the fresh
いくつか類似の表現があります。in the freshでもface-to-faceと同じ意味を表します。
Oh my god! I met Hugh Jackman in the flesh!
オーマイガー!ヒュー・ジャックマンに直接会っちゃったよ!
I’ve never met my cousin in France in the flesh, but we talk a lot over the phone.
フランスにいるいとこに直接会ったことはないけど、電話でたくさん話したよ。
in-person
これも同じような意味で直接会っての意味で使われています。面と向かって対面するような状況です。
We’ve talked a lot over the phone but I have never met him in-person.
私たちは電話で多くのことを話したけど、彼に直接会ったことは一度もない。
When I saw her she looked even more beautiful in-person.
直接会って彼女を見たときは、彼女はよりいっそう美しかった。
上の2つの例文はそのままin-personの部分を「in the flesh」や「face-to-face」に置き換えてもらっても大丈夫です。
in private(個人的に)
少しニュアンスが変わりますがin privateで「プライベートで、個人的に、非公式に」の意味になります。
公式の場があってこその個人的な場なので、特にビジネス関係にある人と個人的に会うような場合には使えます。
I want to meet you in private.
あなたに個人的に会いたいです。
I want to meet you privately in-person.
あなたに個人的に直接会いたいです。
例文を比較してみると、ちょっとニュアンスが異なりますが、それは日本語で感じる違いと英語で感じる違いは似たようなものです。
man-to-man
英会話スクールなどで使われるman-to-man(マンツーマン)はちょっと問題があります。
We need to have a man-to-man talk.
私たちは腹を割って話す必要がある。
このような使い方でserious and honest talk(真剣で正直な話)ともいえます。
今の時代にあまりそぐわないのは、もともとは「男と男の話」という意味で、女はなしで男の話をしようといったニュアンスの表現だったからです。
性差が色濃い表現なので、今でも間違って受け止められる可能性もそれなりにあるので、あまり使わなくなっている傾向があるようです。
I want to talk to you woman-to-woman.
逆にいえば、上のような「女と女の」といった表現も可能で、これも性差が出た表現です。
one-on-one
1対1でを表すには「one-on-one」がよく使われます。英会話スクールなどでも1対1を表現するならば「one-on-one」が自然な形です。
This school offers one-on-one lessons.
このスクールは1対1のレッスンを提供している。
英会話スクールという英語を専門にしている場所がマンツーマンと表現しているのは、おそらく日本人にピンと来るという広告的な理由からではないでしょうか。
I like to play one-on-one basketball.
1対1でバスケットボールをするのが好きだ。
バスケットボールの「3 on 3(スリーオンスリー)」と考え方は同じで、それを1対1でやる形式のバスケです。
He had a one-on-one interview with Hugh Jackman.
彼はヒュー・ジャックマンと1対1でインタビューをした。
記者会見ではなくインタビューする人はほかには誰もいない状態です。
I like to play basketball face-to-face.
(変な表現です)
他にも「身体の部位 to 身体の部位」で表せる表現が多いので、以下の記事にまとめています。