海外に出ると12個を1組とする「ダース」発音としては「ダズン」が当たり前のように使われています。日本でも見かけますが元々が輸入品だったりと、日本人がすすんで使っている感じでもありません。
日本人にすると中途半端な数字ですが、12個が好まれるのは半分(halves)1/3(thirds)クォーター(quarters)のどれにも簡単に割れるからだそうです。
今回はダースの表現を取り上げてみます。特に卵やドーナツの販売などによく見られますね。
最初に書いておきますがスター・ウォーズのDarth Vader(ダースベイダー)は字が違うしそもそも造語です。しかも英語ではdozen(ダズン)なので発音も何もかも関係ありません。
ダース(a dozen)
ダースで販売しているものは一般的に以下のような表現が可能です。
They sell eggs by the dozen.
彼らは卵をダースで売る。
You can buy donuts by the dozen.
ドーナツをダースで買えます。
値段の表現をするときは”for a dozen”や単純に”dozen”といいます。
They sell eggs for $3 for a dozen.
They sell a dozen eggs for $3.
彼らは卵12個を$3で売る。
You can buy donuts for $5 for a dozen.
You can buy a dozen donuts for $5.
ドーナツ12個を$5で買えます。
dozens of(たくさんの)
a dozenは「12」を意味しますが、dozens ofで「たくさんの、いっぱいの」を意味します。この場合、特に12の倍数である必要もなく感覚的に「いっぱい、たくさん」の意味になります。
There is a dozen pigeons outside my house.
= There are 12 pigeons outside my house.
家の外にハトが12匹いる。
There are dozens of pigeons outside my house.
= There are a lot of pigeons outside my house.
家の外にハトがいっぱいいる。(たぶん100匹ぐらい)
She is famous for helping dozens of poor people.
彼女は多くの貧しい人々を助けていることで有名だ。
a score / score of
似たような考え方でscoreには点数などのスコアもありますが、数字の「20」を意味します。ちょうどdozenが「12」を意味するのと同じ関係にあたります。
a dozenが「12」を意味し、dozens ofが「たくさんの、いっぱいの」を意味するのと同じことがscoreにもいえます。
a scoreが「20」を意味し、scores of が「たくさんの、いっぱいの」を意味することになります。
There is a score of pigeons outside my house.
= There are 20 pigeons outside my house.
家の外にハトが20匹いる。
There are scores of pigeons outside my house.
= There are a lot of pigeons outside my house.
家の外にハトがいっぱいいる。(たぶん100匹ぐらい)
なぜscoreが20を指すのかは諸説あるようですが、昔の羊を数えることに由来する説があり、手足の指の合計ではないかという話です。