buzz / viral

buzz(バズ)とviral(バイラル)の意味

buzz(バズ)とviral(バイラル)はブログをやっていたりネットメディアに関わる人なら耳にする機会も多い言葉です。ここでは英語本来の意味を掘り下げています。

日本語ではブログの記事がヒットすることを「バズる」といいますが、少し和製英語ぎみの使い方になっています。本来はハチなどの飛ぶ音を指しています。

ウイルスのように記事やツイートが拡散するviral(バイラル)については比較的、英語でも同じような使い方が可能です。注意点も含めて使い方を例文にまとめています。

buzzの意味

buzz

buzzとは本来はハチなどの虫が飛ぶ「ブーン、ブーン」という音またはそのような音をたてることです。そこから転じて、それに近い性質のもの(電話など)にも使われます。

I heard bees buzzing around my garden.
私は庭でハチがブンブン飛ぶ音を聞いた。

The microwave makes a buzzing sound.
電子レンジがブンブンと音を立てている。

これは多くの人々がガヤガヤいっている様子にも使われます。

There is a lot of buzz about the new B’z exhibit.
ビーズの新しい展示会について多くのがやがやした声がある。

My microwave is buzzing.
電子レンジがブンブンいっている。

People are buzzing about the movie.
人々がその映画についてガヤガヤいっている。

ネット用語の「バズる」

バズる

英語ではバズそのものは良いとも悪いともいっていません。人々が騒がしくしている様子を描写しているだけです。

ネット用語ですがブログなどの記事がヒットすることを「バズる」と表現したりしますが、英語ではこの意味が少しずれています。

My novel made a buzz.
私の小説がバズを起こした。

これも人々が騒ぎ立てているだけで無反応よりは良さそうぐらいの感覚でしかありません。ヒットしているならばヒットしていると書くほうがいいです。

My novel was a big hit.
私の小説が大ヒットした。

StudyNowの通常記事は10000PVぐらいあって世間的に見てもよく読まれており、ヒットしている記事だといってもいいかもしれませんが、だからといってそれについて「今日の記事みた?どう思う?」など、ネットで騒がれている感じはありません。

よく読まれているヒットした記事と、それについてガヤガヤしているバズとでは、英語では必ずしもイコールになりません。

buzzword

buzzwordは英単語としても存在しており、文字通り人々がガヤガヤいっているような言葉でこれは「流行語」などの翻訳があてられます。

The annual 2016 U-Can New Word / Buzzword Award opened a website with a shortlist of 30 words nominated for the prize.
毎年恒例の「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート作品、30語の最終候補リストが公式サイトで公開された。

go viral(バイラル)

viral

ウイルスのように拡散していくことを意味し、ネットなどで話題が広まっていくことを指します。基本的にネットで広がることに使われ、現実世界に対しては用いられません。

「バズる」「バズした」はすでに紹介したように和製英語なのでそのまま英語にはできませんが、こちらのgo viralは「ウイルスのように拡散する」の意味で、良い悪いも含めて日々登場するさまざまな話題に使われます。

go viralの形は多く見られ、スティーブに確認すると日本語のニュースで見られる「話題になる、話題になっている」がそのまま英語にしにくい文章なので、go viralに置き換えられるケースがよくあると言っています。

My blog post went viral.
= My blog post got lots of attention.
私のブログの投稿が広まった。

Beppu mayor to open onsen theme park if video goes viral
別府市長、もし動画が広まれば温泉のテーマパークをオープン(ニュースの見出しより)

また以下のように「拡散したツイート(viral tweet)」のような使い方もあります。

A viral tweet recently highlighted the difference between Apple and Google cheeseburger emojis.
最近になって広まったあるツイートが、アップルとグーグルのチーズバーガーの絵文字の違いを強調していた。

もともと「ウイルス性の」といった意味なので、本来の使い方がされるケースもあります。

Officials from Kansai International Airport are reporting that 32 men and women working at the airport have come down with measles, a highly contagious viral infection.
関西国際空港の職員関係者によると、空港で働く32人の男女の職員が麻疹にかかっていると報告されている。高い感染力をもったウイルス感染症だ。

どの程度でgo viralなのか?

スティーブと話していたのですが「go viral」はどの程度の規模を指すのか? というラインです。

例えばPPAP(ペン・パイナップル・アポー・ペン)は間違いなくgo viralといっても良いレベルだろうという見解です。世界規模で広まっています。

YouTubeの100万回再生は、人気といえば人気ですが、どっちかといえば局地的、日本国内のさらに一部のネット好きにおける人気だともいえます。

このあたりの明確なラインはありませんが、この100万回再生ぐらいの規模でgo viralを使うかどうかには「う~ん」という感じはするそうです。

このあたりは定義はないので、人によっては100万回再生でも使う人はいると思います。

バイラルメディア/viral media

少し前に日本のマーケティング用語で、サイトの形態を指して「バイラルメディア/viral media」と呼ばれるものがブームになりました。

日本における「バイラルメディア」とはおおよそ定義すると、猫や犬の動画や、人に見せたくなるおもしろ動画を中心に紹介して、フェイスブックやツイッターでの拡散による集客を狙ったサイトです。

しかし、規約・ルール・モラルを越えた範囲で他人の画像・動画を自社サイトに転載する、自分たちではオリジナルのコンテンツを作らないため批判も多かったサイトの形式です。

この「バイラルメディア/viral media」も和製英語に近く、少なくとも日本での定義のように「サイト全体の形、サイトの運営方針」を指しては使わないようです。

すごく人気のシェアされまくったかわいい猫の写真や、話題になってリツイートされるYouTubeの動画そのものを指して「この写真/動画はバイラルメディアだね」という言い方はできても、サイトのフォーマット、形態を表すことはあまりありません。

その一方で「Viral marketing(バイラル・マーケティング)」はソーシャルでの拡散を狙うことを前提としたマーケティング手法としてウィキペディアに項目(Viral marketing)があるぐらいには認知されています。

writer(ライター)とblogger(ブロガー)の違い

ライターとブロガー

比較的新しいインターネット用語でも、すでに日米でけっこうな違いが見られます。

例えばネットで有名なヨッピーさんやはあちゅうさんは「オモコロ」などのサイトで執筆する、体をはったネタで楽しませてくれる「writer(ライター)」だとは思いますが、彼は英語圏では一般的には「ブロガー/blogger」という位置づけになると考えるのが妥当です。

インターネットに文章を書いている人全般を「blogger(ブロガー)」というのであって、ヨッピーさんが自分のブログを開設しているかどうかや原稿料をもらっているかどうかはあまり問題ではないという話でした。

「ライター/writer」といえば新聞記者のような主に紙媒体に書いている、専門職の色合いが強い人を指します。

「じゃあニューヨーク・タイムズのネット版に執筆してる人はどうなる?」という話になりそうですが、厳密にライン引きできるものではなく、あくまでイメージの分類です。

はあちゅうさんやヨッピーさんは単著があったりするので余計に複雑になりますが、主にネット媒体に書く人=ブロガー、主に紙媒体に書く人=ライターという大まかな分類です。

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