例えば飛行機の「Boeing 777(ボーイング777機)」といった機体の型番や、空港での「128便」などのフライト番号が英語で登場した時に、声に出して読み上げる必要がある場合にどう読むのかはネイティブでも意見がわかれました。
こう読まないといった絶対のルールはありませんが、以下にさまざまなネイティブに意見を聞いた結果をまとめておきます。
同じ問題で困っている人がそんなに多いとは思いませんが参考にしてください。
Boeing 777をどう読むか?
Boeing 777の読み方については、いくつかのパターンに分類することができます。代表的なものは以下の通りです。
① I flew on a Boeing triple seven.
(ボーイング・トリプルセブン)
② I flew on a Boeing seven-seven-seven.
(ボーイング・セブン・セブン・セブン)
③ I flew on a Boeing seven-seventy-seven.
(ボーイング・セブン・セブンティ・セブン)
けっこうネイティブスピーカーでも意見がわかれる要素があり、基本的にどれも間違いではありません。
StudyNowのアメリカ人のジェシカさんが調べてくれた限りでは①の「トリプルセブン」がざっと見た感じで最も多いです。
オーストラリア人のカールは②の「セブン・セブン・セブン」を使うといっています。カナダ人のスティーブは③の「セブン・セブンティ・セブン」を使うといっているので、意見がわかれています。
少数派の読み方
下の例文は777に対して、おそらく誰もそのような言い方はしないであろう発声です。
I flew on a Boeing seventy-seven-seven.
(この読み方はあまりしない)
また以下のように読む人もいますが、めったに見ないケースです。おそらく空港でもハンドレッドやサウザンドを使うケースはないと思います。
I flew on a Boeing seven hundred seventy-seven.
(ハンドレッドはたぶん使わない)
空港など特に雑音が多くて聞き取りにくいので混乱するような呼び方は避ける傾向があります。
飛行機の便(フライト)
これは機体の番号・型番ではありませんが空港のアナウンスで便の3桁の番号を読み上げる時には、②の数字を1つ1つ読み上げる形式が多いです。
ただし1017便なら「ワン・ゼロ(オー)・ワン・セブン」になりますが、テン・セブンティーンで読み上げる形式もあります。
以下は本物の空港アナウンスを使った英語学習動画ですが1017便を「テン・セブンティーン」と読み上げています。
このあたりルールがはっきりしない感じもあり航空会社によって違うのかもしれません。ただこれもサウザンドやハンドレッドを使うケースは見かけません。
ぜひ空港に行かれた方はなんと呼んでいるか注意深く聞いてみてください。
スリーセブン
日本語の特にパチンコ用語だと思いますが古くから7が3つそろうことを「スリーセブン」と呼ぶ習慣があります。
これはネイティブスピーカーに確認してみると「777」をスリーセブンと呼ぶことはまずありえなくて、この言い方をされるとすごく混乱するそうです。
おそらく日本語でもパチンコファンは別として「スリーセブン」といわれると「37」を想像する人が多いのではないでしょうか。