big deal / great dealの意味と使い方

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公開日: 最終更新日:2020.03.20

dealそのものは名詞で「取引・契約」といった意味ですが、big dealやgreat deal ofのような形でちょっと変わった意味で使われます。

今回は大きくわけてbig dealやgreat deal ofの使い方をネイティブスピーカーの意見を交えながら例文付きでご紹介します。

動詞での使い方は『deal with / deal inの使い方』の記事をご覧ください。

deal

dealは普通に名詞で「取引、契約、協定」などの意味があるため日常会話でもよく見かけます。

A: I traded my pen for an iPod.
iPodとペンを交換したんだ。

B: Wow, that was a good deal.
ワオ、それはいい取引だったね。

またお店などでも安売りをしていたり、いい値段で販売している場合にはdealが使われます。

This store has some really good deals today.
このお店は今日は安売りをしている。

安売りに限ったことではありませんが、良い取引なので普通は値引き、安売りだと考えるのが妥当です。

the deal

dealは「扱う、取引」などの意味ですがthe dealとして文章に登場すると「例の件、あの件」といった感じで使われます。

たいてい、何か事前に事件・事情などがあり、それを受けて現在の状況、何かの説明など文脈によって何を指すかは変わります。

So, what’s the deal? Are we going to see the movie tonight?
なあ、例の件だけど。今夜、映画にいくつもりかい?

What’s the deal with you and Jennifer? Are you still getting married?
ジェニファーとの件はどうだい? まだ結婚してるのか?

I don’t understand the deal with all these people saying Ichiro’s hits in Japan don’t count.
イチローの日本でのヒットをカウントしないと言っている人々がいる件については理解できないよ。

big deal

ニュースに何度か登場した「big deal」は文字通りでは重要なイベント、大事件、大きな取引といった意味でつかわれます。

ただし文脈によっては皮肉にも使われ、興味がないことに対して「ふーん、すごいね…」といった意味でも用いられています。

たいていは単独で「big deal」だけ使われると皮肉、ちゃんと文章になっていたら重大なイベントといった使い分けになります。例文の使い方を参考にしてください。

A: “Guess what! I just got 50% on my math test.”
ちょっと聞いてよ!数学のテストで50点をとったんだよ!。

B: “Big deal. I got 53% on mine.”
ふーん、すごいね。僕は53点だったよ。

言い方やイントネーション、内容から判断する必要はもちろんありますが上の会話ならば皮肉のように聞こえます。

下の会話ならば文章になっているので本当にすごいと思っていると判断していいと思います。

A: “My cousin got a contract with the Seattle Mariners.”
うちの従兄弟がシアトル・マリナーズと契約したんだ。

B: “Wow! That’s a big deal!”
わお!それは大事件だね!

make a big deal

Make a big deal で「大騒ぎする、重大視する」ですが、場合によっては「大袈裟に扱う、大げさに言う、実際よりも深刻に受け取る」などの意味にもなります。

否定的に見ているのか、本当に騒ぎ立てているのか、文脈で判断するしかないので例文をご紹介します。

Everyone in America will make a big deal about Ichiro’s 3,000th hit in Major League Baseball.
アメリカのすべての人はイチローのMLBでの3000本安打で大騒ぎするだろう。

You’re making a big deal out of a small problem.
あなたは小さな問題を大きく騒ぎ立てている。

My girlfriend always makes a big deal of the way I dress.
私の彼女はいつも、私の服装を大袈裟に騒ぎ立てる。

最後の文章なども普通は「彼女は服装の細かい部分に、あーだこーだと騒ぎ立てる」といった否定的な意味で受け止めます。

しかし「大袈裟に言う」としか書いていないので「あなたの服はいつも素敵だわ!王子様みたいよ!」と毎回いってくる可能性もないこともなく、文脈で判断するしかありません。

a great deal of

基本的には「a lot of」と同じで「いっぱい、たくさん、多い」といった意味です。a good deal ofとも表現されることがあります。

There was a great deal of rain today.
=There was a lot of rain today.
今日は雨がいっぱい降った。

ただし数えられない不可算名詞、集合名詞、考え方、概念(愛やストレスなど)に使うのが適しているそうです。

以下は「彼は彼女にたくさんの愛を示した」ですべて同じ意味です。こういう使い方はOKです。

He showed a great deal of love to his girlfriend.

He showed a good deal of love to his girlfriend.

He showed a lot of love to his girlfriend.

しかし、目に見えて数えられる物体、名詞には間違いとは言い切れませんがあまり使いません。

▲ There are a great deal of pencils on this table.
(このテーブルの上にたくさんの鉛筆がある)

しかしpeopleには使っても自然な文章になるので、このあたりは少し言葉を選ぶ要素があります。

There was a great deal of people at the show today.
今日のショーにはたくさんの人々がいた。

raw deal

raw dealとは「不公平・不平等な取引、不公平な状況」を意味します。

It’s pretty clear that minorities often get a raw deal.
少数派が不公平な状況になってしまうのはかなり明確だ。

My last job was a raw deal, so I’m glad I found a new one.
私のこの前の仕事は不公平だった。新しい仕事が見つかってうれしい。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の1986年の映画のタイトルにもなっていますが、邦題はなぜか『ゴリラ』と攻めた題名になっています。raw dealだといまいちピンとこないからだと思いますが、ゴリラもどうかしてる感じがあります。

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What’s the dilly-o?

アプリで紹介したニュースの1つに、使われなくなったスラング、使うと若者から怪訝な顔をされる時代遅れの言い回しの中で「What’s the dilly-o?」がありました。

90年代のヒップホップカルチャーの挨拶で、「What’s up?」「How’s it going?」などの意味で使われていました。

dillyは辞書にアメリカの俗語で「素晴らしい人、すてきな人」などの意味で掲載がありました。

元々はdealの崩れた形だろうという話で、取引・ディールと考えても「今日はどんな取引だ?→最近、どうよ?」と考えても、流れとしては理解可能です。

たぶん使うこともないし、あまり目にすることもないと思いますが、dealの派生した形であるといえます。

その他の動詞でのdeal withなどの使い方については以下の記事にまとめています。

   


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