「shore」と「beach」は、海や湖の辺りを表現する際に使用する言葉ですが、shoreはいろんな意味での「水」と「陸地」の境界にあたる大きなカテゴリーになります。その中でも砂地で泳げるような場所を「ビーチ」と呼んでいます。語源が異なりますが動詞で「shore up (支える)」の使い方もあるのであわせてご紹介しています。
shoreの意味と使い方
shoreはいろんな意味での「水」と「陸地」の境界にあたる部分全般であり、海だけでなく、川や湖にもあります。日本語だと「岸、海岸、沿岸」あたりの訳です。
いろんな形のshoreがある中で、海との境界にある、だいたい砂地で泳げるような場所を「浜辺・ビーチ」と呼びます。
We went swimming at the shore.
私達は海岸に泳ぎに行った。
We went swimming at the beach.
私達は浜辺に泳ぎに行った。
I like to walk along the shore.
私は海岸を歩くのが好きだ。
shore up (支える)
shoreには別の語源から来る言葉で、「支柱」「支柱で支える」みたいな使い方がありました。
ただし現代の英語ではshoreが「支柱」「支柱で支える」の意味で使われることはほぼなく、その比喩的な意味での「サポートする、支える」として使われているのみです。
The tax is expected to shore (up) the economy.
その税は経済を支えると期待されている。
The country bought missiles to shore up their defense.
その国は防衛をサポートするためにミサイルを買った。
この実際に支柱を使ってではなく、比喩としての支えるでは「shore up」の形のほうがよくみられます。
day at the beach
day at the beachは文字通り「浜辺での日」の意味ですが、よく比喩的に「楽しいリラックスした状態」を表す言葉としても使われます。
しかも、それができない、無理だといった否定的な文脈で用いられることも多いです。
Having kids is no day at the beach. It takes a lot of work and energy.
子供を持つことは、リラックスする日がないよ。いっぱいやることがあってエネルギーがいる。
I warn you that this job is no day at the beach, but we pay a high salary.
この仕事は気楽な日なんてないと言っておきますね。しかし、我々は高給を支払います。
このように否定的な文脈で「楽ではない、楽しい時間はないよ」といった文脈で使われます。実際に波辺に行くかどうかは問題ではありません。