terminal(ターミナル)は「end」に近い意味の言葉が語源になっています。カタカナでも鉄道などの終点という意味でのターミナル駅や、コンピューターの端末としてのターミナルとしても使われています。どちらもそこから先がない、終わりの地点であることが共通しています。病気などでは「末期の」といった形容詞としても使われるので整理しています。
終わらせるという意味での動詞「terminate」については『terminateの意味と使い方』の記事をご覧ください。
terminal(ターミナル)の意味と使い方
terminalとは「終わり」であり、そこから行き先がない状態のもの全般に関連しています。
交通機関のターミナルはもともと電車の終点駅(始発駅)で複数の路線が集まるようなところに使われてきたそうです。
空港のターミナルは飛行機の路線が集まって着陸して先がない場所だと考えることができます。
I went to the wrong terminal and missed my flight.
間違ったターミナルにいって飛行機を逃した。
There’s a nice bar in Terminal 2.
ターミナル2に素敵なバーがある。
She works at a bus terminal.
彼女はバスターミナルで働いている。
The terminal is really crowded during holidays.
休暇中はそのターミナルはすごく混んでいる。
端末
コンピューターのネットワークの場合は「端末」です。歴史的にも当然、鉄道のターミナル(終点)より新しい使い方になります。
The library has terminals set up for anyone to use.
その図書館には誰でも使えるパソコン端末が設置されている。
I was moved to a different terminal in the office building.
オフィスの建物の違う端末に移動させられた。
形容詞のterminal
語源としては形容詞の使い方のほうが古く、病気などに対して「末期の」といった使い方がされます。
The doctor said he had a terminal disease.
医者は彼は末期の病気だといった。
He is receiving terminal care for cancer.
彼は癌のターミナルケア(終末期医療)を受けている。
これは比喩的に終わりかけのビジネスに対しても使われることがあります。「救いようのないほどの、絶望的な」といった意味です。
The print newspaper industry is in a terminal decline.
紙の新聞産業は末期的な減少にある。