「勇気がある、勇敢である、根性がある」といった表現に使われるballsの語源は、やはり睾丸・キンタマみたいな部分に由来します。辞書にはスラングや俗語の扱いをされているケースもあります。
このような語源のため普段使いできる言葉なのかや、女性が主語だった場合にどうするのかという疑問があります。基本的にはあまり気にせずに広く使われている感じはありますが、いくつか避けたほうが無難なものがあるのは事実です。
関連語の形容詞「ballsy」と、名詞の「ballsiness」とあわせてネイティブに使い方を確認して例文にまとめています。
have ballsの意味と使い方
このballsは勇気・度胸のことなので、haveを使って「度胸がある、根性がある」となります。
ballsについては語源は確かにキンタマみたいな部分ですが、かなりこの意味合いが薄まって使われているので、あまり気にしないで広く使われています。
しかし「have + balls」の形だけは、やはり本来の意味が残っている感じがややするので、人によっては女性を主語にするのを避けるケースもあるようです。
もし気になるようでしたら、類義語のcourage(勇気、勇敢、度胸)やgutsで置き換えても問題ありません。
He doesn’t have the balls to ask her on a date.
彼は彼女をデートに誘う度胸は持ってない。
It takes balls to step into the ring with Mike Tyson.
マイク・タイソンのいるリングにあがるのは勇気がいる。
ballsyの意味と使い方
形容詞がballsyで「勇敢な、度胸がある」です。courageousやgutsyと言い換えることができます。
It was a ballsy move to ask the boss for a raise.
ボスに昇給を求めるのは勇敢な行動だった。
She is a ballsy woman who doesn’t take no for an answer.
彼女はノーの返事を受け入れない勇敢な女性だ。
ballsinessの意味と使い方
ballsinessが名詞で「度胸があること」「勇気があること」を表します。balls(勇気・度胸)そのものとは違います。類義語はcourageousnessやgutsinessです。
The boss was impressed by his ballsiness and agreed to give him a raise.
ボスは彼の勇敢さに感心して、昇給に同意した。
The movie doesn’t really capture the character’s ballsiness.
その映画は本当にキャラクターの勇敢さをとらえてない。