routineは主に日々、繰り返されるようなことを指し、品詞としては名詞か形容詞のどちらかになります。
カタカナで定着している感じもあり「ルーティン、ルーチン」として、同じことの繰り返しの意味で使われています。
意図的に繰り返しているケースもあれば、惰性・退屈する同じことのような少しネガティブな意味で使われるのも英語でも似た感覚があります。
ネイティブスピーカーに意見を聞きながら使い方を例文にまとめてみました。発音は以下の音声ファイルを参考にしてください。
routine【ruːtíːn】
ありふれた、習慣になっている
形容詞で使う場合は「決まった、ありふれた、特別な要素のない、習慣になっている」などの意味になります。「ordinary」と言い換えてもいいかもしれません。
I need surgery but the doctor told me it was a routine operation.
手術を受ける必要があるけど、医者はそれはありふれた手術だと教えてくれた。
The government was conducting a routine health inspection of the restaurant.
政府は飲食店に対して慣例となっている保健衛生調査を実施していた。
いろんな言葉と組み合わさり「routine work」では毎日絶対にやるような仕事を指します。「routine patrol」で定例のパトロールなどを意味し事件があったからではなく、定期巡回といった意味になります。「routine maintenance」なら定期点検みたいな意味になります。
繰り返されるもの(名詞)
名詞で使った場合は日々の活動、繰り返されるものです。必ずしも否定的な意味ではありませんが、否定的な文章で使われることも多いです。
I’m bored with my daily routine.
日々の繰り返しに退屈している。
My routine at work involves watering all the plants.
私の職場でのルーティンはすべての植物に水をやることがある。
ラグビーの五郎丸選手のポーズが有名になりましたが、イチローの打席でのバットを立てる動作など、アスリートが同じ環境、気持ちにするためにいつも同じ行動をとることもルーティンです。
型通りの演目・ネタ
他にも「演技などの型通りの演目・出し物・話・アクション」といった意味もあります。
My daughter and her friends did a dance routine at school.
娘と友達は学校でダンスルーティンをやった。
She’s practicing a comedy routine for television.
彼女はテレビに向けてコメディのルーティンを練習している。
意味合いとして「こういう動きのダンスをやります」「このネタをやります」と事前にやることが決まっているタイプの演目を指します。
学校でやるようなダンスや漫才のネタなどはルーティンに分類されます。即興でやるネタなどは、このルーティンには該当しません。
比喩的に使う
決められたこと、準備されたもの、いつものこととして比喩的に、ややネガティブな嘘に近い「いつものこと」「またかよ」みたいな意味で使われることがあります。
The president is doing his “no more taxes” routine again.
大統領はまたいつもの「これ以上の増税はない」をやっている。
Don’t give me that old “I’m sorry” routine!
もう古臭い「ごめんなさい」の繰り返しはやめてくれ!